VPNルータやIoTゲートウェイの集中管理を実現FutureNet CMS-1300を発表
管理者はインターネットやVPNを経由してCMS-1300にWebブラウザでアクセスし、簡単なGUIの操作で多数のVPNルータやIoTゲートウェイの稼働状態やコンフィグ、ファームウェアなどを集中管理することができます。
クラウド上で利用可能なVM版CMS-1300(V)(仮称)の提供も計画しています。
CMS-1300は従来製品(FutureNet CMS-1200)の約5倍の機器の管理に対応した他、IPv6やNAT環境での管理にも対応し、様々なネットワーク環境に設置されるVPNルータやIoTゲートウェイの集中管理が可能です。
【主な機能】
コンフィグ管理
・ゼロコンフィグ
・管理対象機器のコンフィグの世代管理
・管理対象機器の一括設定変更
・コンフィグの一括作成
ファームウェア管理
・管理対象機器のファームウェアの表示、一括更新
死活監視
・管理対象機器の死活監視を行い、メール等でアラートを通知
【FutureNet CMS-1300の特長】
●様々なネットワーク環境でリモート管理可能
FutureNet CMS-1300は、HTTPSもしくはNetconfover SSH call home(予定)を利用してVPNルータ(FutureNet NXRシリーズ)、IoTゲートウェイ(FutureNet MAシリーズ、FutureNet ASシリーズ)を管理します。IPv6やキャリアグレードNAT等のネットワーク環境でリモート管理が可能です。
●強力なリモート管理機能
CMS-1300は以下のようなリモート管理機能を備えます。
1:設定管理管理対象機器のコンフィグの取得、配信、一括コンフィグ作成機能
2:ファームウェア管理管理対象機器のファームウェアバージョンの表示、一括更新
3:状態管理管理対象機器のインターフェース等の状態、ログ情報の表示
4:死活監視管理対象機器やその配下のネットワークの死活監視とアラート通知
管理者はデータセンター等に設置したCMS-1300のWeb画面を通して上記の機能を利用できます。多数の機器を導入する際は設定管理機能を利用して、事前のコンフィグの投入作業を大幅に簡略化できます。また運用フェーズでも機器の追加やファームウェアの更新等を自動化できるため、確実に作業が行えます。障害時にはアラート通知に加え、Web画面から管理対象機器の状態を確認できます。
●充実した運用機能
CMS-1300は管理対象となる機器を効率よく運用するために下記の機能を備えます。
・管理対象機器の情報取得:管理対象機器のインターフェース状態やコンフィグ、LTE等のモバイル状態等を取得、表示できます。
・イベントログの表示:ユーザ操作や管理対象機器で発生したイベントをリアルタイムに表示できます。ログの検索やダウンロードも可能です。
・簡易ログサーバ機能:管理対象機器側のスケジュール機能で管理対象機器がsyslogをコピーして、CMS-1300に保存できます。これにより、機器が再起動しても再起動前のsyslogをある程度確認できるようになります。
・死活監視:管理対象機器のセッション状態や接続状態を監視し、セッション断を検知した場合にアラート通知を行います。
・モニタ機能:(予定)管理対象機器のトラフィックデータ、CPU使用率、メモリ使用率、モバイル電波状況等をグラフデータにして参照します。また、このモニタ情報をレポートにしてダウンロードできます。
●ASP型のサービスを可能にするマルチテナント機能
CMS-1300は管理対象機器をテナントと呼ぶ単位で管理するマルチテナントに対応しています。各テナントにはそれぞれ異なるユーザアカウント(一般ユーザ)を発行し、これにより各テナントへのアクセスをコントロールします。管理できる機器をそのテナントに属する機器だけに限定できるため、システムインテグレーター様にとっては複数企業様をCMS-1300 1台で収容し、企業様毎にアカウントを発行することでクラウド型ASP環境の構築ができます。クライアント企業様はWebブラウザだけあれば機器のリモート管理が実現できます。
<最大接続数>
・1システムテナント数:30
・1システム監視対象機器:10,000台
【価格、販売等】
価格:オープンプライス
販売開始:2020年7月中旬販売開始予定
