リアルな動作のシミュレーションを提供し、物体の動作が望まれるテストに耐えることを信頼性高く評価する、テスト機器・シミュレーターへの応用には、高精度でリアルタイムの位置測定が要求されます。このような理由から、MTSセンサーテクノロジー株式会社（所在地:東京都町田市）のTemposonics(R) 磁歪式リニアスケールは、高速サンプリングレートやダイナミックコントロールに必要なアプリケーション向けの高品質な計測を行うために開発されました。

■最高10 kHzのサンプリングレート
MTS直線変位センサーは、周波数依存の振幅位相シフトなしに、アブソリュート位置計測を提供します。高品質な信号は、10kHzのサンプリングレートで計測値が提供されます。(ストローク関係なく)
MTS磁歪式リニア変位センサーは、外付けの変換機なしに、ダイレクトにアナログ、デジタルのインターフェースに接続できます。 Temposonics(R) R-シリーズ SSI（Synchronous Serial Interface ) 出力は、速度抽出や加速値を提供するためにコントローラークロックサイクルにより、全て同期化させたダイナミックコントロールシステムに最適なソリューションを提供します。

■精密で干渉に強い
MTSリニア変位センサーは、非常に卓越した性能 0.5μmの分解能を最大20mまでのストロークで提供します。直線性は、0.01％ F.S.以下で、直線性補正オプションを使うことにより、3〜10倍直線性を高めることができます。
高いEMC特性と耐振動、耐衝撃性能は信頼性の高い計測を確かにします。最大30 Gavの耐振動性能を満たすために設計されたTemposonics(R)は、パンチング・ニブリングマシン等のタフなアプリケーションでも採用されています。
マイナス40度〜125度の幅広い動作温度範囲は、劣悪な環境下でも高精度を提供します。

■リアルタイム計測の応用
Temposonics(R) リニア変位センサーのアドバンテージは、特に高加速を伴うダイナミックなアプリケーション、例えば、リニアモーターや油圧駆動テストマシンに明るいことです。

■採用事例:
● ローラーシャーシダイナモメーター
● 性能試験機
● 部品試験機
● エンジンテストベンチ
● ブレーキ試験機
● トランスミッション試験機 など

■コンパクト設計
磁歪式リニア変位センサーTemposonics(R) Rシリーズは、狭いスペースで使用されることを想定し、様々な種類のセンサー形状を用意しています。ヘッド分離型のRD4は、センシングロッドが、電気回路部と完全に分離しているため、取り付ける空間のないタイトなスペースでも容易に設置することが可能です。そのため、これらのコンパクトなリニアスケールは、限られたスペースもしくは、既存装置の改良にも取り付けることを可能とします。

-----------------------------------------
この記事に対するお問い合わせ先：
エムティエスセンサーテクノロジー株式会社
東京都町田市相原町737　
TEL：042-775-3838　
Email: info@mtssensor.co.jp
Web: http://www.mtssensor.co.jp/
-----------------------------------------