ワイヤ・ハーネス製造コスト削減を実現するCapitalに新製品の追加を発表
2011/11/16
シーメンスEDAジャパン株式会社
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、ワイヤ・ハーネス・メーカーの製造コスト削減に寄与するCapital Harness MPMを発表しました。製造プロセスを管理するCapital Harness MPMにより、製造能力を考慮してハーネス設計を体系的にモデル化し、構造的なBOM(部品表)データを作成できます。作成されたデータは主としてERP(Enterprise Resource Management)システムで使用されます。Capital Harness MPMは、自動車業界、航空宇宙業界、軍事業界向けの強力な電装システムおよびワイヤ・ハーネス設計環境であるCapitalツール製品群の一部です。Capital Harness MPMの登場によって、Capitalの「定義(企画)−設計−製造−保守」フローに新たに重要な製造エンジニアリング機能が加わりました。
ワイヤ・ハーネス製造のロジスティックスには課題が多く、とりわけ、頻繁に設計が変更され、コンフィギュレーションが複雑な場合は、最適化が困難な多段階プロセスになります。工場での製造能力を加味してハーネス設計を分析することで、ハーネスおよび部分組立品をどういった形で、どこで、どのように作るべきかを判断できます。最適な製造パターンを設計に正しく反映できるため、製造コストの削減が可能になります。Capital Harness MPMではまた、複数の異なるハーネス設計に共通利用できる部分組立品を識別できるので、在庫と陳腐化にかかるコストをぎりぎりまで抑えるとともに、スケールメリットも実現します。これにより導入される自動化プロセスは、製造エンジニアリングのミス、不具合やサイクルタイムの最小化、従業員研修費用の削減にも効果的です。
Wire Harness Manufacturers Association(WHMA)の会長、Lyle Fahning氏は次のように語っています。「費用対効果の優れた設計は、この業界の顧客ニーズに応える上でも、WHMA会員企業であるハーネス・メーカーが利益を追求していく上でも欠かせません。しかし、設計製造コストを最適化する適切なツールを活用せず、手動による個別対応で凌いでいる場面が多すぎます。メンター・グラフィックスは、重要なこの製品開発プロセスを支援するためのアプリケーションを開発するノウハウを持つ数少ない世界的なソフトウェア・ベンダです。会員企業が設計、製造能力、コスト関連の問題をより効果的に把握できるテクノロジは、業界全体に大きく貢献するでしょう。」
技術的な側面に目を向けると、Capital Harness MPMはワイヤ・ハーネス領域向けに特別に開発された推論エンジンを採用しています。この推論エンジンにより、ハーネス設計プロセスが高度に分解され、製造能力に応じて階層化された各組立手順に割り当てられます。広範なルールベースの手法を使用して製造IPを柔軟かつ安全に管理できるので、(例えば)製造用機材をカスタマイズすることなども可能です。Capital Harness MPMは、メンター・グラフィックスのCapital HarnessXC、Capital ModularXC、VeSys Harnessで作成したデータを解析できます。
「Capitalには既に、定義、設計、製造、保守を網羅した電装設計の製品群が含まれています。商業的に影響の大きい課題に対処し、Capitalフローがもたらすデジタル連続性をさらに広げ、多くの顧客が抱える難題を解決するツールとしてCapital Harness MPMの開発は当然のことでした。」メンター・グラフィックス、Integrated Electrical Systems Division、General Manager、Martin O’Brienは、上記のように語っています。
ワイヤ・ハーネス製造のロジスティックスには課題が多く、とりわけ、頻繁に設計が変更され、コンフィギュレーションが複雑な場合は、最適化が困難な多段階プロセスになります。工場での製造能力を加味してハーネス設計を分析することで、ハーネスおよび部分組立品をどういった形で、どこで、どのように作るべきかを判断できます。最適な製造パターンを設計に正しく反映できるため、製造コストの削減が可能になります。Capital Harness MPMではまた、複数の異なるハーネス設計に共通利用できる部分組立品を識別できるので、在庫と陳腐化にかかるコストをぎりぎりまで抑えるとともに、スケールメリットも実現します。これにより導入される自動化プロセスは、製造エンジニアリングのミス、不具合やサイクルタイムの最小化、従業員研修費用の削減にも効果的です。
Wire Harness Manufacturers Association(WHMA)の会長、Lyle Fahning氏は次のように語っています。「費用対効果の優れた設計は、この業界の顧客ニーズに応える上でも、WHMA会員企業であるハーネス・メーカーが利益を追求していく上でも欠かせません。しかし、設計製造コストを最適化する適切なツールを活用せず、手動による個別対応で凌いでいる場面が多すぎます。メンター・グラフィックスは、重要なこの製品開発プロセスを支援するためのアプリケーションを開発するノウハウを持つ数少ない世界的なソフトウェア・ベンダです。会員企業が設計、製造能力、コスト関連の問題をより効果的に把握できるテクノロジは、業界全体に大きく貢献するでしょう。」
技術的な側面に目を向けると、Capital Harness MPMはワイヤ・ハーネス領域向けに特別に開発された推論エンジンを採用しています。この推論エンジンにより、ハーネス設計プロセスが高度に分解され、製造能力に応じて階層化された各組立手順に割り当てられます。広範なルールベースの手法を使用して製造IPを柔軟かつ安全に管理できるので、(例えば)製造用機材をカスタマイズすることなども可能です。Capital Harness MPMは、メンター・グラフィックスのCapital HarnessXC、Capital ModularXC、VeSys Harnessで作成したデータを解析できます。
「Capitalには既に、定義、設計、製造、保守を網羅した電装設計の製品群が含まれています。商業的に影響の大きい課題に対処し、Capitalフローがもたらすデジタル連続性をさらに広げ、多くの顧客が抱える難題を解決するツールとしてCapital Harness MPMの開発は当然のことでした。」メンター・グラフィックス、Integrated Electrical Systems Division、General Manager、Martin O’Brienは、上記のように語っています。