メンター・グラフィックス、BridgePoint UMLエディタをオープンソース化
2012/04/17
シーメンスEDAジャパン株式会社
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、同社の強力なxtUML(eXecutable and Translatable UML: 実行可能変換可能UML)環境であるBridgePoint™のフロントエンドUMLエディタをオープンソース化すると発表しました。この決定は、システム設計コミュニティが包括的なUML編集機能に幅広くアクセスできるようにすることで、強力な実行可能/変換可能なモデル駆動型開発を推進することを目的としています。
UML入力は、モデル駆動型開発フローの出発点と言えます。このモデル駆動型開発フロー適用により、企業は、設計意図の把握や要件確認、分野や組織の枠を超えたデータ通信/管理、IPの再利用、さらには下流の実装工程を劇的に改善できるようになります。
BridgePointは、Eclipseをベースとした高度なxtUML環境として実績があります。xtUMLは標準UMLを拡張したものであり、UMLを下流の実装言語であるCやC++、SystemCなどへ変換するとともに、UMLモデルをモデルのまま実行しその動作を検証できます。また、IP-XACTやAUTOSARなどのインタフェース規格にも対応しています。BridgePointは、UMLエディタ、実行機能をシミュレーションする検証モジュール、変換機能を提供するモデル・コンパイラのセットで構成されています。メンター・グラフィックスは、BridgePointのUMLエディタ部分をオープンソース化することで、ユーザ開発のモデル・コンパイラを使用して拡張できる完全なモデル駆動型開発フローへのアクセスを無償で提供します。BridgePointの検証モジュールおよびオープンソース化するUMLエディタにプラグイン可能な現行の商用モデル・コンパイラは、引き続きメンター・グラフィックスの商用製品として提供されます。
メンター・グラフィックスのBridgePoint開発チームは、オープンソース・コミュニティに参加し、機能提供と共に実行可能/変換可能なUMLに関する知識移転の効率化を進めていきます。顧客にその使用を推奨しているさまざまなBridgePointのコンポーネントの開発には、BridgePointが使用されています。そのため、オープンソース化されるコードには、xtUMLメタモデル、BridgePointのxtUMLモデル、Eclipse環境へのインタフェースとなるJavaソースが含まれます。
BridgePoint xtUMLツールの基礎を成すモデリング手法の発案者であるStephen Mellor氏は、メンター・グラフィックスの今回の決定を歓迎し、次のように語っています。「オープンソース化により、モデリングツールの導入障壁はすでに低くなっています。今回、BridgePointがオープンソース化されることで、そのメリットがxtUMLユーザにまで広がると同時に、メンター・グラフィックスのモデル・コンパイラと検証ツールに蓄積された多くのノウハウを、引き続き享受することができます。」
「BridgePointがオープンソースのエディタとして利用可能になることで、業界は、静的なUMLダイアグラムと紙ベースの処理から実行可能モデル駆動型開発フローへと移行します。オープンソース化されるBridgePointのUMLエディタは、UMLのトレーナーや教育担当者の『デファクト・スタンダード』となるでしょう。」メンター・グラフィックス、System Level Engineering Division、Vice President and General Manager、Serge Leefは、上記のように述べています。
NPO法人 SESSAME(組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会)理事、二上 貴夫氏は、「私たちのコミュニティでは、xtUMLへの関心が高まっています。今回のBridgePointオープンソース化は、高精度の設計や効率的なコード生成ソリューションを必要とするプロジェクトでの使用を拡大する非常にタイムリーな判断だと思います。」と、語っています。
BridgePoint UMLエディタでは、ユーザが各自のモデリング・プロセスを最大限サポートするようにエディタをカスタマイズできることから、オープンソース化に取り組む人たちによって、まったく新しい方向へと進化していくでしょう。また企業にとっては、モデルを表示して編集する社内の多数のユーザが、無償でモデルにアクセスできるというメリットがあります。
BridgePointのテクノロジは、2012年7月3日から7日の日程でサンフランシスコにて開催される「49th Design Automation Conference(DAC 2012)」でも紹介されます。
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソリューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品およびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフトウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。
Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
UML入力は、モデル駆動型開発フローの出発点と言えます。このモデル駆動型開発フロー適用により、企業は、設計意図の把握や要件確認、分野や組織の枠を超えたデータ通信/管理、IPの再利用、さらには下流の実装工程を劇的に改善できるようになります。
BridgePointは、Eclipseをベースとした高度なxtUML環境として実績があります。xtUMLは標準UMLを拡張したものであり、UMLを下流の実装言語であるCやC++、SystemCなどへ変換するとともに、UMLモデルをモデルのまま実行しその動作を検証できます。また、IP-XACTやAUTOSARなどのインタフェース規格にも対応しています。BridgePointは、UMLエディタ、実行機能をシミュレーションする検証モジュール、変換機能を提供するモデル・コンパイラのセットで構成されています。メンター・グラフィックスは、BridgePointのUMLエディタ部分をオープンソース化することで、ユーザ開発のモデル・コンパイラを使用して拡張できる完全なモデル駆動型開発フローへのアクセスを無償で提供します。BridgePointの検証モジュールおよびオープンソース化するUMLエディタにプラグイン可能な現行の商用モデル・コンパイラは、引き続きメンター・グラフィックスの商用製品として提供されます。
メンター・グラフィックスのBridgePoint開発チームは、オープンソース・コミュニティに参加し、機能提供と共に実行可能/変換可能なUMLに関する知識移転の効率化を進めていきます。顧客にその使用を推奨しているさまざまなBridgePointのコンポーネントの開発には、BridgePointが使用されています。そのため、オープンソース化されるコードには、xtUMLメタモデル、BridgePointのxtUMLモデル、Eclipse環境へのインタフェースとなるJavaソースが含まれます。
BridgePoint xtUMLツールの基礎を成すモデリング手法の発案者であるStephen Mellor氏は、メンター・グラフィックスの今回の決定を歓迎し、次のように語っています。「オープンソース化により、モデリングツールの導入障壁はすでに低くなっています。今回、BridgePointがオープンソース化されることで、そのメリットがxtUMLユーザにまで広がると同時に、メンター・グラフィックスのモデル・コンパイラと検証ツールに蓄積された多くのノウハウを、引き続き享受することができます。」
「BridgePointがオープンソースのエディタとして利用可能になることで、業界は、静的なUMLダイアグラムと紙ベースの処理から実行可能モデル駆動型開発フローへと移行します。オープンソース化されるBridgePointのUMLエディタは、UMLのトレーナーや教育担当者の『デファクト・スタンダード』となるでしょう。」メンター・グラフィックス、System Level Engineering Division、Vice President and General Manager、Serge Leefは、上記のように述べています。
NPO法人 SESSAME(組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会)理事、二上 貴夫氏は、「私たちのコミュニティでは、xtUMLへの関心が高まっています。今回のBridgePointオープンソース化は、高精度の設計や効率的なコード生成ソリューションを必要とするプロジェクトでの使用を拡大する非常にタイムリーな判断だと思います。」と、語っています。
BridgePoint UMLエディタでは、ユーザが各自のモデリング・プロセスを最大限サポートするようにエディタをカスタマイズできることから、オープンソース化に取り組む人たちによって、まったく新しい方向へと進化していくでしょう。また企業にとっては、モデルを表示して編集する社内の多数のユーザが、無償でモデルにアクセスできるというメリットがあります。
BridgePointのテクノロジは、2012年7月3日から7日の日程でサンフランシスコにて開催される「49th Design Automation Conference(DAC 2012)」でも紹介されます。
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソリューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品およびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフトウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。
Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。