電力エネルギー産業向けに先進的な気液二相流の熱流体シミュレーションに対応する「Flowmaster」を発表
2012/06/14
シーメンスEDAジャパン株式会社
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、電力エネルギーのシステムレベルにおける熱流体解析シミュレーションを実現するFlowmaster®を発表しました。新バージョンのFlowmasterは、蒸気生成時の液体から気体、そして蒸気利用後の気体から液体という相変化をモデル化する、気液二相流解析ソリューションを提供します。この新機能は、発電市場にとって理想的であり、業界のモデル要件を厳格に遵守するために開発しなければならない特有のコンポーネントを正確に記述し、より迅速で高精度な解析を実現します。
新機能となる気液二相流シミュレーションは、Flowmasterの「Rigorous Energy Balance Solver」に基づき、Flowmasterの既存世代に装備されている拡張流体プロパティならびにソルバ・フレームワークのメリットをそのまま活かしています。両テクノロジを組み合わせることにより、蒸気プロセスと液体プロセスの両方で発生する相変化のモデル化の実現を果たしました。蒸気と液体では方向、温度、圧力の流動パターンが著しく異なっており、それぞれの流動パターンは圧力低下および熱伝達に影響を及ぼします。新バージョンのFlowmasterは、個々の流動パターンを認識し、正確にモデル化します。気液二相流の物理的性質は複雑で予測が困難ですが、広範な調査研究の末、メンター・グラフィックスは正確なシミュレーション・モデルを実現する最も重要な相関性を突き止め、これの製品化に成功しました。
「EnginSoft Franceは、フランス市場における代理店として2009年からFlowmasterを取り扱っており、長年にわたってパートナー関係を築いてきました。メンター・グラフィックスから提供される電力エネルギーに対応する新バージョンのFlowmasterは、今日の気体および液体ベースの解析に大きな進歩をもたらすもので、市場が首を長くして待ち望んでいた新製品です。EnginSoft Franceの顧客に披露することを楽しみにしています。」EnginSoft France、President、Marie Cristine Oghly氏は、以上のように述べています。
「最新のFlowmasterは、二相流体フローに関する複雑な設計要件を満たします。正確なシミュレーションを実行してフローのパターンを特定することが非常に困難だったことは過去のものになります。メンター・グラフィックスは今後も、電力およびエネルギー分野における重要な革新技術の設計と検証を進化させるため、熱解析テクノロジに技術力を結集し、大切な顧客の要望に応えていきます。」とメンター・グラフィックス、Mechanical Analysis Division、General Manager、Erich Buergelは、上記のように述べています。
【市場固有の要件をサポート】
新バージョンのFlowmasterは、発電シミュレーションに理想的で、発電所(例えば、石炭火力発電所、ボイラー/蒸気発生器、蒸気タービン、冷却塔、蒸気トラップ)、太陽エネルギー、自動車(ゼロ流量の熱伝達、高度な熱交換器)に特有の熱流体要件を満たすことができます。
(1)電力およびエネルギー産業: 新バージョンのFlowmasterは、完全な気体/液体ランキン・サイクルのシミュレーション機能を搭載、化石燃料と太陽光発電市場に対応。加えて、ボイラー、蒸気タービン、復水器といった業界固有コンポーネントを組み合わせ、ユーザは単独のシミュレーション・ツールを使って発電所全体の流体システムのモデル化が可能。沸騰、凝縮、フラッシング、減温といった発電所エンジニアにとって決定的に重要な、複雑な現象すべてを的確にシミュレーション可能
(2)自動車産業: ゼロ流量の熱伝達をシミュレーションする新機能は、エンジンの暖機プロセス中に冷却液の流量がゼロの場合、急速な加熱冷却の制御方法をモデル化可能
【ソルバライセンスの採用とMATLABサポートの重要性】
新バージョンのFlowmasterはソルバライセンスを採用しており、GUIを利用しない事前構築済みのネットワークを解析するためのフル・ライセンスをユーザに供与しています。マイクロソフトのWindows 7 Enterpriseに対応したスケーラブルなシミュレーション・プラットフォーム上で、複数ドメインにまたがる複合的なシミュレーション・コードを組み合わせ、システムのさまざまな特性をモデル化する作業も含めて、Windows 7 Enterprise導入作業の一環としてライセンスを利用することも可能です。例えば自動車関連企業が、MathWorksのMATLABを、Flowmaster Solverと併用して、共有データベースからネットワークにアクセスし、アプリケーションから独立したインタフェースを使用してデータ交換することも可能です。ソルバライセンスはこの他にも、バッチ処理シミュレーションの無人操作の問題を解決するための、パラメータ検証にも利用できます。
新バージョンのFlowmasterは、MATLAB用の拡張インタフェースを搭載しており、Simulinkと組み合わせ、Flowmaster Component Object Model Functionsスイートを利用したコンカレントなシミュレーションの実行が可能です。Flowmasterは今夏から入手可能で、Windows 7の64-bit版およびWindows 7 Enterpriseをサポートする予定です。Flowmasterについて詳しくは、www.flowmaster.comをご覧ください。
新機能となる気液二相流シミュレーションは、Flowmasterの「Rigorous Energy Balance Solver」に基づき、Flowmasterの既存世代に装備されている拡張流体プロパティならびにソルバ・フレームワークのメリットをそのまま活かしています。両テクノロジを組み合わせることにより、蒸気プロセスと液体プロセスの両方で発生する相変化のモデル化の実現を果たしました。蒸気と液体では方向、温度、圧力の流動パターンが著しく異なっており、それぞれの流動パターンは圧力低下および熱伝達に影響を及ぼします。新バージョンのFlowmasterは、個々の流動パターンを認識し、正確にモデル化します。気液二相流の物理的性質は複雑で予測が困難ですが、広範な調査研究の末、メンター・グラフィックスは正確なシミュレーション・モデルを実現する最も重要な相関性を突き止め、これの製品化に成功しました。
「EnginSoft Franceは、フランス市場における代理店として2009年からFlowmasterを取り扱っており、長年にわたってパートナー関係を築いてきました。メンター・グラフィックスから提供される電力エネルギーに対応する新バージョンのFlowmasterは、今日の気体および液体ベースの解析に大きな進歩をもたらすもので、市場が首を長くして待ち望んでいた新製品です。EnginSoft Franceの顧客に披露することを楽しみにしています。」EnginSoft France、President、Marie Cristine Oghly氏は、以上のように述べています。
「最新のFlowmasterは、二相流体フローに関する複雑な設計要件を満たします。正確なシミュレーションを実行してフローのパターンを特定することが非常に困難だったことは過去のものになります。メンター・グラフィックスは今後も、電力およびエネルギー分野における重要な革新技術の設計と検証を進化させるため、熱解析テクノロジに技術力を結集し、大切な顧客の要望に応えていきます。」とメンター・グラフィックス、Mechanical Analysis Division、General Manager、Erich Buergelは、上記のように述べています。
【市場固有の要件をサポート】
新バージョンのFlowmasterは、発電シミュレーションに理想的で、発電所(例えば、石炭火力発電所、ボイラー/蒸気発生器、蒸気タービン、冷却塔、蒸気トラップ)、太陽エネルギー、自動車(ゼロ流量の熱伝達、高度な熱交換器)に特有の熱流体要件を満たすことができます。
(1)電力およびエネルギー産業: 新バージョンのFlowmasterは、完全な気体/液体ランキン・サイクルのシミュレーション機能を搭載、化石燃料と太陽光発電市場に対応。加えて、ボイラー、蒸気タービン、復水器といった業界固有コンポーネントを組み合わせ、ユーザは単独のシミュレーション・ツールを使って発電所全体の流体システムのモデル化が可能。沸騰、凝縮、フラッシング、減温といった発電所エンジニアにとって決定的に重要な、複雑な現象すべてを的確にシミュレーション可能
(2)自動車産業: ゼロ流量の熱伝達をシミュレーションする新機能は、エンジンの暖機プロセス中に冷却液の流量がゼロの場合、急速な加熱冷却の制御方法をモデル化可能
【ソルバライセンスの採用とMATLABサポートの重要性】
新バージョンのFlowmasterはソルバライセンスを採用しており、GUIを利用しない事前構築済みのネットワークを解析するためのフル・ライセンスをユーザに供与しています。マイクロソフトのWindows 7 Enterpriseに対応したスケーラブルなシミュレーション・プラットフォーム上で、複数ドメインにまたがる複合的なシミュレーション・コードを組み合わせ、システムのさまざまな特性をモデル化する作業も含めて、Windows 7 Enterprise導入作業の一環としてライセンスを利用することも可能です。例えば自動車関連企業が、MathWorksのMATLABを、Flowmaster Solverと併用して、共有データベースからネットワークにアクセスし、アプリケーションから独立したインタフェースを使用してデータ交換することも可能です。ソルバライセンスはこの他にも、バッチ処理シミュレーションの無人操作の問題を解決するための、パラメータ検証にも利用できます。
新バージョンのFlowmasterは、MATLAB用の拡張インタフェースを搭載しており、Simulinkと組み合わせ、Flowmaster Component Object Model Functionsスイートを利用したコンカレントなシミュレーションの実行が可能です。Flowmasterは今夏から入手可能で、Windows 7の64-bit版およびWindows 7 Enterpriseをサポートする予定です。Flowmasterについて詳しくは、www.flowmaster.comをご覧ください。