ローデ・シュワルツがオシロスコープの製品ラインナップを拡張、デジタル・オシロスコープ R&S RTOシリーズに600MHzモデルを新たに追加
2011/08/01
ローデ・シュワルツ・ジャパン(株)
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:笠井伸啓)は、2011年8月1 日から、600 MHzデジタル・オシロスコープR&S RTO1002/1004の2モデルの販売を開始します。R&S RTOシリーズの製品ラインナップに600MHz帯域の2チャンネルおよび4チャンネル・モデルを追加投入することで、幅広い顧客層にローデ・シュワルツのオシロスコープをご使用いただけるようになります。R&S RTOオシロスコープは、クラス最速レベルの1秒間に100万回の波形更新レートを誇り、稀にしか発生しない不具合信号も確実に捕捉し画面に表示できます。また、クラスで唯一の1mVレンジをハードウェアで搭載しており、微小なノイズも正確に評価することが可能です。さらに、デジタル・トリガ・システムを搭載することで、トリガ・ジッタが最小限に抑えられ、不具合信号を確実に捕捉します。また、既存のRTOで好評を頂いている、タッチスクリーンを使用したスマートフォン感覚のユーザ・インタフェースを搭載し、複雑な測定においても快適な操作性をご提供します。このように、従来からの機能をそのままに、測定帯域を落とす事により、ハイスペックな製品をリーズナブルな価格でご提供できるようになりました。
なお、今回発表の「R&S RTOシリーズ」は、以下の2モデルとなります。
R&S RTO1002:600 MHz、2CH
R&S RTO1004:600 MHz、4CH
<クラス最速レベル 1秒間に100万回の波形更新レート>
•従来のオシロスコープでは、波形取り込みサイクルのわずか0.5%しか実際の信号を捕捉できていません。残りの時間のほとんどは、信号処理、メモリへの書き込み、画面表示などに費やされるため、その間に発生した不具合信号を捕捉することはできません。こうした問題に対応するために、弊社では波形更新レートを20倍も高速化することで、波形取り込みサイクルを10%にまで向上させました。これは、特別に開発したASICを使用し、リアルタイム処理速度の飛躍的な向上を実現したためです。この結果、新型オシロスコープは、クラス最速レベルの1秒間に100万回の波形更新レートを達成しています。こうした高速な波形更新レートであっても、すべての設定やオプション、そして解析機能は測定速度を落とすことなく使用することが可能です。回路設計における不具合発見確率を大幅に向上するため、開発サイクルが短縮されるだけでなく、製品評価においても同じ時間でより多くの測定が可能になり、品質の向上にも貢献します。
<デジタル・トリガ・システム>
•トリガ・システムにおいても、全く新しいアプローチで製品開発を行っています。従来のアナログ・トリガ・システムでは、アナログ信号のトリガ経路と、デジタル信号の捕捉経路の間に発生する時間や振幅のオフセットの調整に苦労していました。こうした測定上の制限が測定確度にも影響します。新型オシロスコープに搭載されたデジタル・トリガ・アーキテクチャにより、トリガ信号とデジタル信号の経路やタイム・ベースが全く同じになります。この結果、究極の低トリガ・ジッタを実現し、信号に対して正確にトリガを設定することができるようになります。さらに、デジタル・トリガはトリガ・イベントが発生した直後にトリガのリアーム動作に移ることができます。このため、アナログ・トリガで問題となっているリアーム動作の遅延を取り除くことができ、不具合信号を見逃すことがありません。
<シングルコア8ビットA/Dコンバータ>
•測定信号品質へのこだわりは、例えば製造ラインにおけるパス/フェイル試験や、シリアル・インタフェースなどの信号を規格に基づいて評価するような場合においては非常に重要になります。本来はパスである信号が、オシロスコープのノイズによりフェイルしてしまう、あるいは規格通りの信号が出力されれているにも関わらず、測定結果が規格外と測定されてしまうなどの問題が生じる可能性があります。
弊社のR&S RTOシリーズに搭載されているシングルコアのA/Dコンバータは信号品質を向上させ、高確度な測定の実現に貢献しています。このA/Dコンバータは、サンプリング速度として10G(ギガ)サンプル/秒を実現しています。従来、こうした高速なサンプリング速度は、複数の低速A/Dコンバータを、時間をずらして並列で動作させることで実現しています。しかしながら、複数のA/Dコンバータ間の時間差は、信号のミスマッチなどの影響により必ずしも一定でないため、測定値に誤差が生じます。これに対して、弊社のシングルコア8ビットA/Dコンバータは、有効ビット数が7ビット以上あり、信号品質の向上に大きく貢献しています。
<使い勝手の良いユーザ・インタフェース>
•弊社のオシロスコープは、タッチスクリーンを採用することで操作性を向上させています。さらに、半透明なダイアログ・ボックス、移動可能な測定ウィンドウ、任意に設定可能なツール・バー、そして測定波形をモニタするプレビュー・アイコンなど、使い勝手を向上させるための機能が数多く搭載されており、複雑な試験や測定を簡単かつ効率的に行うことができます。
<アクティブおよびパッシブ・プローブ>
•弊社からは、アクティブおよびパッシブ・プローブも合わせて提供します。アクティブ・プローブは、卓越した測定性能を実現しているだけでなく、2つの新機能を搭載しています。1つはマイクロ・ボタンです。オシロスコープの機能を登録することで、プローブからオシロスコープを直接コントロールできるようになります。もう1つの機能は、ProbeMeter機能です。これは、プローブに内蔵された高確度DCボルト・メータで、供給電圧や測定点における電圧レベルを、オシロスコープの設定とは無関係に正確かつ素早く測定することができる機能です。
なお、今回発表の「R&S RTOシリーズ」は、以下の2モデルとなります。
R&S RTO1002:600 MHz、2CH
R&S RTO1004:600 MHz、4CH
<クラス最速レベル 1秒間に100万回の波形更新レート>
•従来のオシロスコープでは、波形取り込みサイクルのわずか0.5%しか実際の信号を捕捉できていません。残りの時間のほとんどは、信号処理、メモリへの書き込み、画面表示などに費やされるため、その間に発生した不具合信号を捕捉することはできません。こうした問題に対応するために、弊社では波形更新レートを20倍も高速化することで、波形取り込みサイクルを10%にまで向上させました。これは、特別に開発したASICを使用し、リアルタイム処理速度の飛躍的な向上を実現したためです。この結果、新型オシロスコープは、クラス最速レベルの1秒間に100万回の波形更新レートを達成しています。こうした高速な波形更新レートであっても、すべての設定やオプション、そして解析機能は測定速度を落とすことなく使用することが可能です。回路設計における不具合発見確率を大幅に向上するため、開発サイクルが短縮されるだけでなく、製品評価においても同じ時間でより多くの測定が可能になり、品質の向上にも貢献します。
<デジタル・トリガ・システム>
•トリガ・システムにおいても、全く新しいアプローチで製品開発を行っています。従来のアナログ・トリガ・システムでは、アナログ信号のトリガ経路と、デジタル信号の捕捉経路の間に発生する時間や振幅のオフセットの調整に苦労していました。こうした測定上の制限が測定確度にも影響します。新型オシロスコープに搭載されたデジタル・トリガ・アーキテクチャにより、トリガ信号とデジタル信号の経路やタイム・ベースが全く同じになります。この結果、究極の低トリガ・ジッタを実現し、信号に対して正確にトリガを設定することができるようになります。さらに、デジタル・トリガはトリガ・イベントが発生した直後にトリガのリアーム動作に移ることができます。このため、アナログ・トリガで問題となっているリアーム動作の遅延を取り除くことができ、不具合信号を見逃すことがありません。
<シングルコア8ビットA/Dコンバータ>
•測定信号品質へのこだわりは、例えば製造ラインにおけるパス/フェイル試験や、シリアル・インタフェースなどの信号を規格に基づいて評価するような場合においては非常に重要になります。本来はパスである信号が、オシロスコープのノイズによりフェイルしてしまう、あるいは規格通りの信号が出力されれているにも関わらず、測定結果が規格外と測定されてしまうなどの問題が生じる可能性があります。
弊社のR&S RTOシリーズに搭載されているシングルコアのA/Dコンバータは信号品質を向上させ、高確度な測定の実現に貢献しています。このA/Dコンバータは、サンプリング速度として10G(ギガ)サンプル/秒を実現しています。従来、こうした高速なサンプリング速度は、複数の低速A/Dコンバータを、時間をずらして並列で動作させることで実現しています。しかしながら、複数のA/Dコンバータ間の時間差は、信号のミスマッチなどの影響により必ずしも一定でないため、測定値に誤差が生じます。これに対して、弊社のシングルコア8ビットA/Dコンバータは、有効ビット数が7ビット以上あり、信号品質の向上に大きく貢献しています。
<使い勝手の良いユーザ・インタフェース>
•弊社のオシロスコープは、タッチスクリーンを採用することで操作性を向上させています。さらに、半透明なダイアログ・ボックス、移動可能な測定ウィンドウ、任意に設定可能なツール・バー、そして測定波形をモニタするプレビュー・アイコンなど、使い勝手を向上させるための機能が数多く搭載されており、複雑な試験や測定を簡単かつ効率的に行うことができます。
<アクティブおよびパッシブ・プローブ>
•弊社からは、アクティブおよびパッシブ・プローブも合わせて提供します。アクティブ・プローブは、卓越した測定性能を実現しているだけでなく、2つの新機能を搭載しています。1つはマイクロ・ボタンです。オシロスコープの機能を登録することで、プローブからオシロスコープを直接コントロールできるようになります。もう1つの機能は、ProbeMeter機能です。これは、プローブに内蔵された高確度DCボルト・メータで、供給電圧や測定点における電圧レベルを、オシロスコープの設定とは無関係に正確かつ素早く測定することができる機能です。
