組込み製品のワイヤレスセキュリティを簡素化
組込み製品のワイヤレスセキュリティを簡素化する
「NET+OS7.4」を発売
Wi-Fi Protected Setupを搭載したソフトウェアプラットフォームの最新版
ディジインターナショナル株式会社(本社・渋谷区、ジョー・ダンズモア代表取締役)は、このたび、組込みネットワークシステム開発向けのロイヤリティフリーのソフトウェアプラットフォームの最新版、「NET+OS 7.4」を発表しました。NET+OS 7.4は、Wi-Fi Protected Setup(WPS)を搭載し、組込み製品におけるセキュリティの設定をシンプルにし、展開を容易にします。WPSは、ワイヤレスネットワークの簡単かつセキュアな設定を実現するためにWi-Fi Allianceによって策定されたもので、ワイヤレスネットワーク向けにWPAとWPA2パラメータを自動設定します。これにより、組込み開発者は Digiの組込みワイヤレスモジュールを採用した組込みワイヤレス製品に、容易にWPS設定を提供することができます。
「WPS を搭載したNET+OSは、ワイヤレス製品をこれまで以上に使いやすくします。WPSはワイヤレスセキュリティを改善し、テクニカルサポートを軽減します。組込みワイヤレス機器におけるWPSの需要は増加しており、当社は、Digiの組込みモジュールを採用したワイヤレス製品のWPS認証をカスタマが行うことをより簡単にします」と、Digi Internationalのグローバルセールス&マーケティング上級副社長のラリー・クラフトは話しています。
WPS は、医療機器での患者情報の保護、あるいは小売やゲーム機器での財務データの移動の保護といった、強固なワイヤレスセキュリティおよび完璧なデータが要求される環境に適しています。NET+OS 7.4は、Digiの組込みモジュールを用いてセキュアな組込みワイヤレス製品を開発するための理想的なソリューションです。また、Digi自身が持つ NET+ARMプロセッサと組込みモジュール向けに特化して設計・最適化された、すぐに使えるソリューションを提供します。WPSに加え、NET+OS 7.4は、Express LogicのThreadXリアルタイムOSのロイヤリティフリーでの配布、Digi ESP、Eclipseベースの統合開発環境、豊富なネットワークおよびセキュリティサービスを同梱しています。
WPSを搭載したNET+OS 7.4 ジャンプスタートキットは、65,800円(税別)。NET+OS 7の初期バージョンのカスタマは無料アップグレードにより入手可能です。詳細は、http://www.digi-intl.co.jp/digi/arm-embedded/softwares/networks.htmlをご参照ください。