マルチキャリアのセルラー管理と分散エッジの 可視化を対応するゼロタッチeSIMを提供開始
セルラーコネクティビティソリューションのリーディンググローバルプロバイダーであるDigi International社 (本社・米国、NASDAQ:DGII)はこのほど、コネクティビティデバイス製品群に包括的なSIM管理機能を提供するSGP.32規格対応eSIMアクセサリを発表しました。商用展開をGSMA SGP.32規格に準拠させることで、Digiは分散型ネットワークにおける相互運用性とライフサイクルガバナンスの基準を示す最初のIoTソリューションプロバイダの一社となります。
グローバルeSIMの採用は加速し続けています。Juniper Researchによると、eSIMを利用するセルラー接続数は、2025年の12億から増加し、2030年には49億に達すると予測されています。さらに、GSMA Intelligenceの調査では、企業の81%がeSIMを自社のIoT戦略に不可欠と捉えていることが示されています。こうした傾向は、進化するインフラ需要に対応して拡張できる、検証済みのオーケストレーションプラットフォームの必要性を示しています。
企業が地域やネットワークを超えて事業を拡大する中で、デバイス、データ、マルチキャリア接続を管理する課題はより大きくなっています。Digiは、グローバル運用で調和できる可視性、ガバナンス、制御の取れた分散ネットワークへの業界の移行を推進し続けています。Digi eSIMは、このモデルにおいて極めて重要な役割を担っており、管理パッケージの一部としてプリインストールされた「ブートストラップ」データプランを活用することで、セルラー接続を利用する顧客に革新的な機能を提供します。
たとえば、次のようなことが可能になります。
・手作業による初期設定を不要とした、セルラーWAN専用デバイスを現場へ迅速な導入
・現地作業なしでのキャリアおよび料金プランの容易な切り替え
・SIMカードで起こりやすい機械的トラブルや盗難リスクの低減
・キャリア障害や通信品質の低下からの迅速な復旧
・キャリア選択の柔軟性を高めながらのコストとパフォーマンスの最適化
「信頼性が高く、管理しやすいコネクティビティは、当社のセルラー通信を利用する顧客にとって、常に重要なニーズとして上位に挙げられています。Digi eSIMアクセサリは、箱から出してすぐに接続できるプリロードされたブートストラッププロファイルを用いて、キャリアに依存しないシンプルなコネクティビティ管理をサポートし、eSIMが持つ価値を実現するすべての機能を提供します。」と、Digi Internationalの製品管理担当副社長であるランドン・リースは述べています。
Digi eSIMは、Digi Remote Managerを通じて一元管理をサポートし、ゼロタッチプロビジョニングによりDigi EX、IX、TXルータの機能を拡張します。堅牢な2FFの、3-in-1 SIMカードとして提供され、最大8つのプロファイルとリモートでのキャリア切り替えに対応するこのアクセサリは、コスト最適化、レジリエンス、セキュリティ、そしてライフサイクル管理の簡素化を実現します。特に車両・機器管理、小売、重要インフラの環境で効果を発揮します。
今回の発表は、DigiがMobile World Congress 2026に向けて展開する広範なコミュニケーション戦略の一環であり、同イベントではeSIM管理における継続的なイノベーションを紹介する予定です。
この新たなeSIMアクセサリは、顧客のグローバルな IoT展開を簡素化し、レジリエントで将来を見据えたコネクティビティ戦略の構築を支援するというDigiの姿勢を示すものです。ゼロタッチeSIMワークフローと統合オーケストレーション機能を提供することで、Digi は企業が自信を持ってスケールし、接続エコシステム全体で新たな運用効率を引き出せるよう支援し続けています。
Digi eSIMソリューションと分散IoT管理およびマルチキャリア接続の強化方法の詳細については、www.digi.com/esimをご覧ください。




















