Digi InternationalがParticle社を買収
Digi International Inc.(以下「Digi」)(Nasdaq:DGII)は、ビジネスおよびミッションクリティカルなInternet of Things(IoT)製品、サービス、ソリューションを提供するグローバルプロバイダーとして、本日、インテリジェントデバイス向けのエッジ・ツー・クラウド型アプリケーションインフラを提供するリーディングプロバイダーであるParticle Industries, Inc.(以下「Particle」)の買収を発表しました。
Particleはサブスクリプションモデルを通じて、導入が容易なインテリジェントなコネクテッド製品を大規模に展開し、企業が顧客価値を提供できるようにします。
本買収により、DigiのOEMソリューションにおける製品提供の能力を変革するとともに、DigiのIoT製品・サービスセグメントにおける経常収益を大幅に向上させます。
Particleは、DigiのIoT製品・サービスセグメントにおけるOEMソリューション部門に統合されます。Particleは現在、サブスクリプションベースの販売モデルにより約2,000万ドルのARRを計上しており、ARRは年率二桁成長を続けています。
これは、Annual Recurring Revenue(ARR/年間経常収益)を拡大させるDigiの戦略を大きく前進させるものです。
2025年9月30日に終了した会計四半期末時点で、DigiのIoT製品・サービスセグメントは3,200万ドルのARRを計上しています。
「本買収により、当社はインテリジェントかつコネクテッドな製品プラットフォームへの移行を主導し、Digiの年間経常収益の成長を加速します。ParticleとDigiの統合により、Embedded-as-a-Serviceを大規模に顧客へ提供します。両社により、エッジからクラウドまで、実用的なオペレーショナルインサイトを得るためにコネクティビティとインテリジェンスを組み込む際に企業が直面してきた複雑さを解消し、ビジネス成果の向上と効率化を実現します。」と、Digi Internationalの社長兼CEOのロン・コネズニーは述べています。
ParticleのCEOであるザック・スパッラ氏は次のように述べています。「Digiへの参画により、あらゆる規模の企業にIoTを身近で拡張可能なものにするという、当社のミッションを加速させます。当社の顧客は、Digiが40年以上にわたり提供してきた信頼性とグローバルな展開力に加え、Particleがこの10年間強みとしてきた革新性や容易性、開発者に配慮した設計の価値を享受できます。非常に相性の良い組み合わせであり、両社は顧客とともに次世代のスマートでコネクテッドな製品を構築し、成長を加速させていく体制を整えました。」
Particleのソリューションは、ハードウェア、多様なプロトコルに対応したユニバーサルなコネクティビティ、アプリケーション開発ツール、エッジコンピューティング、OTA(Over-the-Air)ソフトウェア、ならびに人工知能(AI)/機械学習(ML)モデルの導入、さらに既存のクラウドプラットフォーム、アプリケーションソフトウェア、ビジネスインテリジェンスシステムとの連携をシームレスに統合します。
開発者は、たった1行のコードを記述するだけであらゆるネットワークにデータを送信できます。顧客が個別に契約やSIMを管理する必要なく、セルラー通信では、350を超える世界中のセルラーネットワークの中から最適な通信事業者を自動的に選択するセルラー接続も含まれています。2014年の初期リリース以降、25万人以上の開発者がParticleを活用し、インテリジェントデバイスの設計、開発、導入を行っています。
この高い柔軟性を備えたソリューション構成により、幅広い業界で顧客が実現しているビジネス成果の具体例は以下のとおりです。
・石油・ガス業界の顧客は、遠隔地の油井を監視することで予知保全を実現し、生産量を40%増加させるとともに、保守作業の出動回数を70%削減しています。
・エネルギー企業は、給湯器をグリッド連携型ストレージとして活用することで、40%のROIと50%のコスト削減を実現すると同時に、仮想発電所(VPP)の容量を提供しています。
・排出ガス監視プロバイダーは、従来型のソリューションと比較してメタン排出量を80%削減できるメタン検知システムを提供しています。
・製造小売業社は、新たに通信機能を備えた製品を提供することで顧客サービスを向上させ、小売利益率を6%押し上げています。
「DigiとParticleの統合により、顧客はソフトウェアからハードウェアまでを大規模に出荷できるようになります。さらに、Digi ConnectCoreモジュールおよびDigi XBeeワイヤレスソリューションに、Particleのマルチ無線機能、実績あるアプリケーションインフラ、エッジAI機能を統合できるようになります。この統合は業界において独自の価値を提供し、顧客がコネクテッド製品を大規模に構築・導入・管理するために必要なすべてを入手し、製品パフォーマンスの可視性向上とより効率的な運用を実現します。」
と、Digi InternationalのOEMソリューション事業部プレジデントであるスティーヴ・エリクソンは述べています。
■投資家向け戦略概要
本買収の取得対価は5,000万ドルで、Particleの保有する現金および負債を控除したうえで、現金により支払われました。なお、取得対価は通常の調整条項の対象となります。Digiは、既存のクレジットファシリティを活用して取得対価を賄いました。本取引において、Moelis & Company LLCはParticleの専属ファイナンシャル・アドバイザーを務めました。
ARRの成長:Particleのアプリケーションインフラおよび二桁成長を続けるサブスクリプションモデルにより、DigiのIoT製品・ソリューションセグメントにおけるARRは60%以上増加し、業界横断で新たなソリューション提案の機会を拡大します。
クロスセルによる相乗効果:両社の機能は相互に補完し、ParticleのソリューションはDigiのグローバルな営業体制およびチャネルパートナーとの関係を活用できるようになることで、新たなビジネス機会の拡大につながります。
製品イノベーション:Particleは、エッジAI、エッジコンピューティング、セルラーIoT、ならびに差別化された製品およびサービス分野におけるDigiのグローバルでのポジションを強化、加速させます。




















