ディジ インターナショナル 組込みデバイスサーバ「Digi Connect ME 9210」を発表
ディジ インターナショナル株式会社(本社・渋谷区、ジョー・ダンズモア代表取締役)は、本日、高性能組込みデバイスサーバ「Digi Connect ME 9210」を発表し、人気の高いDigi Connect MEファミリの最新製品として加えました。Digi Connect ME 9210は機器メーカがセキュアなイーサネットコネクティビティを容易に製品に追加するのを可能にし、他のいかなるデバイスサーバよりも高速、大容量メモリ、多くのインタフェースを搭載しています。
「Digi Connect ME 9210は、ミッションクリティカルな機器のイーサネット化に理想的です。複雑なアプリケーションに対応する高速、大容量メモリを特徴とし、また、センサ、スピーカ、マイクロフォン、シリアルプリンタなど、他の組込みデバイスサーバより多くのペリフェラルに接続できます。この強力な組み合わせによって、イーサネットコネクティビティを必要とする最も挑戦的な装置を取り扱うことができるようになります」と、Digi Internationalのグローバルセールス・マーケティング上級副社長であるラリー・クラフトは話しています。
Digi Connect ME 9210は、75MHzで動作するARM9プロセッサ、8MB RAMと2MBまたは4MB Flashを搭載し、最高レベルのスピードとメモリをカスタマに提供します。また、シリアル、SPI、I2C、GIO、CAN、1−Wire、フレキシブルインタフェースモジュール(FIM)内蔵といった多くの標準インタフェースを備えています。FIMは、ユーザの厳しいアプリケーションニーズにモジュールを適合させるためのカスタムインタフェースを提供するものです。
Digi Connect ME 9210は、SSL/TLSやIPsecプロトコルのセキュアなネットワーク通信を提供するNIST認証のAESアクセラレータを備えた初の組込みモジュールです。このアクセラレータは、ソフトウェアだけのソリューションより最大10倍高速に暗号化・復号化を行い、モジュールによって記憶・送信されるどのような情報にも強固なデータプライバシーを提供します。
Digi Connect ME 9210はまた、PoE(Power−over−Ethernet)対応をはじめとする独自の電源機能を搭載しており、外部電源を必要としないデバイスの設計が可能です。DigiDynamic Power Control(ディジ ダイナミック パワー コントロール)は、低電力消費と先進のパワーマネジメントが要求される製品設計のためのハードウェアとソフトウェアの完全な機能セットであり、これにより、Digi Connect ME 9210の動作に要求される電力を低減し、PoEネットワークでの電力を抑制します。
Digiが先日発表したARM9マイクロプロセッサ「NS9210」をベースにしたDigi ConnectME 9210は、組込み製品の長期ライフサイクルをサポートします。NET+OSオペレーティングシステムは、長期ユーザビリティに対応するIPv6、SNMPv3、SSLといった先進のセキュアなネットワーキングプロトコルを搭載しています。
Digi Connect ME 9210は、現行製品のDigi Connect MEとピン互換で置き換え可能です。NET+OS用のDigi Connect ME 9210 ジャンプスタートキットは、現在399ドルのプロモーション価格で入手可能です。モジュールの価格については、Digiの販売代理店にお尋ねください。
