CEVA-HD-Audioプラットフォーム
2009/02/24
日本シーバ(株)
CEVA 社はHDオーディオ・アプリケーション向けに業界最小かつ電力効率の
高い単一コアDSPソリューションを発表
CEVA-HD-Audioは急成長するホーム・エンターテイメント機器が要求する高度なオーディオ性能に応える550MHz速度とネイティブ32ビットDSPアーキテクチャを提供
2009年1月15日米国カリフォルニア州サンノゼ発 -- 半導体IP(SIP)プラットフォーム・ソリューションおよびDSPコアのリーディング・ライセンサーであるCEVA,Inc.[以下CEVA社]の日本法人日本シーバ株式会社[横浜市港北区 代表取締役社長 日比野一敬]は本日、先進的なオーディオ・アプリケーション向けに包括的な単一コア・ソリュション、CEVA-HD-Audioを発表しました。このコンフィギャラブルでプログラマブルなプラットフォームは、Blu-ray DVD、デジタルTV、セット・トップ・ボックス並びに、さまざまなホームA/V機器を含む、ホーム・エンターテイメントおよびコンシューマ向け製品で要求される極めて高度なオーディオ性能を実現します。
最大で550MHzの実動作速度で稼働する高性能32ビット CEVA-TeakLite-IIIDSPコアに基づいた、高度に最適化されたCEVA-HD-Audioプラットフォームは、ホーム・エンターテイメントおよびコンシューマ向け製品に、HDオーディオで利用可能な最小かつ高い電力効率でのICソリューションを提供します。CEVA-TeakLite-III DSPコアはすでにHDオーディオ・アプリケーションのコンシューマ向けICベンダ数社で採用されており、現在は、世界的なDVD ICリーディング・ベンダの1社によって、次世代Blu-ray DVD用チップに内蔵するべく開発されています。
CEVA-HD-Audioは、メモリに制約のある、エントリー・レベルのデジタルTVやセット・トップ・ボックスなどの製品から、洗練された後処理機能が要求されるBlu-ray DVDプレイヤーのような高い性能を必要とするアプリケーションに至るまで、さまざまな製品の要求に対応します。CEVA-TeakLite-III DSPコアおよび単一コア・プラットフォームには、以下のものが含まれています ― コンフィギャラブル・メモリ・サブシステム、一般的なオーディオ・システムに向けたDSP用に最適化された大規模なオーディオ・コーデック、迅速かつ容易なシステム開発やSoCへの統合を実現する完璧なソフトウェア開発キット(SDK)。CEVA 社コーポレート・マーケティング担当副社長であるEran Brimanは次のように述べています。「今日のエレクトロニクス製品に含まれる先進的なオーディオ性能は、強固かつ柔軟性のある処理ソリューションが求められます。より高いビットレート、オーディオ・チャネルの増大、高品質なコーデック並びに、最先端の後処理といった要求に応えるには、低い性能しか出ないプログラマブルなアプローチでは不十分です。CEVA-HD-Audioは実績のある高性能DSPエンジンが、カスタマイズしたオーディオ実行機能と共に単一コア・ソリューション内で組み合されています。この手法によって、製品開発者は、今日までに10億個以上出荷された実績を持つアーキテクチャを用いて最先端オーディオ機能を、次世代製品に実現可能です」
■考え抜いたオーディオ・コーデックの実現
HDオーディオ・アプリケーションでのデータ通信には、外部メモリの高いレイテンシー、システムの速度による限界、低い優先度によるアクセスなど、システム特有の問題点が存在します。CEVA-HD-Audioは汎用DMAコントローラの利点を持つメモリ・オーバーレイをサポートするなど、最適化されたオーディオ・コーデックの全てを備えており、このような問題点に対応します。状況に応じて、オーディオ・アルゴリズムおよびコーデック・フローを適応させることによって、CEVA社のソリューションはチップ・サイズや電力消費量で妥協することなく、最先端オーディオ・システムの厳しい要求の実現を確実にします。また、このような最適化の適用により、低コスト・オーディオ・ソリューションの開発者は、速度の遅いDDRメモリを採用することで製造原価の削減が可能となります。
CEVA-HD-Audio ソリューションの最適化されたHDオーディオ・コーデックは、さまざまなビットレートで2チャンネルから最大で7.1チャンネルをサポートしています。オーディオ・コーデックは以下をサポートしています: MP3、 AAC-LC、HE-AAC、WMA、AC-3、RealAudio、Dolby DigitalPlus、Dolby TrueHD、DTS、DTS-HD MA、DTS-HD HR他。
CEVA-HD-Audio の中核をなすCEVA-TeakLite-III DSPコアは、高精度データ向けの72ビット加算および32ビット乗算器を含んだネイティブ32ビット処理機能を搭載しています。さらに、ストリーム処理用の力強いビット操作機能や32ビットFFTをサポートすることで、オーディオ・コーデックの実行を高度に効率化することが可能です。バランスのとれた10段のパイプラインで、DSPを高速に実行することができるため、最高の性能を要求されるHDオーディオのための単一コアとして理想的です。
■開発ツールとサポート
すべてのCEVA社ソリューションと同じく、CEVA-HD-Audioソリューションをソフトウェア開発ツール、開発ボード、ソフトウェア・システム・ドライバ、およびRTOSを含む強固なソフトウェア開発キット(SDK)がサポートしています。そのため、ライセンシーは迅速かつ容易にシステムを開発し統合することができます。開発ツールはWindows、Solaris、Linux上で稼働し、ワールドワイドのカスタマサービス・チームがサポートします。CEVA-HD-AudioはCEVA社およびサードパーティの開発団体CEVAnetの豊富なアルゴリズムやアプリケーションによって、さらなる補完が可能です。
■供給について
CEVA-HD-Audioソリューションはすでにライセンス可能です。詳細については、sales@ceva-dsp.com にお問い合せ下さい。
高い単一コアDSPソリューションを発表
CEVA-HD-Audioは急成長するホーム・エンターテイメント機器が要求する高度なオーディオ性能に応える550MHz速度とネイティブ32ビットDSPアーキテクチャを提供
2009年1月15日米国カリフォルニア州サンノゼ発 -- 半導体IP(SIP)プラットフォーム・ソリューションおよびDSPコアのリーディング・ライセンサーであるCEVA,Inc.[以下CEVA社]の日本法人日本シーバ株式会社[横浜市港北区 代表取締役社長 日比野一敬]は本日、先進的なオーディオ・アプリケーション向けに包括的な単一コア・ソリュション、CEVA-HD-Audioを発表しました。このコンフィギャラブルでプログラマブルなプラットフォームは、Blu-ray DVD、デジタルTV、セット・トップ・ボックス並びに、さまざまなホームA/V機器を含む、ホーム・エンターテイメントおよびコンシューマ向け製品で要求される極めて高度なオーディオ性能を実現します。
最大で550MHzの実動作速度で稼働する高性能32ビット CEVA-TeakLite-IIIDSPコアに基づいた、高度に最適化されたCEVA-HD-Audioプラットフォームは、ホーム・エンターテイメントおよびコンシューマ向け製品に、HDオーディオで利用可能な最小かつ高い電力効率でのICソリューションを提供します。CEVA-TeakLite-III DSPコアはすでにHDオーディオ・アプリケーションのコンシューマ向けICベンダ数社で採用されており、現在は、世界的なDVD ICリーディング・ベンダの1社によって、次世代Blu-ray DVD用チップに内蔵するべく開発されています。
CEVA-HD-Audioは、メモリに制約のある、エントリー・レベルのデジタルTVやセット・トップ・ボックスなどの製品から、洗練された後処理機能が要求されるBlu-ray DVDプレイヤーのような高い性能を必要とするアプリケーションに至るまで、さまざまな製品の要求に対応します。CEVA-TeakLite-III DSPコアおよび単一コア・プラットフォームには、以下のものが含まれています ― コンフィギャラブル・メモリ・サブシステム、一般的なオーディオ・システムに向けたDSP用に最適化された大規模なオーディオ・コーデック、迅速かつ容易なシステム開発やSoCへの統合を実現する完璧なソフトウェア開発キット(SDK)。CEVA 社コーポレート・マーケティング担当副社長であるEran Brimanは次のように述べています。「今日のエレクトロニクス製品に含まれる先進的なオーディオ性能は、強固かつ柔軟性のある処理ソリューションが求められます。より高いビットレート、オーディオ・チャネルの増大、高品質なコーデック並びに、最先端の後処理といった要求に応えるには、低い性能しか出ないプログラマブルなアプローチでは不十分です。CEVA-HD-Audioは実績のある高性能DSPエンジンが、カスタマイズしたオーディオ実行機能と共に単一コア・ソリューション内で組み合されています。この手法によって、製品開発者は、今日までに10億個以上出荷された実績を持つアーキテクチャを用いて最先端オーディオ機能を、次世代製品に実現可能です」
■考え抜いたオーディオ・コーデックの実現
HDオーディオ・アプリケーションでのデータ通信には、外部メモリの高いレイテンシー、システムの速度による限界、低い優先度によるアクセスなど、システム特有の問題点が存在します。CEVA-HD-Audioは汎用DMAコントローラの利点を持つメモリ・オーバーレイをサポートするなど、最適化されたオーディオ・コーデックの全てを備えており、このような問題点に対応します。状況に応じて、オーディオ・アルゴリズムおよびコーデック・フローを適応させることによって、CEVA社のソリューションはチップ・サイズや電力消費量で妥協することなく、最先端オーディオ・システムの厳しい要求の実現を確実にします。また、このような最適化の適用により、低コスト・オーディオ・ソリューションの開発者は、速度の遅いDDRメモリを採用することで製造原価の削減が可能となります。
CEVA-HD-Audio ソリューションの最適化されたHDオーディオ・コーデックは、さまざまなビットレートで2チャンネルから最大で7.1チャンネルをサポートしています。オーディオ・コーデックは以下をサポートしています: MP3、 AAC-LC、HE-AAC、WMA、AC-3、RealAudio、Dolby DigitalPlus、Dolby TrueHD、DTS、DTS-HD MA、DTS-HD HR他。
CEVA-HD-Audio の中核をなすCEVA-TeakLite-III DSPコアは、高精度データ向けの72ビット加算および32ビット乗算器を含んだネイティブ32ビット処理機能を搭載しています。さらに、ストリーム処理用の力強いビット操作機能や32ビットFFTをサポートすることで、オーディオ・コーデックの実行を高度に効率化することが可能です。バランスのとれた10段のパイプラインで、DSPを高速に実行することができるため、最高の性能を要求されるHDオーディオのための単一コアとして理想的です。
■開発ツールとサポート
すべてのCEVA社ソリューションと同じく、CEVA-HD-Audioソリューションをソフトウェア開発ツール、開発ボード、ソフトウェア・システム・ドライバ、およびRTOSを含む強固なソフトウェア開発キット(SDK)がサポートしています。そのため、ライセンシーは迅速かつ容易にシステムを開発し統合することができます。開発ツールはWindows、Solaris、Linux上で稼働し、ワールドワイドのカスタマサービス・チームがサポートします。CEVA-HD-AudioはCEVA社およびサードパーティの開発団体CEVAnetの豊富なアルゴリズムやアプリケーションによって、さらなる補完が可能です。
■供給について
CEVA-HD-Audioソリューションはすでにライセンス可能です。詳細については、sales@ceva-dsp.com にお問い合せ下さい。