台北(台湾)–2017年6月13日–業種を超えてデータ・トゥ・ディシジョン・アプリケーションを推進するリーディング・エッジコンピューティング・ソリューションのグローバル・プロバイダであるADLINK Technologyから、オープン・コンピュート・プロジェクト(OCP)のCG-OpenRack-19仕様に適合した次世代アプライアンスの進化に貢献するOpenSled仕様が発表されました。

ビジネスバリューの推進に不可欠なOT/IT/CTのコンバージェンスに対応したエッジ、クラウド、フォグといったコンピューティング・アーキテクチャの利用の拡大で、ネットワークおよび通信フレームワーク周辺の規格策定の重要性は増大しています。OCPのCG-OpenRack-19仕様は、OCPのサプライヤーやキャリアがOCP対応インフラを活用したセントラルオフィス環境に標準ベースのコンピュータシステムを実装するガイドラインとして使用されます。この最新のOCP認証済みOpenSled仕様はADLINKのMICA(Modular Industrial Cloud Architecture)に基づいており、スレッド内部の追加コンポーネントを利用するためのキー・アプライアンスのオプションを含む、CG OpenRack Sledの内部設定オプションの定義を提供します。上記のオプションには、マルチホスト・コントローラ、PCIeスイッチング、ソフトウェアおよびハードウェア・アクセラレータ、ストレージ・ソリューションなどが含まれます。

ADLINKのOCP OpenSled仕様は、Radisys社が2016年12月にリリースしたOCP-Accepted™ CG-OpenRack-19仕様を強化するものです。同社はフレーム、電源、相互接続、スレッドのサイズを定義する基礎を据えました。ADLINKのOCP OpenSled仕様によって以下の提供が可能となります。

・サプライヤーが標準のセントラルオフィス製品を構築するのを可能にするOCP CG-OpenRack-19の共通アーキテクチャ。
・多数のオプションおよび高コンポーネント密度の「One-half Width」スレッド、および2017年後半に定義される「Full Width」仕様。
・スレッド仕様事例に多数のオプションを提供する一方で、スレッドがオープン規格であることを作業者に確信させるゾーン定義。
・内部ボードが交換可能なオプションのリムーバブルまたは開閉式フロントパネル。
・ネットワーク・インタフェース・モジュール(NIM)、スイッチング、ハードウェア・アクセラレーション、市販コンポーネント用PCIe拡張スロット向けメザニンゾーン。
・サーバ、メモリ、ストレージ向けゾーン。
・マルチホスト・コントローラ、MR-IOV機能、スイッチングおよびハードウェア・アクセラレーションの追加機能。

2011年に設立されたOCPは、情報や技術的仕様の共有によりスケーラブルなコンピューティングの推進を目指して、サーバ、ストレージ、ネットワークなどのデータセンター用ハードウェアの開発のリイメージのために集結した共同コミュニティです。ADLINKは2016年5月にゴールド・メンバーになりました。

ADLINKのOCP OpenSled仕様は以下のOCPのウェブサイトからダウンロードできます
www.opencompute.org/wiki/Telcos#Approved

ADLINKのMICA（Modular Industrial Compute Architecture）の詳細については以下を参照してください:
www.adlinktech.com/ModularIndustrialCloudArchitecture