台湾の産業用及び医療用コンピュータ業界でリードするWincommではこの度、医用電気機器の国際規格を取得したタッチパネル・コンピュータ製品シリーズのファンレス24型フルHD版／WMP-24G／にてACアダプタ不要のAC電源内蔵版をリリース致しました。

ご存知の通り、手術室や手中治療室では安全管理が最も重要となりますが、利用されるコンピュータ機器等はどのような安全性が求められるのでしょうか?

先ず、手術室や集中治療室だけでなく、院内感染を防ぐために菌の繁殖を防ぐ抗菌機能が必要になりますが、本製品では抗菌プラスチック筐体を採用しており、タッチパネル部のフロント・パネルは隙間のないシームレスな／フルフラット／構造となっております。
また、タッチパネル部は定期的な消毒・清掃が必要なため、フロント・パネルはIP65対応の防塵・防水仕様となっており、背面は前面からの水滴を保護するため、IPX1(直下からの水滴の保護)に対応しております。更に利用時でも容易にタッチパネルの清掃を可能とするため、タッチパネル機能を一時的に停止することができる／Clean Me／ボタンも標準装備しております。

手術室や集中治療室等では、万一のAC電源断となった場合でも正常に動作するような仕組みが求められますが、本製品ではホットスワップ可能なバッテリーを3本内蔵することが可能です。更に設置の容易性や電気的干渉も極力減らすことも求められますが、本製品ではAC電源を内蔵することで、ACアダプタの利用は不要となり、電気的干渉も削減することが可能となります。

Wincommでは独自の放熱技術を用いて本製品を含めて一部の製品で完全なファンレス機構を実現しておりますが、独自の／i- Cooling Smart thermal control／と呼ばれる放熱処理技術により、CPUの温度が過度に上昇しない設計と特殊な機構設計により、長時間(24時間／365日)の運用も問題なく可能としております。加えて、オプションのIntel vProプラットフォームを利用することで、遠隔からのリモート監視も可能となり、より利便性を向上することが可能となります。

Intel 第7世代Core-i CPU搭載のファンレス・モデル
Intel 第7世代Core-i CPUを搭載した医療パネルPC／WMP-XXG／シリーズでは既に21.5型／WMP-22G／と24型／WMP-24G／がリリースされておりますが、上述の通りこの度24型でAC電源内蔵版の／WMP-24G-PIS／がリリースされました。
3機種共にホットスワップ可能なバッテリーを3本内蔵可能な設計となっております。

豊富なオプションを用意
医療規格／60601-1／、欧州MDR、CE／FCC／VCCI Class-B等の認証
WMP-XXGシリーズでは、医療機器としてそのままご利用することが可能となる「医療用電気機器の国際規格」の最新版である／60601-1:　Safety第 3.1版／と／6060-1-2 EMC第4版／及び欧州の最新規格／MDR／も取得しており、更にFCC／CE／VCCIのClass Bも取得しております。