IoT市場向けに組込用「920MHz帯無線通信モジュール」のラインアップを拡充
2015/06/11
沖電気工業株式会社
~新開発のコーディネータータイプにより、920MHz帯無線内蔵の様々なセンサー・機器をマルチベンダーで接続可能に~
OKIは、販売中の組込用「920MHz(注1)帯無線通信モジュール」のラインアップを拡充し、現行のマルチホップ中継機能を持つルータータイプに加え、マルチホップ無線ネットワークを上位のデータ収集装置やクラウドに接続するために集約する無線親機機能を搭載したコーディネータータイプを、本日より販売開始します。拡大するIoT(注2)市場のセンサー端末や各種計測器に対応したデータ収集装置や監視制御装置、WANゲートウェイなどの機器ベンダー向けに、今後3年間で合計50万台の販売を目指します。
昨今、多様なセンサーや機器がネットワーク接続を行うことにより、遠隔からの監視や制御を可能にするIoT(Internet of Things)の市場が急速に拡大しています。IoT市場では、多様なセンサーや機器などの端末を上位のデータ収集装置、制御装置、およびクラウドなどにネットワーク経由で接続するための手段として、低コストで容易に対応可能な920MHz帯マルチホップ無線(注3)が注目されています。OKIではこれまでセンサー端末や計測機器などに内蔵するルータータイプを中心に販売してきましたが、現行のルータータイプを搭載したセンサー端末や計測機器などでネットワークを構築するには、OKIの無線装置「920MHz帯マルチホップ無線ユニット(親機)」(以下、無線ユニット)を各社の制御装置やデータ収集装置とシリアルケーブルで接続し、無線ネットワーク全体のアドレス管理、ルーチング、ネットワーク管理などを行う無線親機として設定する必要がありました。
今回販売を開始するコーディネータータイプでは、従来からの920MHz帯マルチホップ無線通信に必要な無線送受信、ネットワーク通信プロトコル、認証、暗号化などの全ての通信機能に加え、市場のニーズに対応し、マルチホップ無線ネットワークを上位のデータ収集装置やクラウドに接続するために集約する無線親機機能を搭載しました。また、機器ベンダーの3Gゲートウェイやデータ収集装置などのマザーボードとも、汎用的なインターフェースで通信するアプリケーションを標準搭載しており、機器ベンダーが新たにソフトウエアを開発する必要がなく、導入期間とコストを大幅に抑えることが可能です。さらに、コーディネータータイプの設定変更や電波伝搬測定を行える保守コンソールを無償で提供するため、開発コストに加え、システム構築・運用を含めたトータルコストを大きく低減します。これにより様々なセンサーや機器のマルチベンダーでの接続が容易になり、機器ベンダーは多彩なワイヤレスIoTシステムの構築が短期間・低コストで可能となります。
OKIは、今後もさらに920MHz帯マルチホップ無線を軸とした商品ラインアップを強化し、機器ベンダー各社とも協調しつつ、拡大が見込まれるIoT市場の多様なニーズへ対応したソリューションの提供を行っていきます。
「920MHz帯無線通信モジュール」の特長
【920MHz帯無線に対応】
無線LANなどの2.4GHz帯と比較して電波の到達距離が長く、また障害物を電波が回り込んで届く特性が高いため、通信距離を必要とする場合や、障害物が多い場所での利用が可能。また、従来利用されてきた429MHz帯の特定小電力無線局よりも高いスループットを持ち、マルチ
ホップシステムでの利用が可能。
【お客様の開発工数を大幅に削減し、素早い商品リリース】
・OKIの無線通信モジュールはマイコンを搭載し、無線マルチホップ通信に必要な動的・静的経路選択機能や、無線ネットワークの認証機能、無線区間の暗号化機能を標準で搭載。また機器間のシリアル通信を透過的に接続するアプリケーションを標準搭載しており、汎用的なシリアル通信手段にて、複数のベンダーのセンサー端末や各種機器を相互接続する無線システムの構築が可能となり、お客様の開発工数を大幅に削減。
・モジュールの設定を行うためのAPIに加え、エンドユーザーに再頒布可能なモジュール用の保守コンソールソフト(Windows対応)を提供。お客様でモジュールを設定するためのアプリケーションを開発する必要はありません。
【マルチベンダーでのシステム構築が可能】
OKIの920MHz帯無線ユニットだけではなく、他社のOKI無線通信モジュール搭載商品と相互接続することができるため、他社の機器と組み合わせた多様なサービスを創出することが可能。
※モジュール搭載機器の仕様によっては相互接続できない場合もあります。
詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.oki.com/jp/press/2015/05/z15007.html
OKIは、販売中の組込用「920MHz(注1)帯無線通信モジュール」のラインアップを拡充し、現行のマルチホップ中継機能を持つルータータイプに加え、マルチホップ無線ネットワークを上位のデータ収集装置やクラウドに接続するために集約する無線親機機能を搭載したコーディネータータイプを、本日より販売開始します。拡大するIoT(注2)市場のセンサー端末や各種計測器に対応したデータ収集装置や監視制御装置、WANゲートウェイなどの機器ベンダー向けに、今後3年間で合計50万台の販売を目指します。
昨今、多様なセンサーや機器がネットワーク接続を行うことにより、遠隔からの監視や制御を可能にするIoT(Internet of Things)の市場が急速に拡大しています。IoT市場では、多様なセンサーや機器などの端末を上位のデータ収集装置、制御装置、およびクラウドなどにネットワーク経由で接続するための手段として、低コストで容易に対応可能な920MHz帯マルチホップ無線(注3)が注目されています。OKIではこれまでセンサー端末や計測機器などに内蔵するルータータイプを中心に販売してきましたが、現行のルータータイプを搭載したセンサー端末や計測機器などでネットワークを構築するには、OKIの無線装置「920MHz帯マルチホップ無線ユニット(親機)」(以下、無線ユニット)を各社の制御装置やデータ収集装置とシリアルケーブルで接続し、無線ネットワーク全体のアドレス管理、ルーチング、ネットワーク管理などを行う無線親機として設定する必要がありました。
今回販売を開始するコーディネータータイプでは、従来からの920MHz帯マルチホップ無線通信に必要な無線送受信、ネットワーク通信プロトコル、認証、暗号化などの全ての通信機能に加え、市場のニーズに対応し、マルチホップ無線ネットワークを上位のデータ収集装置やクラウドに接続するために集約する無線親機機能を搭載しました。また、機器ベンダーの3Gゲートウェイやデータ収集装置などのマザーボードとも、汎用的なインターフェースで通信するアプリケーションを標準搭載しており、機器ベンダーが新たにソフトウエアを開発する必要がなく、導入期間とコストを大幅に抑えることが可能です。さらに、コーディネータータイプの設定変更や電波伝搬測定を行える保守コンソールを無償で提供するため、開発コストに加え、システム構築・運用を含めたトータルコストを大きく低減します。これにより様々なセンサーや機器のマルチベンダーでの接続が容易になり、機器ベンダーは多彩なワイヤレスIoTシステムの構築が短期間・低コストで可能となります。
OKIは、今後もさらに920MHz帯マルチホップ無線を軸とした商品ラインアップを強化し、機器ベンダー各社とも協調しつつ、拡大が見込まれるIoT市場の多様なニーズへ対応したソリューションの提供を行っていきます。
「920MHz帯無線通信モジュール」の特長
【920MHz帯無線に対応】
無線LANなどの2.4GHz帯と比較して電波の到達距離が長く、また障害物を電波が回り込んで届く特性が高いため、通信距離を必要とする場合や、障害物が多い場所での利用が可能。また、従来利用されてきた429MHz帯の特定小電力無線局よりも高いスループットを持ち、マルチ
ホップシステムでの利用が可能。
【お客様の開発工数を大幅に削減し、素早い商品リリース】
・OKIの無線通信モジュールはマイコンを搭載し、無線マルチホップ通信に必要な動的・静的経路選択機能や、無線ネットワークの認証機能、無線区間の暗号化機能を標準で搭載。また機器間のシリアル通信を透過的に接続するアプリケーションを標準搭載しており、汎用的なシリアル通信手段にて、複数のベンダーのセンサー端末や各種機器を相互接続する無線システムの構築が可能となり、お客様の開発工数を大幅に削減。
・モジュールの設定を行うためのAPIに加え、エンドユーザーに再頒布可能なモジュール用の保守コンソールソフト(Windows対応)を提供。お客様でモジュールを設定するためのアプリケーションを開発する必要はありません。
【マルチベンダーでのシステム構築が可能】
OKIの920MHz帯無線ユニットだけではなく、他社のOKI無線通信モジュール搭載商品と相互接続することができるため、他社の機器と組み合わせた多様なサービスを創出することが可能。
※モジュール搭載機器の仕様によっては相互接続できない場合もあります。
詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.oki.com/jp/press/2015/05/z15007.html
