ウォーターズがHPLCとUPLCの両メソッドのギャップを埋める新しいACQUITY Arcシステムを発表
2015/06/16
日本ウォーターズ(株)
~確立されたLC分析法を再現、改善または調整することにより生産性の向上をもたらすLCプラットホーム~
マサチューセッツ州ミルフォード、2015/6/15 ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は本日、Waters ACQUITY Arcシステムを発表しました。このシステムは、確立されたLC分析法を有する分析ラボに、分離性能の再現または改善のための明確な選択肢を提示するクオータナリーLCシステムです。ACQUITY製品シリーズに新たに追加されたACQUITY Arcシステムは、LC分析法開発時のLCプラットホームに関わりなく、分析法の移管、調整または改善を1台のLCで効率的に実現することにより、分析科学者のニーズに応えることを目指して開発されました。ウォーターズはACQUITY Arcシステムの出荷を6月末から開始する予定です。
これまで、確立されたLC分析法を分析に使用している科学者がHPLCとUPLCのギャップを埋めて使用できる汎用性に優れたLCプラットホームはありませんでした。独自のArc Multi-flow pathテクノロジーにより実現したACQUITY Arcシステムでは、あらゆるHPLC プラットホームの分析法に対応し、妥協することなく再現できます。ACQUITY Arcシステムでは適切な流路を選択することで、メソッドのグラジエントテーブルを変更することなくHPLCシステムで実行する場合と同等のさまざまな分析を実行でき、装置のスイッチを押すだけでUHPLCと同等の性能がもたらされます。
「ACQUITYシリーズでは当初から、使用している分析法を犠牲にすることなく、幅広い科学者の皆様に製品シリーズを有効活用していただくことを目指して新たな製品を開発してきました」と、Waters DivisionのSeparation Science担当Vice PresidentであるIan Kingは話します。「ACQUITY Arcもこの伝統を受け継いでおり、HPLCとUPLCの性能のギャップを埋める適応性と頑健性を備え、バリデーション済みの分析法を継続してサポートできるテクノロジーを実現します」。
ACQUITY Arcシステムでは、グラジエントテーブルを変更することなく確立されたHPLC分析法を再現できるうえ、2.5~2.7umのパーティクルカラムテクノロジーを有効活用して分析法のクロマトグラフィー性能を改善でき、さらに3~5umのHPLCカラムを用いて以前に開発したアプリケーションもサポートできます。
Ian Kingは、市場のニーズを満たすことに取り組み続けているウォーターズの姿勢が、新しいACQUITY Arcシステムの導入を決断した源であると考えています。
「ウォーターズは2つの重要な目標の実現を心掛けています。その1つは顧客のニーズに常にすぐに対応し、寄り添って進んでいくこと、そしてもう1つは科学である限り一切の妥協を許さないことです。ある市場分野でUPLCテクノロジーが十分に利用されておらず、その原因が規制上の問題や確立されたメソッドの継続サポートにあることが分かったとき、我々はお客様が最新のLCプラットホームを問題なく採用できるソリューションを開発する取り組みを始めました」。
Ian Kingは、ウォーターズがこの問題を技術上の課題と考えて対処したとも述べています。つまり、HPLC分離およびUHPLC分離に対応する、まさしくプラグ・アンド・プレイメソッドを顧客に提供できる手法が検討されました。「その結果、単なる新しい製品の開発にとどまらず、従来の分析法に対応できる長期的なソリューションの開発につながりました」と、Ian Kingは付け加えています。
ウォーターズは、ACQUITY Arcシステムに対応するLC検出器として、フォトダイオードアレイ検出器、UV/Vis検出器、蛍光検出器、示差屈折率検出器、エバポレイト光散乱検出器などの相互補完的な検出器を用意しています。また、市場をリードするウォーターズの質量検出器 ACQUITY QDaにも完全に対応しています。ACQUITY Arcシステムにはさらに、最新のAuto●Blend Plusテクノロジーも採用されています。このテクノロジーを利用すると、有機溶媒の割合とpHを指定するだけでグラジエントを直接プログラミングできるため、移動相の準備に伴うヒューマンエラーと手動作業の手間を大幅に減らすことができます。ACQUITY Arcシステムは、業界をリードするウォーターズのインフォマティクスパッケージEmpower2またはEmpower3ソフトウェアで制御されます。
■ウォーターズコーポレーションについて (www.waters.com)
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は、50年間、未来につながる実用性の高い科学的新技術を提供することによって、研究開発に携わる企業や専門機関の事業の成功に寄与し、世界中の電気・電子・化学材料、ヘルスケア、環境問題の改善、食の安全、水質管理の分野発展に貢献しています。
ウォーターズは、分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品のパイオニアとして、お客様の確かな事業の成功のために、革新的な技術とラボ向けソリューションを提供いたします。
2014年には19.9億ドルの売上を達成したウォーターズは、世界中のお客様の科学的探究と成功を支援しています。
Waters、ACQUITY、ACQUITY Arc、Arc Multi-flow path、ACQUITY QDa、Auto●Blend Plus、Empower、MassLynxおよびUPLCはウォーターズコーポレーションの商標です。
【この件に関するお問い合わせ先】
[会社名]日本ウォーターズ株式会社
[TEL]03-3471-7982
マサチューセッツ州ミルフォード、2015/6/15 ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は本日、Waters ACQUITY Arcシステムを発表しました。このシステムは、確立されたLC分析法を有する分析ラボに、分離性能の再現または改善のための明確な選択肢を提示するクオータナリーLCシステムです。ACQUITY製品シリーズに新たに追加されたACQUITY Arcシステムは、LC分析法開発時のLCプラットホームに関わりなく、分析法の移管、調整または改善を1台のLCで効率的に実現することにより、分析科学者のニーズに応えることを目指して開発されました。ウォーターズはACQUITY Arcシステムの出荷を6月末から開始する予定です。
これまで、確立されたLC分析法を分析に使用している科学者がHPLCとUPLCのギャップを埋めて使用できる汎用性に優れたLCプラットホームはありませんでした。独自のArc Multi-flow pathテクノロジーにより実現したACQUITY Arcシステムでは、あらゆるHPLC プラットホームの分析法に対応し、妥協することなく再現できます。ACQUITY Arcシステムでは適切な流路を選択することで、メソッドのグラジエントテーブルを変更することなくHPLCシステムで実行する場合と同等のさまざまな分析を実行でき、装置のスイッチを押すだけでUHPLCと同等の性能がもたらされます。
「ACQUITYシリーズでは当初から、使用している分析法を犠牲にすることなく、幅広い科学者の皆様に製品シリーズを有効活用していただくことを目指して新たな製品を開発してきました」と、Waters DivisionのSeparation Science担当Vice PresidentであるIan Kingは話します。「ACQUITY Arcもこの伝統を受け継いでおり、HPLCとUPLCの性能のギャップを埋める適応性と頑健性を備え、バリデーション済みの分析法を継続してサポートできるテクノロジーを実現します」。
ACQUITY Arcシステムでは、グラジエントテーブルを変更することなく確立されたHPLC分析法を再現できるうえ、2.5~2.7umのパーティクルカラムテクノロジーを有効活用して分析法のクロマトグラフィー性能を改善でき、さらに3~5umのHPLCカラムを用いて以前に開発したアプリケーションもサポートできます。
Ian Kingは、市場のニーズを満たすことに取り組み続けているウォーターズの姿勢が、新しいACQUITY Arcシステムの導入を決断した源であると考えています。
「ウォーターズは2つの重要な目標の実現を心掛けています。その1つは顧客のニーズに常にすぐに対応し、寄り添って進んでいくこと、そしてもう1つは科学である限り一切の妥協を許さないことです。ある市場分野でUPLCテクノロジーが十分に利用されておらず、その原因が規制上の問題や確立されたメソッドの継続サポートにあることが分かったとき、我々はお客様が最新のLCプラットホームを問題なく採用できるソリューションを開発する取り組みを始めました」。
Ian Kingは、ウォーターズがこの問題を技術上の課題と考えて対処したとも述べています。つまり、HPLC分離およびUHPLC分離に対応する、まさしくプラグ・アンド・プレイメソッドを顧客に提供できる手法が検討されました。「その結果、単なる新しい製品の開発にとどまらず、従来の分析法に対応できる長期的なソリューションの開発につながりました」と、Ian Kingは付け加えています。
ウォーターズは、ACQUITY Arcシステムに対応するLC検出器として、フォトダイオードアレイ検出器、UV/Vis検出器、蛍光検出器、示差屈折率検出器、エバポレイト光散乱検出器などの相互補完的な検出器を用意しています。また、市場をリードするウォーターズの質量検出器 ACQUITY QDaにも完全に対応しています。ACQUITY Arcシステムにはさらに、最新のAuto●Blend Plusテクノロジーも採用されています。このテクノロジーを利用すると、有機溶媒の割合とpHを指定するだけでグラジエントを直接プログラミングできるため、移動相の準備に伴うヒューマンエラーと手動作業の手間を大幅に減らすことができます。ACQUITY Arcシステムは、業界をリードするウォーターズのインフォマティクスパッケージEmpower2またはEmpower3ソフトウェアで制御されます。
■ウォーターズコーポレーションについて (www.waters.com)
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は、50年間、未来につながる実用性の高い科学的新技術を提供することによって、研究開発に携わる企業や専門機関の事業の成功に寄与し、世界中の電気・電子・化学材料、ヘルスケア、環境問題の改善、食の安全、水質管理の分野発展に貢献しています。
ウォーターズは、分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品のパイオニアとして、お客様の確かな事業の成功のために、革新的な技術とラボ向けソリューションを提供いたします。
2014年には19.9億ドルの売上を達成したウォーターズは、世界中のお客様の科学的探究と成功を支援しています。
Waters、ACQUITY、ACQUITY Arc、Arc Multi-flow path、ACQUITY QDa、Auto●Blend Plus、Empower、MassLynxおよびUPLCはウォーターズコーポレーションの商標です。
【この件に関するお問い合わせ先】
[会社名]日本ウォーターズ株式会社
[TEL]03-3471-7982
