ウォーターズ、最高感度のベンチトップ型質量分析計『Xevo TQ-XS』を発表
2016/05/19
日本ウォーターズ(株)
マサチューセッツ州ミルフォード、2016年5月16日
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は本日、最高感度のベンチトップ型タンデム四重極である、Xevo TQ-XS質量分析計を発表しました。この質量分析計は、新しく設計されたStepWave XSイオンガイドを搭載しており、イオン輸送光学系、検出およびイオン化のテクノロジーを独自に組み合わせることで、これまでにない感度レベルを実現します。Xevo TQ-XSは2016年6月から出荷開始予定で、初の一般公開は5月18日~20日に大阪で開催されるMSSJ(質量分析総合討論会)および6月5日~9日にテキサス州サンアントニオで開催されるASMSを予定しています。
「UPLC-MS定量研究はこれまでになく重要性を増しており、科学者によるほぼすべての決定に影響を及ぼしています。お客様は現在、すべてのユーザーがアクセスできる装置を使って再現性のある定量研究を実施し、より低い定量限界を達成しなければなりません。この新しい質量分析計では、弊社の製品デザイナーが独創的なエレクトロニクスおよびメカニカルな改良に取り組みました」と、MS 製品担当のシニアディレクターであるGary Harlandは述べています。「装置の物理特性の十分な理解に基づいて、定量的質量分析においてこれまで到達できなかったレベルの信頼性、再現性、および性能を実現する分析ツールの設計に成功しました。」
この新たなレベルの性能は、数多くの技術的進歩により実現しました。新しいStepWave XSイオンガイドは、セグメント化四重極をイオン輸送光学系の第2ステージに統合することで、中性物質を除去し、イオンをより集束したビームとして検出器に輸送します。その結果、従来のStepWaveよりもシグナル/ノイズ比が2倍から10倍になり、何千回もの注入に対応できる優れた頑健性が実現します。緻密なデザインにより、不安定な化合物やイオン輸送効率が低く分析が困難な化合物であっても、微量で定量することが可能になりました。
ツール不要の新しい大気圧イオン化プローブを導入することで、操作性も向上しました。日常メンテナンスを 2分未満で完了できるため、ユーザー間の再現性が高まり、サンプルの分析により多くの時間を費やすことができます。
Xevo TQ-XSはXDR検出器も備えています。XDR検出器は、Xevo TQ-S microに初めて搭載された光電子増倍管検出システムであり、6桁の濃度範囲にわたる化合物の定量が可能です。使用している装置のダイナミックレンジの限界に収まるようサンプルを希釈したり、再注入したりする必要はもうありません。
また、Xevo TQ-XSは独自のイオン源である新製品UniSprayを搭載しており、1回のクロマトグラフィー分析でより広範囲な分析種のイオン化を行うことができます。その結果、より広範な化合物の幅広い極性に対してレスポンスが高まると共にシグナル/ノイズ比も改善されるため、複数の分析法を1つに統合することが可能で、分析ごとのイオン源の交換も不要になります。それにより時間を節約し、ラボ効率を高めることが可能です。
Xevo TQ-XSシステムは、Xevo TQD、Xevo TQ-S micro、およびXevo G2-XS QTofなどのXevo質量分析計製品ラインアップに加わります。Xevo質量分析計の特長はユニバーサルなイオン源アーキテクチャであり、互換性のあるイオン源はシステムの真空解除を行うことなく、数分間で質量分析計の前面への取り付けおよび取り外しが可能です。これにより、ハイスループット分析が必要なラボで研究を行う質量分析経験の浅いユーザーでも、最高の性能で装置を使用できるようになりました。
ウォーターズは、テキサス州サンアントニオのGrand Hyattで開催されるASMSにおいてXevo TQ-XSシステムの展示を予定(Room BおよびRoom C)しています。同会場では6月4日土曜日にウォーターズが主催するMass Spectrometry Users Meetingの複数の発表でもXevo TQ-XSシステムを取り上げる予定です。
詳細情報:
www.waters.com/xevotqxs
【お問い合わせ先 】
日本ウォーターズ株式会社
TEL :03-3471-7982
FAX :03-3471-7215
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は本日、最高感度のベンチトップ型タンデム四重極である、Xevo TQ-XS質量分析計を発表しました。この質量分析計は、新しく設計されたStepWave XSイオンガイドを搭載しており、イオン輸送光学系、検出およびイオン化のテクノロジーを独自に組み合わせることで、これまでにない感度レベルを実現します。Xevo TQ-XSは2016年6月から出荷開始予定で、初の一般公開は5月18日~20日に大阪で開催されるMSSJ(質量分析総合討論会)および6月5日~9日にテキサス州サンアントニオで開催されるASMSを予定しています。
「UPLC-MS定量研究はこれまでになく重要性を増しており、科学者によるほぼすべての決定に影響を及ぼしています。お客様は現在、すべてのユーザーがアクセスできる装置を使って再現性のある定量研究を実施し、より低い定量限界を達成しなければなりません。この新しい質量分析計では、弊社の製品デザイナーが独創的なエレクトロニクスおよびメカニカルな改良に取り組みました」と、MS 製品担当のシニアディレクターであるGary Harlandは述べています。「装置の物理特性の十分な理解に基づいて、定量的質量分析においてこれまで到達できなかったレベルの信頼性、再現性、および性能を実現する分析ツールの設計に成功しました。」
この新たなレベルの性能は、数多くの技術的進歩により実現しました。新しいStepWave XSイオンガイドは、セグメント化四重極をイオン輸送光学系の第2ステージに統合することで、中性物質を除去し、イオンをより集束したビームとして検出器に輸送します。その結果、従来のStepWaveよりもシグナル/ノイズ比が2倍から10倍になり、何千回もの注入に対応できる優れた頑健性が実現します。緻密なデザインにより、不安定な化合物やイオン輸送効率が低く分析が困難な化合物であっても、微量で定量することが可能になりました。
ツール不要の新しい大気圧イオン化プローブを導入することで、操作性も向上しました。日常メンテナンスを 2分未満で完了できるため、ユーザー間の再現性が高まり、サンプルの分析により多くの時間を費やすことができます。
Xevo TQ-XSはXDR検出器も備えています。XDR検出器は、Xevo TQ-S microに初めて搭載された光電子増倍管検出システムであり、6桁の濃度範囲にわたる化合物の定量が可能です。使用している装置のダイナミックレンジの限界に収まるようサンプルを希釈したり、再注入したりする必要はもうありません。
また、Xevo TQ-XSは独自のイオン源である新製品UniSprayを搭載しており、1回のクロマトグラフィー分析でより広範囲な分析種のイオン化を行うことができます。その結果、より広範な化合物の幅広い極性に対してレスポンスが高まると共にシグナル/ノイズ比も改善されるため、複数の分析法を1つに統合することが可能で、分析ごとのイオン源の交換も不要になります。それにより時間を節約し、ラボ効率を高めることが可能です。
Xevo TQ-XSシステムは、Xevo TQD、Xevo TQ-S micro、およびXevo G2-XS QTofなどのXevo質量分析計製品ラインアップに加わります。Xevo質量分析計の特長はユニバーサルなイオン源アーキテクチャであり、互換性のあるイオン源はシステムの真空解除を行うことなく、数分間で質量分析計の前面への取り付けおよび取り外しが可能です。これにより、ハイスループット分析が必要なラボで研究を行う質量分析経験の浅いユーザーでも、最高の性能で装置を使用できるようになりました。
ウォーターズは、テキサス州サンアントニオのGrand Hyattで開催されるASMSにおいてXevo TQ-XSシステムの展示を予定(Room BおよびRoom C)しています。同会場では6月4日土曜日にウォーターズが主催するMass Spectrometry Users Meetingの複数の発表でもXevo TQ-XSシステムを取り上げる予定です。
詳細情報:
www.waters.com/xevotqxs
【お問い合わせ先 】
日本ウォーターズ株式会社
TEL :03-3471-7982
FAX :03-3471-7215
