イオンモビリティー分離法による代謝物プロファイリングに対応する新たなリファレンスライブラリーを発表
2016/06/10
日本ウォーターズ(株)
900を超える衝突断面積(CCS)値を含む代謝物プロファイリングCCSライブラリーにより、ノンターゲット分析における信頼性が向上
サン・アントニオ--(ビジネスワイヤ)--2016/06/06ウォーターズコーポレーション(NYSE: WAT)は本日、イオンモビリティー質量分析において使用する、代謝物プロファイリングに対応した新たなリファレンスライブラリーを発表しました。代謝物プロファイリングCCSライブラリーには、900を超える衝突断面積(CCS)値が含まれています。CCSは気相分子の立体形状の尺度となるもので、分析結果を確認するためにより確実な同定を行うことができます。また、ライブラリーには600以上のMS/MSスペクトルも含まれています。
このライブラリーは、クロマトグラフィーおよび質量分析のデータの解析、視覚化、および管理と装置制御を組み合わせたウォーターズ独自のソフトウェアプラットホームであるWaters UNIFI科学情報システムで使用可能です。また、Progenesis QIソフトウェアで使用することも可能です。同ライブラリーは、第64回アメリカ質量分析学会(ASMS)で発表されました。
代謝物プロファイリングCCSライブラリーにより、イオンモビリティー分離法を用いた分析の際に、複雑なサンプルマトリックス中のバイオマーカーの正確な同定が可能になります。衝突断面積(CCS)値は、イオンのサイズ、形状、気相での電荷に関する物理化学的特性を正確に示すものです。非常に複雑な少量のサンプルからのノンターゲットメタボロミクス解析では、ライブラリーに記録されたCCS値を用いて、異なるサンプルグループ間で統計的に有意な差を示す内因性代謝物および脂質を同定することができます。
「メタボロミクスやリピドミクスは、バイオマーカーの開発やトランスレーショナルリサーチにおいて不可欠な技術で、効能に関連した目的となる内因性バイオマーカーの同定を行ったり、疾患の進行を理解したりする上で必要です。ノンターゲットメタボロミクス解析では基礎となる生物学的性質を可能な限り深く理解することが目的ですが、この解析を行う際にイオンモビリティー質量分析法を活用できます。イオンモビリティー分離によりクロマトグラフィーのピークキャパシティが全体的に向上し、CCS値によって特定の代謝物を正確に同定する上での信頼性が高まります。」弊社のオミクスソリューション事業開発担当マネージャー、David Heywoodはこのように語ります。
UNIFI対応の代謝物プロファイリングCCSライブラリーは、イオンモビリティー分離法を行う際の複雑さを低減した高分解能質量分析計のVion IMS QTofおよびSYNAPT G2-Si HDMSシステムで使用可能です。
サンプル内で有意に変化する化合物の同定に役立つProgenesis QIソフトウェアと、このテクノロジーを併用すれば、バイオマーカーの同定において、複雑なサンプルを、頑健性を保ちつつ、日常的にかつ高い網羅性と統計的な厳密さのもとで分析することが可能となります。
詳細情報: http://www.waters.com/clarity
ウォーターズコーポレーションについて(www.waters.com)
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は高度な分析や材料科学技術を開発し、製造ラボ向けソリューションを提供しています。50年以上にわたり、同社は分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品と関係のあるポートフォリオを開拓してきました。
Waters、UNIFI、Progenesis、Vion、SYNAPT、HDMSおよびThe Science of What's Possibleはウォーターズコーポレーションの商標または登録商標です。
【この件に関するお問い合わせ先】
日本ウォーターズ株式会社
マーケティングサービス
tel:03-3471-7982
サン・アントニオ--(ビジネスワイヤ)--2016/06/06ウォーターズコーポレーション(NYSE: WAT)は本日、イオンモビリティー質量分析において使用する、代謝物プロファイリングに対応した新たなリファレンスライブラリーを発表しました。代謝物プロファイリングCCSライブラリーには、900を超える衝突断面積(CCS)値が含まれています。CCSは気相分子の立体形状の尺度となるもので、分析結果を確認するためにより確実な同定を行うことができます。また、ライブラリーには600以上のMS/MSスペクトルも含まれています。
このライブラリーは、クロマトグラフィーおよび質量分析のデータの解析、視覚化、および管理と装置制御を組み合わせたウォーターズ独自のソフトウェアプラットホームであるWaters UNIFI科学情報システムで使用可能です。また、Progenesis QIソフトウェアで使用することも可能です。同ライブラリーは、第64回アメリカ質量分析学会(ASMS)で発表されました。
代謝物プロファイリングCCSライブラリーにより、イオンモビリティー分離法を用いた分析の際に、複雑なサンプルマトリックス中のバイオマーカーの正確な同定が可能になります。衝突断面積(CCS)値は、イオンのサイズ、形状、気相での電荷に関する物理化学的特性を正確に示すものです。非常に複雑な少量のサンプルからのノンターゲットメタボロミクス解析では、ライブラリーに記録されたCCS値を用いて、異なるサンプルグループ間で統計的に有意な差を示す内因性代謝物および脂質を同定することができます。
「メタボロミクスやリピドミクスは、バイオマーカーの開発やトランスレーショナルリサーチにおいて不可欠な技術で、効能に関連した目的となる内因性バイオマーカーの同定を行ったり、疾患の進行を理解したりする上で必要です。ノンターゲットメタボロミクス解析では基礎となる生物学的性質を可能な限り深く理解することが目的ですが、この解析を行う際にイオンモビリティー質量分析法を活用できます。イオンモビリティー分離によりクロマトグラフィーのピークキャパシティが全体的に向上し、CCS値によって特定の代謝物を正確に同定する上での信頼性が高まります。」弊社のオミクスソリューション事業開発担当マネージャー、David Heywoodはこのように語ります。
UNIFI対応の代謝物プロファイリングCCSライブラリーは、イオンモビリティー分離法を行う際の複雑さを低減した高分解能質量分析計のVion IMS QTofおよびSYNAPT G2-Si HDMSシステムで使用可能です。
サンプル内で有意に変化する化合物の同定に役立つProgenesis QIソフトウェアと、このテクノロジーを併用すれば、バイオマーカーの同定において、複雑なサンプルを、頑健性を保ちつつ、日常的にかつ高い網羅性と統計的な厳密さのもとで分析することが可能となります。
詳細情報: http://www.waters.com/clarity
ウォーターズコーポレーションについて(www.waters.com)
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は高度な分析や材料科学技術を開発し、製造ラボ向けソリューションを提供しています。50年以上にわたり、同社は分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品と関係のあるポートフォリオを開拓してきました。
Waters、UNIFI、Progenesis、Vion、SYNAPT、HDMSおよびThe Science of What's Possibleはウォーターズコーポレーションの商標または登録商標です。
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