東京、日本[2016年7月5日] — アーティセン・エンベデッドテクノロジーズは本日、業界最高電流密度と、業界トップの95.5 パーセントの効率をもつLGA80D DC-DCモジュールを発表しました。この革新的な非絶縁型ユニットは、フットプリントがわずか1×0.5インチ又は25.4×12.5mm、調整可能な40A、100Wの独立した2出力は組合せも可能で、調整可能な80A、200W単出力にも対応します。より高い電流が必要な設計技術者は、最大4ユニットを並行接続することで、単一電源レールとして最大320Aを供給することが可能です。

このユニットではアナログ制御とデジタル制御の両方が可能なため、LGA80Dは抵抗による制御も、業界標準PMBusデジタルインターフェースを使用した監視・制御も可能です。画像、データ、ビデオ処理などのアプリケーションや、サーバープロセッサ、FPGA、スーパーコンピュータ、ネットワーク、ストレージ及び通信機器などの高出力デバイスの使用には、このアーティセンLGA80Dの高電流密度、効率、フレキシブルな制御などの特徴を活かせます。

「通信及びデータセンターシステムの回路基板がますます複雑化・高密度化されている中、すべてのコンポーネントが対応を迫られているのは、最大限の数値キープしながら、サイズを小型化する」とアーティセン・エンベデッドテクノロジーズのDC-DC製品テクニカルマーケティングディレクターのAndy Brownは述べています。「そのカギを握るのが、非絶縁型コンバータのアンペア毎平方インチの電流密度を増大することで、電力変換に使用する占有面積削減で空いたスペースを、基板のコンピューティング能力向上に利用することに繋がります。1平方インチの余裕は顕著な違いを生みます。自由になったスペースが処理機能の付加に利用可能になるからです」

入力電圧と出力電圧の仕様はすべての構成で同一であり、入力は7.5V～14V、出力は0.6V～5.2Vの範囲で常に調整可能なため、広範囲の半導体機器などのアプリケーションのサポートが可能です。

評価、構成、監視の簡易化のために、アーティセンは評価キットと併せて、PCベースのグラフィカルソフトウェアパッケージを提供しています。開発者は2つの直感的タブにより、各コンバータへの必要な設定を入力し、ステータスとパラメータを監視することができます。また、デモンストレーションボードにはLGA80Dモジュール2基が備えられ、設計技術者はモジュールの個々のチャネル又は組合せで動作をテストすることができます。


アーティセン・エンべデッドテクノロジーズについて
アーティセン・エンべデッドテクノロジーズは、通信、コンピューティング、医療、航空宇宙、工業などの各種業界向け高信頼性電源と組込みコンピューティングソリューションの設計と製造で世界をリードしている企業です。アーティセンは40年以上にわたって、コストパフォーマンスの高い先進なネットワークコンピューティングおよび電力変換ソリューションを提供し続け、お客様の開発期間短縮やリスク軽減をサポートし、信頼され続けてきました。アーティセンの本社は米国・アリゾナ州テンピにあり、10か所のCOE(中核研究拠点)、4か所のワールドクラスの製造工場、世界各国でのグローバルなセールス＆サポート拠点などを有し、世界各国で20,000人以上の従業員が働いています。

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