<音源可視化マイクロホンプローブ MI-5420>
コンパクト化し、周波数範囲も500~8000 Hzに拡大
【MI-5420】は、マイクロホン数を4chとすることで従来品よりもコンパクト化し、なおかつ幅広い周波数に対応した音源可視化マイクロホンプローブ。少ないマイクロホン数であっても、独自のビームフォーミング演算法を用いて音源可視化を可能にし、マイクロホンプローブの全長を約35cmに抑えた。プローブヘッドは高周波用と低周波用があり、高周波用はマイクロホン間隔が60mmで1000~8000 Hzに、低周波用はマイクロホン間隔が120 mmで500~4000Hzに、それぞれ対応。可視化可能な周波数範囲を従来の1000~5000Hzから500~8000 Hzの範囲に拡大し、要望が多い1000Hz以下および5000Hz以上の帯域に対応する。システム構成は、DS-3000シリーズデータステーション、音源可視化マイクロホンプローブMI-5420、パーソナルコンピュータ。自動車、鉄道、家電等の機械装置、電機・電子部品、道路、トンネルの異音、ポンプ、モータが発する騒音等の音源探査が可能。
<FFTコンパレータ CF-4700>
周期的に変動する音や振動の大きさも判定可能
【CF-4700】は、製品の音や振動による精密な品質検査に最適なライン判定機。周波数成分の大きさや波形の形状での判定機能に加えて、周期的に変動する音や振動の変動量を抽出し、その変動量で判定することができる変動成分抽出機能を搭載。モータを用いた機器が稼働する際に発生する「ギー」といった濁り音や「カタカタ」といったビビリ音などでの合否判定が可能。さらに変動成分抽出機能に含まれているバンドパスフィルタとエンベロープ機能を用いたベアリングの振動監視や、モニタ機能(ヘッドホン出力)による振動の可聴化による聴感的な確認も行える。簡単な操作で判定範囲を設定することができる判定アシスト機能も新たに搭載しており、合否それぞれの計測データファイルから音や振動のレベル差を読み取り、判定ブロックを設定するため、簡便にブロックを設定することができるようになっている。