新型コロナウイルス抗原検査用水晶振動子式センサ/機器
最終更新日:2020/09/14
このページを印刷簡易・迅速・高精度な検査法を提供
日本電波工業は、簡便で迅速な簡易検査法のニーズに応え、同社の水晶振動子をセンサとするQCM法による理化学機器「NAPiCOSシリーズ」をベースに、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原検査用センサおよび機器の開発・実証実験を進めている。遺伝子を増幅させるPCR法に比べて、QCM法は検知した分子レベルの物質量(pg/mL相当)を周波数の変化としてリアルタイムに検知するため、約5~10分の短時間で高感度な分析結果が得られる。また、試料と前処理液を混合した反応試薬をセンサ注入口に滴下するだけの簡単な検査法であることから、小規模クリニックなどでも利用可能。