eve autonomyはヤマハ発動機と自動運転技術の開発を手掛けるティアフォーにより、2020年2月に設立された合弁会社です。
自動運転技術を用いて、工場などで重量物を自動で搬送するソリューションの提供を目指しています。

工場の物流現場では、高まる多品種少量生産への対応と慢性的な人手不足が課題となっています。そのため、作業員配置を前提とした従来型の設備・運用では、効率的かつ需要変動に強い生産体制の構築が難しくなってきています。

eve autonomyはこの課題に対して、導入が簡単で誰にでも扱いやすい自動搬送ソリューション開発を推進しています。
ティアフォーが開発を主導するオープンソースの自動運転OS「Autoware(*)」の技術と、ヤマハ発動機が新規設計したタフな搬送車両を掛け合わせることで、安心・安定のソリューションを提供していきます。

また、導入ハードルの低減や工場内物流の需要変動への対応を目的に、初期費用を抑えることが可能なサブスクリプション型のサービス・アフターサポートを提供します。

今後は、ヤマハ発動機の製造工場から国内外の工場や物流施設など様々な場所への導入をスピーディーに進めていきます。さらに、実運用を通した課題の洗い出しと改善により、安定性と信頼性の高い自動搬送ソリューションの完成を目指します。

　*AutowareはThe Autoware Foundationの登録商標です