ロームがオートフォーカス用高光度、高精度LED を2 機種開発。「業界初のサイドビュー方式のSML-L1 シリーズ、 業界一の低背化を実現したSML-J1 シリーズ」を開発
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラの小型・薄型化が進む中、オートフォーカスによるピント合わせ時に発光する補助光として使用されるLED についても、常に小型、薄型化が求められています。
また、デジタルビデオカメラのような縦型のデバイスでは、回路基板に対して補助光が水平の方向に発光する必要がありますが、これまではランプタイプのLED の端子部分を折り曲げて水平方向に光軸を合わせていました。しかしながらこの場合、人手でのはんだ作業が必要となり、自動リフローが可能な面実装対応のサイドビュータイプのレンズ付LED の登場が待たれていました。
今回ロームが開発したオートフォーカス補助光用の高出力面実装レンズLED 「SML-L1 シリーズ」では、ロームの精密加工技術により、業界初のサイドビュータイプを実現、また、トップビュータイプの「SML-J1 シリーズ」は、高さ4.5 mmと業界一の低背化を実現しました。これらによりお客さまのセットの薄型化やデザイン設計の自由化に貢献できると考えております。
また、両シリーズとも、新たな高輝度素子を用いて業界最高水準の光度(20m Aで28cd )を達成したことに加え、レンズやフレーム形状の最適化により指向角8°という超狭指向特性を実現、光軸ズレも±3°に抑えた高精度なオートフォーカス補助光用LED です。
発光色は補助光としてのニーズが高い橙色をはじめ、赤、黄、イエローグリーン、ピュアグリーン、そして夜間照明用の赤外もラインアップしております。
ロームでは今後も、お客さまのニーズを先取りするLED 製品ラインアップの拡充に努めてまいります。
