全く新しい工法を用いて微細化の限界を超えた世界最小クラスの部品「RASMID(ラスミッド)シリーズ」
<要旨>
近年、あらゆる機器の高機能化に伴い、部品レベルでの小型化が求められています。こうした中、ロームでは早くから独自の微細化技術を駆使し、部品の小型化において技術革新を進めてきました。
2011年には微細化の限界と言われる0402(0.4×0.2mm)サイズを下回る※世界最小のチップ抵抗器(0.3×0.15mm)を、そして2012年には※世界最小半導体となるツェナーダイオード(0.4×0.2mm)を開発しました。
今回、新たに0402のショットキーバリアダイオード(SBD)をラインアップすると共に、いよいよ03015のチップ抵抗器を量産化します。
ロームでは、これら従来と全く違う新しい工法を用いて小型化を実現し、驚異的な寸法精度(±10μm)を誇る※世界最小部品をRASMID®(ROHM Advanced Smart Micro Device)シリーズと位置付けています。
今後も製品の小型化はもちろんのこと、実装技術に至るまでより実用化に向けた技術開発を行い、さらなる機器の小型化に貢献していくためにも、本シリーズの製品ラインアップを拡充していく予定です。
※9月19日現在 ローム調べ
<ロームのRASMID®シリーズ>
従来と全く違う新しい工法を用いて小型化を実現し、驚異的な寸法精度(±10μm)を誇る※世界最小部品シリーズ
■0402(0.4mm×0.2mm)サイズのショットキーバリアダイオード
・従来の0603サイズに比べて、82%のサイズダウンに成功(体積比)
・2013年10月からサンプル出荷、 2014年1月から量産を開始予定
■03015(0.3mm×0.15mm)サイズの抵抗器
・従来の0402サイズに比べて、56%のサイズダウンに成功(体積比)
・2012年1月に既にサンプル出荷、 2013年10月から量産を開始予定
■0201(0.2mm×0.1mm)サイズの抵抗器
・03015サイズから更に、68%のサイズダウンに成功(体積比)
・2014年10月からサンプル出荷予定
<0402(0.4×0.2mm)サイズのショットキーバリアダイオード>
RASMID®シリーズの特長である新工法を使用し、スマートフォンなどのモバイル機器向けに高密度実装を可能とした※世界最小クラスのショットキーバリアダイオード0402サイズ(0.4×0.2mm)を開発しました。 生産拠点はローム・アポロ株式会社(福岡県)で、2013年10月からサンプル出荷(サンプル価格:20円)を開始し、 2014年1月から当面月産500万個の規模で量産を開始する予定です。
