M2Mシステムの安定運用を支えるコンパクトな電源コントローラ「FutureNet CB-100」を発売
M2Mシステムの拠点側でカメラやセンサ、観測装置等を利用する場合、電源確保が困難、停電や瞬間的な電圧変動などへの対策などの電源環境が整っていないケースが多くあります。これらの対策にはUPS装置が使われますが、拠点側システムでは大がかりな装置の導入が難しいことがあります。
FutureNet CB-100(以降 CB-100と表記)は拠点側システムで安定した電源を確保するために求められる機能をコンパクトな筐体に収めた電源コントローラです。CB-100を利用することにより、システムごとの電源制御開発などの導入コストを抑え、無人環境での運用の安定性を大幅に向上させます。
CB-100は商用電源やバッテリ、またはソーラパネルからの電源入力を受けつつ、同時に2台までの装置に対してDC電源を供給できます。CB-100はDC電源出力用としてDC 12Vの出力端子を2ポート、DC5Vの出力端子を1ポート備えます。DC電源出力はRS-232またはイーサネットインタフェースに接続した外部装置からON/OFF/リセットの制御がおこなえます。外部装置を使用しない時間は電源供給をOFFにすることにより、システム全体で電力消費を最小限に抑えることが可能です。
入力電源としてバッテリを利用する場合は、バッテリの出力電圧を監視し、電圧レベルが低下した場合はCB-100のDOポートからアラームを外部装置に通知できます。これにより外部装置の電源供給が断たれる前にデータ保存するといった、システムを安全に停止する対応が可能です。
CB-100は-10℃~50℃の動作温度範囲に対応します。室内はもちろん屋外設置の組み込みシステムや観測拠点等でも安定した運用が可能です。
≪ FutureNet CB-100の特長 ≫
■ 2台の外部装置にDC電源を供給可能
CB-100は同時に2台までの装置に対してDC電源を供給できます。CB-100への電源入力は、バッテリや商用電源からのDC 12V、またはソーラパネルから選択できます。DC電源の出力は DC 12Vを2系統、もしくはDC 12V 1系統と DC 5V 1系統の組合せが可能です。DC 12Vの出力は最大で8W、DC 5Vの出力は最大で 7W、2ポートの合計で8Wまでの出力が可能です。
■ バッテリの利用と充電機能
バッテリはCB-100の本体に収容できる小型内蔵タイプと、市販のバッテリ装置の外付けを選択して利用できます。内蔵バッテリは 2200mAhの容量を持ち、負荷 4Wで約1時間(周囲温度 25℃の場合)の運用が可能です。それ以上の負荷を接続する場合は外部バッテリを利用します。CB-100は充放電コントローラの機能を備えており、ソーラパネルから監視装置へ給電しながら同時に外部バッテリの充電をおこなえます。内蔵バッテリを利用しない場合は-10℃~50℃、内蔵バッテリ利用時は0℃~40℃の動作温度範囲に対応します。
■ 外部装置からの制御と状態通知機能
CB-100はLAN、RS-232のインタフェースを介して外部もしくは遠隔地の装置からコマンドを受け取ってDC電源出力のON、OFF、リセット(OFF/ON)の制御ができます。また、入力電源断、バッテリ電圧低下、バッテリ電圧復旧といった電源状態を LAN、RS-232、DOのインタフェースで通知することができます。これにより状態通知を受けた外部装置から警報メールを送信し、安全なシャットダウン手順を開始するなどの対処が可能となります。
■ LAN死活監視に基づく自動電源リセット(OFF/ON)が可能
CB-100はあらかじめ指定したIPアドレスに対して定期的にpingパケットを送信して死活監視をおこなう機能を備えています。一定回数以上pingの応答がない場合は指定のDC出力をリセット(OFF/ON)し、接続された外部装置を再起動することができます。
≪ FutureNet CB-100の利用方法 ≫
■ 利用例1: 小型UPSとしての利用
CB-100は小型の無停電電源装置として利用できます。停電や瞬時電圧低下、瞬時電圧変動等によりCB-100への電源供給が正常におこなえなくなった際に、DC出力を瞬断することなく内蔵バッテリからのDC出力に切り替えバックアップします。これにより電力の瞬断や雷などによる電源トラブルから装置を保護し、システムの安定運用を維持します。
■ 利用例2: バッテリ装置としての利用
CB-100に大容量の外部バッテリを接続すると、一定期間バッテリのみでシステムを稼働できます。単純なバッテリ駆動ではバッテリ容量を使い切ったときにシステムが突然停止してしまうという問題があります。CB-100ではバッテリの出力がなくなる前に、バッテリの電圧低下を検知した時点で RS-232、LAN、接点出力で電圧低下を通知できるため、電源断に備えた対処が可能です。
この構成で、弊社モバイルルータFutureNet AS-250シリーズの省電力動作モードと組合せると、システム全体の大幅な省電力を実現できます。AS-250のDOポートとCB-100のDIポートを接続すると、AS-250がスリープ状態になる際にその情報をCB-100に通知できます。CB-100はこれを受けてセンサやカメラへのDC電源供給を停止し、電力の消費を抑えることができます。また、AS-250がアクティブ状態になるときCB-100に通知し、センサやカメラへの電源供給を再開できます。
FutureNet MAシリーズの場合は、さらにアプリケーションからセンサやカメラへの電源供給の開始/停止を指示できます。
■ 利用例3: 独立電源としての利用
CB-100をソーラパネルと外部バッテリを組み合わせて完全な独立電源を実現できます。装置への電源供給をしつつ、ソーラパネルでバッテリの充電をすることができます。ソーラパネルやバッテリの機種、容量はシステムで必要な電源容量等に応じて選択できます。これにより商用電源が得られない場所でも長期間のシステム運用が可能となります。
■ 利用例4: マルチセンサBOXでの利用
CB-100をマルチセンサBOX※ に組み込み、定点観測装置として利用することができます。高い防塵・防水性能を備えたBOXに、定点観測用のセンサ・カメラ、M2Mに最適なFutureNet AS-250シリーズ、FutureNet MA-E300シリーズとCB-100を組み合わせることにより、外部電源が確保できない場所においても、継続・安定してデータを収集することができます。また、ソーラパネルと外部バッテリを組み合わせて完全な独立電源を実現できます。
※ 参考:マルチセンサBOX
マルチセンサBOXは、多様な機器の接続、設置環境に対応し、電源供給、継続通信を可能としたパッケージです。高い防水性能を備えたBOXに、省電力且つ様々な温湿度環境下における稼働を実現するFutureNetシリーズ機器を組み合わせ、これまで設置が困難とされてきた場所において、安定・継続した通信を行うことが可能です。また、ソーラパネルによる給電、外付けバッテリへの充電を行い、外部電源を接続せずにご利用いただくことが可能です。


















