【ハイライト】
■トランスミッター、レシーバー、または両方で、広帯域チャネルを備えたテストシステムの構築を簡素化
■テストフィクスチャー(アダプタ・アンプ・ミキサー等)も含め、測定系全体を最適化校正することにより5G送信、受信の両試験で測定結果の信頼性を向上
■正確かつ再現性のある測定を保証する5G候補波形の生成と解析

東京、2016年7月12日発 – キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：チエ ジュン、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は、5G候補波形の校正、信号作成、信号解析用の業界初かつ唯一のオールインワンソフトウェアである、5G広帯域信号 最適化ソフトウェアを発表します。 このソフトウェアは、5G広帯域信号の作成と解析に関連する重要な設計作業を簡素化できるため、研究開発エンジニアはいち早い商品化に向けて、より多くの時間を設計に充てることができます。

広帯域チャネルをRF、マイクロ波、ミリ波の周波数で校正するのは、困難な作業ですが、100 MHzから最大1 GHzの帯域幅を使用すると言われている5G信号を正確に測定するには広帯域でのフラットネス化を行う最適化校正が不可欠です。キーサイトの新しい5G広帯域信号 最適化ソフトウェアが、この問題を解決します。画面の表示通りに操作するだけで、システムの校正を簡単に実行できます。さらに、複雑なシステムの最適化や測定を容易に実現するタスクベース指示機能を搭載し、エンジニアが自信を持って5Gデザインの検証を行うことができます。

当社インターネット・インフラ・ソリューション・グループのバイスプレジデントであるMark Pierpontは、次のように語っています。「主要な無線インフラやデバイスベンダーの研究開発エンジニアは、5G候補技術の設計と評価を行う際に、さまざまなツールを組み合わせています。この問題を解決するため、当社の新しい5G広帯域信号 最適化ソフトウェアは、5Gに必要な計測学と柔軟な広帯域システム校正を1つにまとめ、第5世代の移動通信サービスの配備を促進する、5Gに特化したソリューションとして誕生しました。」

キーサイトの5G広帯域信号 最適化ソフトウェアは、FBMC、F-OFDMなど、多数の5G候補信号の生成と解析に対応できます。今後提供される追加機能は、5G広帯域信号 最適化ソフトウェアにライセンスをその都度追加することができます。

なお、2016年7月14日木曜日と15日金曜日の2日間、JPタワー ホール＆カンファレンスで開催される「Keysight World 2016 東京」のソリューション展示コーナー A4ブース（新Xシリーズ シグナル・アナライザ）にて、5G広帯域信号 最適化ソフトウェアのデモンストレーションを行います。