Full HD対応のH.264デコーダを提供開始、動画再生できる組込み機器を1台から実現
2013/09/27
株式会社アットマークテクノ
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動画再生できる組込み機器を1台からでも実現可能、
Armadillo-840向けFull HD対応のH.264デコーダを提供開始
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組込みプラットフォーム「Armadillo(アルマジロ)」を展開する株式会社アットマークテクノ(本社:北海道札幌市、代表取締役:実吉智裕、以下「アットマークテクノ」)は、CPUに高負荷をかけることなくFull HDのH.264動画再生を実現するミドルウェア「AVコーデックミドルウェア」を提供します。
AVコーデックミドルウェアは、Armadillo-800シリーズでマルチメディア処理(H.264動画・AAC音声の変換処理)をスムーズかつ効率的に行うためのミドルウェアです。Armadillo-800シリーズに搭載されているアプリケーションプロセッサ「R-Mobile A1」(ルネサス エレクトロニクス株式会社製)には、メインCPUである「ARM Cortex-A9」の他、リアルタイム制御用のサブCPU「SH-4A」とハードウェアコーデック(ビデオ・サウンド用)が含まれています。今回提供するAVコーデックミドルウェアは、このサブCPUとハードウェアコーデックを使うことでマルチメディア処理をスムーズに実行させることができます。
現在PCで一般的に使用されているH.264の動画処理は、CPUに非常に大きな負荷がかかります。PCより省電力で処理能力の低い組み込みプロセッサ上でリアルタイムな動画処理を実現するためには、負荷に起因するCPUパフォーマンス低下の影響で、大がかりなソフトウェアチューニングが必要でした。AVコーデックミドルウェアを使用した場合、リアルタイム性が必要な処理はサブCPUとハードウェアコーデック上で実行されるため、メ
インCPUにはほとんど負荷がかかりません。メインの機能のパフォーマンス低下を気にせず動画機能を実現でき、ソフトウェアチューニング作業なども不要になるので、開発作業の効率化につながります。
通常、動画処理の実現のためには組み込みプロセッサメーカーとの契約締結が必要です。特に少量生産の場合には、その契約コストが足枷となる場合もありました。
そこで、アットマークテクノは、プロセッサメーカーとの個別契約なしにArmadillo-800シリーズで動画再生機能を実装できるAVコーデックミドルウェアの提供を開始しました。デジタルサイネージ端末や券売機、店舗情報端末などのマルチメディア機能対応の組み込み機器を少量生産で実現したいという場合でも、製品化・量産時にArmadillo-840をそのまま組み込んで機器を実現することができます。
アットマークテクノでは、AVコーデックミドルウェアの第1弾として、画面表示機器に適した組み込みプラットフォーム「Armadillo-840」向けデコーダ機能の評価版を2013年9月27日より提供開始し(※1)、フィールドでの運用テストを完了したのちに、デコーダ機能の正式版の提供を予定しています。また、第2弾として、2013年末にはインテリジェントカメラ向けプラットフォーム「Armadillo-810」およびArmadillo-840向けのエンコーダ機能も提供予定です。
※1
AVコーデックミドルウェアは、Armadillo-810またはArmadillo-840(いずれもカタログ掲載品)を購入されたお客様に提供します。
アットマークテクノユーザーズサイト(https://users.atmark-techno.com/)でアカウント登録および購入製品登録を行うことでダウンロード可能です。
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※詳細は下記からご覧ください。
■プレスリリースの全文
http://www.atmark-techno.com/news/press-releases/20130927_acm
■アットマークテクノ ユーザーズサイト
https://users.atmark-techno.com/
動画再生できる組込み機器を1台からでも実現可能、
Armadillo-840向けFull HD対応のH.264デコーダを提供開始
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組込みプラットフォーム「Armadillo(アルマジロ)」を展開する株式会社アットマークテクノ(本社:北海道札幌市、代表取締役:実吉智裕、以下「アットマークテクノ」)は、CPUに高負荷をかけることなくFull HDのH.264動画再生を実現するミドルウェア「AVコーデックミドルウェア」を提供します。
AVコーデックミドルウェアは、Armadillo-800シリーズでマルチメディア処理(H.264動画・AAC音声の変換処理)をスムーズかつ効率的に行うためのミドルウェアです。Armadillo-800シリーズに搭載されているアプリケーションプロセッサ「R-Mobile A1」(ルネサス エレクトロニクス株式会社製)には、メインCPUである「ARM Cortex-A9」の他、リアルタイム制御用のサブCPU「SH-4A」とハードウェアコーデック(ビデオ・サウンド用)が含まれています。今回提供するAVコーデックミドルウェアは、このサブCPUとハードウェアコーデックを使うことでマルチメディア処理をスムーズに実行させることができます。
現在PCで一般的に使用されているH.264の動画処理は、CPUに非常に大きな負荷がかかります。PCより省電力で処理能力の低い組み込みプロセッサ上でリアルタイムな動画処理を実現するためには、負荷に起因するCPUパフォーマンス低下の影響で、大がかりなソフトウェアチューニングが必要でした。AVコーデックミドルウェアを使用した場合、リアルタイム性が必要な処理はサブCPUとハードウェアコーデック上で実行されるため、メ
インCPUにはほとんど負荷がかかりません。メインの機能のパフォーマンス低下を気にせず動画機能を実現でき、ソフトウェアチューニング作業なども不要になるので、開発作業の効率化につながります。
通常、動画処理の実現のためには組み込みプロセッサメーカーとの契約締結が必要です。特に少量生産の場合には、その契約コストが足枷となる場合もありました。
そこで、アットマークテクノは、プロセッサメーカーとの個別契約なしにArmadillo-800シリーズで動画再生機能を実装できるAVコーデックミドルウェアの提供を開始しました。デジタルサイネージ端末や券売機、店舗情報端末などのマルチメディア機能対応の組み込み機器を少量生産で実現したいという場合でも、製品化・量産時にArmadillo-840をそのまま組み込んで機器を実現することができます。
アットマークテクノでは、AVコーデックミドルウェアの第1弾として、画面表示機器に適した組み込みプラットフォーム「Armadillo-840」向けデコーダ機能の評価版を2013年9月27日より提供開始し(※1)、フィールドでの運用テストを完了したのちに、デコーダ機能の正式版の提供を予定しています。また、第2弾として、2013年末にはインテリジェントカメラ向けプラットフォーム「Armadillo-810」およびArmadillo-840向けのエンコーダ機能も提供予定です。
※1
AVコーデックミドルウェアは、Armadillo-810またはArmadillo-840(いずれもカタログ掲載品)を購入されたお客様に提供します。
アットマークテクノユーザーズサイト(https://users.atmark-techno.com/)でアカウント登録および購入製品登録を行うことでダウンロード可能です。
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※詳細は下記からご覧ください。
■プレスリリースの全文
http://www.atmark-techno.com/news/press-releases/20130927_acm
■アットマークテクノ ユーザーズサイト
https://users.atmark-techno.com/