ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社（本社：東京都新宿区　代表取締役：笠井伸啓）は、2011年9月21日から、シグナル・ジェネレータR＆S SMB100Aに新たに追加された周波数拡張オプションR＆S SMB-B120/120L（20GHz）およびR＆S SMB-B140/140L（40GHz）の販売を開始します（Lモデルはステップ・アッテネータなし）。R＆S SMB100Aシリーズの製品ラインナップに20GHzおよび40GHzのオプションを追加投入することで、マイクロ波帯を使用した無線通信機器、レーダー、アンテナ、および高周波部品評価向けに最適なソリューションをお届けすることができるようになります。さらに、R＆S SMBはコンパクトサイズながらクラス最高レベルのSSB位相ノイズ性能を有するだけでなく、消費電力もクラス最低レベルに抑えられているため、研究開発はもとより製造ラインでのランニング・コスト削減にも大きく貢献する製品です。

当社のマーケティング部 部長　関野　敏正は次のように語っています。
「ローデ・シュワルツのシグナル・ジェネレータは、クラス最高レベルの性能により幅広い顧客に採用されています。今回の製品は、従来製品と比較して圧倒的なコスト・パフォーマンスを提供し、これまでのマイクロ波シグナル・ジェネレータの概念を大きく覆す製品となっております。この製品を軸にして、マイクロ波帯のアプリケーション市場におけるビジネス拡大を行ってまいります。」

＜ワイド・ダイナミックレンジを実現＞
周波数範囲の拡張にも関わらず、R＆S SMB100Aは -120dBmから＋14dBmのダイナミックレンジを標準仕様としてご提供します。さらに新型ハイパワー出力オプションR＆S SMB-B31（20GHz モデル用）と、R＆S SMB-B32（40GHz モデル用）を追加すれば、最高＋27dBm（代表値）の信号出力が可能です。これにより、外付けのパワー・アンプを使用することなく、高周波部品等のコンプレッション評価を簡単に行うことができます。

＜卓越した信号品質＞
R＆S SMB100Aは、クラス最高レベルの信号品質を誇ります。拡張されたアッテネータ・レンジと、ダイレクトディジタル合成（DDS）の採用により、低周波においてもSSB位相雑音が極限まで低く抑えられています。

＜コンパクト設計＆低消費電力＞
信号品質だけでなく、R＆S SMB100A はコンパクト設計にもこだわっています。筐体は、19インチラックの3/4サイズで、高さ2ユニットに収納可能となっており、開発のベンチや、製造ラインでのスペース削減に貢献します。さらに、40GHzモデルでも、わずか6.9kgと軽量なため可搬性に優れ、消費電力もわずか120Wに抑えられており、主に製造ラインにおけるランニングコスト削減に大きく貢献します。