ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社（本社：東京都新宿区　代表取締役：笠井伸啓）は、2011年9月28 日から、コンパクトTV信号発生器R＆S SFCの販売を開始いたします。

世界的な放送のデジタル化に伴い、ブラウン管に代わりフラットパネル型TVの出荷台数が増す一方で、製品価格の下落が進んでいます。TV受信機やその部品のベンダーは限られた予算の中で、様々な放送方式と試験を実施しなければなりません。今回、ローデ・シュワルツがリリースする製品は、コストパフォーマンスが高く、ほとんどの放送方式を1台でサポートする理想的なTV信号発生器です。試験コンテンツを再生する機能を内蔵しながら、従来型の半分の大きさです。

<品質と価格のバランス>
コンパクトTV信号発生器R＆S SFCは、放送に関わる保守管理、受信機の開発・製造現場のニーズに応えるべく、世界の放送方式に対応しています。この製品の用途は、TV受信機やチューナの生産システム、ソフトウェアの開発、ラジオやTV受信機機能を持つカーナビゲーション製品の品質保証などです。世界の放送市場で要求される高い品質と価格のバランスがとれた製品です。

<コンパクトな筐体に最新の技術と機能を凝縮>
コンパクトTV信号発生器R＆S SFCは、世界の放送方式のほとんど全てをサポートします。最新のDVB-T2、 DVB-C2も含まれ、DVB-C2は今年末のサポートの開始を予定しています。トランスポートストリーム再生機能を内蔵し、各地域に対応したストリームコンテンツを選択して、出力することが可能です。コンテンツライブラリはオプションとして用意され、解像度・リフレッシュレート、映像や音声の圧縮方式の条件から目的の試験信号を選ぶことができます。

<機能の拡張性>　
R＆S SFCは基本機能として、UHFまでをサポートします。通常の地上波やケーブル方式では十分ですが、デジタルラジオ、 衛星放送または、CMMBのようなハイブリッドタイプの放送用途向けには、3GHzまでをサポートする追加オプションが用意されます。本製品は、40dB以上の高純度の信号を出力でき、伝送シミュレーションで必要なノイズ源オプションも選択できます。

<柔軟にシステムを構築>
このコンパクトTV信号発生器は、効率の良い集中信号源システムを構築することも可能です。19インチの半分のサイズの幅に収まるため、非常にコンパクトなシステムを構築できます。Windows PC（エンベデッド）が内蔵されているため、ディスプレイとUSBマウスを接続して、スタンドアローンでの使用が可能な上、他のPCからリモートデスクトップを使用しての遠隔操作もできる、同クラスでは稀な、柔軟性の高い仕様です。

製品についての詳細な情報は、弊社のホームページをご参照ください。