ディジ インターナショナル株式会社(本社・渋谷区、ジョー・ダンズモア代表取締役)は、このたび、Digiの新開発「iDigiプラットフォーム」（サービスとしてのプラットフォーム : PaaS）をベースにし、ワイヤレスアプリケーションが迅速、容易、かつ低コストで開発できる3つの新しいiDigi開発キットを発表しました。今回のキットは、グリーンアプリケーション(地球環境を考慮したアプリケーション)向けに最適化され、地球に優しいアプリケーションを迅速・容易に開発するために必要なハードウェア、ホスト型ソフトウェア、サービスのすべてを備えています。本キットのユーザはWebインタフェース経由で、iDigiのフリーのサンドボックス開発環境(保護領域内でのテスト環境)とホスト型ソフトウェアにアクセスすることができるため、アプリケーション開発を簡素化し、タイム・ツー・マーケットを加速します。

「私たちはいかなる機器にも、またいかなる言語や場所においても接続を可能にします。私たちがインテリジェントな敷設・配備を取り扱うことで、開発者は彼らのアプリケーションだけに集中することができ、エンジニアはより強固なアプリケーションを実現できます」と、Digi InternationalのCTO兼R&D担当副社長のジョエル・ヤングは話しています。

新しいキットは、「iDigi X4 スタータキット ZB」、「iDigi Wi-9P スタータキットZB」、「iDigi BL4S100 アドオンキットZB」の3つです。「iDigi X4 スタータキットZB」は、iDigiプラットフォーム経由でのZigBeeネットワーク設定に必要なハードウェアとソフトウェアツールを備えています。本キットは、IPコネクティビティをZigBeeネットワークに接続するConnectPort X4ゲートウェイ、ZigBeeネットワークを形成するXBee ZBモジュールとXBeeウォールルータ、環境モニタリング/グリーンアプリケーション用のXBee ZB光・温度センサを同梱しています。

「iDigi Wi-9P スタータキットZB」は、iDigiプラットフォームを使ったARM9プロセッサ上の組込みワイヤレスアプリケーション開発に必要なすべてのツールを備えています。本キットは、セキュアな802.11b/gおよびイーサネットコネクティビティを可能にするConnectCore Wi-9P 9215モジュール、ZigBeeメッシュネットワーク向けのXBee ZBモジュールとXBeeウォールルータ、グリーンアプリケーションを実現するXBee ZB光・温度センサ、ラピッドプロトタイピングと製品設計用のPythonベースのソフトウェア開発で構成されます。

「BL4S100 アドオンキットZB」は、「iDigi X4 スタータキットZB」のアドオンキットです。本キットは、iDigiプラットフォーム経由でZigBeeネットワークに組込みワイヤレス制御を追加するために必要なすべてのコンポーネントを備えています。BL4S100は、iDigiプラットフォームにインテリジェントなI/Oを付加することで、監視・管理タスクの遂行を容易にプログラムでき、ZigBeeネットワークに接続された機器のローカライズされた制御を提供します。本キットは、Digi XBee ZBモジュールを搭載したRabbit BL4S100シングルボードコンピュータ、完全な製品ドキュメントを備えたDynamic C CD-ROM、プッシュボタンスイッチとLEDを搭載したデモボード、USBプログラミングケーブル、ユニバーサルACアダプタ、CAT 5/6イーサネットクロスオーバケーブルを同梱しています。

iDigi X4スタータキットZB、iDigi Wi-9P スタータキットZB、iDigi BL4S100 アドオンキットZBは、Digiのグリーンデザインコンテストの一端として、エンジニアは149ドル、学生は75ドルで入手できます。キットの詳細は、www.digigreen.comをご参照ください。価格設定は国や地域により異なります。iDigiの詳細は、www.idigi.comをご覧ください。