インドMobiApps社を買収
「当社のワイヤレスM2Mカスタマは、受信エリアを完全なものにするため、通信オプションとして衛星通信を求めるケースが増加しています。当社は、Digiの強力でグローバルなセールスと流通ネットワークにMobiApps製品を載せることを楽しみにしており、衛星M2Mは近い将来の高成長の機会だと捉えています」と、Digi InternationalのCEO、ジョー・ダンズモアは話しています。
MobiApps は、最近、衛星M2Mシステムソリューションの複雑さを飛躍的に低減し処理性能を向上させた、独自のカスタム設計で特許取得によるミックスシグナルの ASIC(特定用途向け集積回路)の新世代の製品を発表しました。衛星M2Mのアプリケーションには、車両/機体管理、船舶追尾、コンテナ追跡、農場監視、エネルギー管理と遠隔フィールドサービスなどがあります。衛星は特に国や大陸の境界を横断するアプリケーションに適し、極めて遠隔な場所でもコネクティビティを提供し、セルラー通信が不十分な場合にもミッションクリティカルなワイヤレスバックアップを提供します。MobiAppsはまた、インドや東南アジアの市場にフォーカスした、従業員のトラッキングを含む各種の資産トラッキング管理サービスを含めたセルラー製品およびセルラー/衛星のハイブリッド製品を持っています。
MobiAppのインドにおける位置づけは、Digiを国際的に成長する市場の中でより強力なものにします。MobiAppsは、営業、マーケティング、管理スタッフと高いワイヤレス専門知識を持つ約30名のエンジニアを含め、インドで 53名の従業員を持っています。職務上の枠を超えた優秀な従業員のグループは、インドと東南アジアの成長に強力な基盤を提供します。
「MobiApps は、特許を持つミックスシグナルASICからなる最先端の衛星テクノロジー製品とソリューションで知られています。これらのリソースとスケール、マーケットの位置づけにより、Digiはいまや、MobiAppsの技術的専門性を支え、世界中のM2Mマーケットの成長機会において優位性を示す立場となるでしょう」と、MobiAppsのCEO、タローン・C・カムダール氏は話しています。
「今回の MobiAppsの買収は、Digiと株主にとって極めて戦略的、文化的で、財政的に適切なものです。2013年までにワイヤレスを収益ベースで60%以上に、国際的な収益を60%以上に伸長させるという5年間の目標に準じたものです。」と、ジョー・ダンズモアは話しています。