IPベースのデマンドレスポンスソリューションでCooper Power Systems社と協業
ユーコンエナジーサービス・ソフトウェアとiDigiの統合で
次世代のデマンドレスポンスソリューション構築へ
米国Digi International社 (本社・米国、ジョー・ダンズモアCEO、NASDAQ : DGII)はこのほど、Cooper Industries社(ニューヨーク証券取引所 : CBE)の一部門であるCopper Power Systemsと、ZigBeeスマートエナジープロファイル(SEP : Smart Energy Profile)対応の双方向IPベースのデマンドレスポンス(需要反応)ソリューションの提供でパートナシップを締結したことを発表しました。Copper Power Systemsは、ZigBee SEP1.0対応のサーモスタットおよび、業界をリードするユーコンエナジーサービス・ソフトウェアプラットフォームを提供、一方、DigiはConnectPort X2 for Smart EnergyゲートウェイとiDigiプラットフォームを提供します。Digiのプラグアンドプレイのスマートエナジーソリューションは、ブロードバンド接続経由で、ホームエリアネットワークから公益事業者にCooper Power SystemsのSEP 1.0デバイスを接続します。Cooper Power Systemsは、次回のユーコンソフトウェアのリリース時からiDigiソリューション対応を行います。これにより、Cooper Power Systemsは、新規カスタマならびに現在ユーコンソフトウェアを導入している200を超える北米の公益事業者すべてにこのソリューションを提供することができます。
「公益事業者は、現在の一方通行のテクノロジーに加え、代替となるデマンドレスポンス通信オプションを求めています。双方向IPベースのソリューションは、改良測定と検証を可能とし、不必要なプログラム調査やサービスコールに起因するカーボン排出の全体的な削減を図り、スマートグリッドによって提供される多大な利益を実現します」と、Digi Internationalのグローバルセールス&マーケティング上級副社長のラリー・クラフトは話しています。
本ソリューションは、公益事業のスマートグリッド構想および将来的なリアルタイム料金決定プログラムに対応するよう開発されています。「Cooper Power Systemsは、私たちのスマートグリッドソリューションのポートフォリオ全体の重要な一部である私たちのデマンドレスポンスの提供を進めることを確実なものにしてくれます。iDigiを使用したIPベースのデマンドレスポンスソリューションの構築により、私たちは、公共事業者に対しデマンドレスポンスを容易に展開でき、彼らもシステム管理を改善し、彼らのカスタマに革新的なサービスが提供できるようになります」と、Cooper Power Systems エナジーオートメーションソリューション事業部の副社長兼ゼネラルマネージャのトム・ピットスティック氏は話しています。
柔軟性の高いConnectPort X2 for Smart Energyは、イーサネットとZigBeeコネクティビティを提供します。Digiのソリューションは、シームレスにインストールでき、エネルギーサービスの提供を最適化するゲートウェイの内部処理能力をフルに活用します。すべてのDigiゲートウェイはiDigiプラットフォームを使ってリモートでコンフィグレーションやアップグレードが可能です。システムがインストールされれば、新しいサービスが提供され、長期的に利用できます。