バーチャルリアリティでのアイコンタクトを可能にする小型赤外LED
2017/08/29
ams-OSRAMジャパン株式会社
~アイトラッキング対応VRヘッドセットで、FOVE社とオスラム オプトセミコンダクターズが提携~
日本のスタートアップ企業であるFOVE社は、これまでにないインタラクション 手法としてアイトラッキング機能を搭載した、バーチャルリアリティヘッドセットをユーザーに提供します。このユーザーの視線と眼の動きを追跡する赤外照射をオスラム オプトセミコンダクターズの小型CHIPLEDが提供しています。
FOVEはハイエンドのバーチャルリアリティ(VR)システムで、ユーザーは密閉式ヘッドセットで現実環境と遮断され、別世界への完全な没入感が得られます。本物のバーチャル体験を実現するために、センサがユーザーを追跡し、その位置と動きを仮想のアクションに融合させます。
仮想現実とのインタラクションに、アイトラッキングが別の高度に直観的な、前例のない手法を実現します。ユーザーは物体を見るだけで、それを選択したり、動かしたりすることが可能になります。仮想のキャラクターとアイコンタクトを交わしたり、あるスポットを凝視することで動作を誘発したりすることが可能になります。
さらに、この技術は「フォービエイテッド・レンダリング」を可能にします。従来にないこの技術は、コンピュータ処理とグラフィックカードの必要性を大幅に減らします。ユーザーの注視点情報に基づいてVRシステムが解像度を調整し、中心視野のレンダリングは高解像度、周辺視野は低解像度にすることが可能です。
「当社がオスラムの赤外LEDを採用したのは高品質な製品だからです。当社の仕様にすべて適合します。主な決定要因の1つは、発光スペクトル中心外では光量がほとんどなく、わからないほどだったことです。これは、当社側の光学フィルター設計プロセスの簡素化とセンサ性能の最大化を意味するのです。」と、FOVE社 Lochlainn Wilson氏は語っています。
アイトラッキングシステムはユーザーの眼を赤外光で照射し、赤外カメラセンサで反射光を記録し、特殊なアルゴリズムを採用してユーザーの視線方向と眼の動きを決定するものです。この機能をヘッドセット内部で実現するため、数個の赤外LEDが2つのレンズの周囲に実装されています。FOVE社が採用したオスラム オプトセミコンダクターズのCHIPLED SFH 4053のパッケージサイズはわずか 0.5 mm x 1.0 mm x 0.45 mm です。850 nm の波長はカメラセンサの分光感度にマッチし、± 70° の半値角は眼への均一な照射を確実にします。「FOVE社との協業によって、当社はVR ヘッドセットにアイトラッキング機能を提供する、初のメーカーになります。」と、オスラム オプトセミコンダクターズ ELS(エミッタ、レーザ、センサ)担当マーケティングマネージャー 大熊 宏は述べています。「高効率とコンパクトなパッケージで、このSFH 4053は同アプリケーションに最適です。」
位置検出用赤外LED
FOVE社はユーザーの位置と動きを追跡し、VRアクションに組み込むためにも赤外技術を採用しています。ヘッドセットの周囲にはオスラムのTOPLED SFH 4253が数個搭載されています。それらが赤外光のドットパターンを作成し、カメラが記録し追跡することで、ユーザーの動きを判断します。SFH 4253 の850 nmの波長は、フォトセンサの分光感度にマッチします。このエミッタの放射特性とパッケージ形状もこのアプリケーション要件に適合します。
ディスプレイ用可視光LEDとレーザからフォトディテクタ、検知システム向けの赤外LEDとレーザまで、 幅広い製品ラインナップを持つオスラム オプトセミコンダクターズは、VR/AR(仮想現実と拡張現実)分野で独自の位置を占めています。当社は長年にわたり、VR およびARシステム開発をサポートし、このアプリケーション分野に対する製品ラインナップを拡大し続けています。
日本のスタートアップ企業であるFOVE社は、これまでにないインタラクション 手法としてアイトラッキング機能を搭載した、バーチャルリアリティヘッドセットをユーザーに提供します。このユーザーの視線と眼の動きを追跡する赤外照射をオスラム オプトセミコンダクターズの小型CHIPLEDが提供しています。
FOVEはハイエンドのバーチャルリアリティ(VR)システムで、ユーザーは密閉式ヘッドセットで現実環境と遮断され、別世界への完全な没入感が得られます。本物のバーチャル体験を実現するために、センサがユーザーを追跡し、その位置と動きを仮想のアクションに融合させます。
仮想現実とのインタラクションに、アイトラッキングが別の高度に直観的な、前例のない手法を実現します。ユーザーは物体を見るだけで、それを選択したり、動かしたりすることが可能になります。仮想のキャラクターとアイコンタクトを交わしたり、あるスポットを凝視することで動作を誘発したりすることが可能になります。
さらに、この技術は「フォービエイテッド・レンダリング」を可能にします。従来にないこの技術は、コンピュータ処理とグラフィックカードの必要性を大幅に減らします。ユーザーの注視点情報に基づいてVRシステムが解像度を調整し、中心視野のレンダリングは高解像度、周辺視野は低解像度にすることが可能です。
「当社がオスラムの赤外LEDを採用したのは高品質な製品だからです。当社の仕様にすべて適合します。主な決定要因の1つは、発光スペクトル中心外では光量がほとんどなく、わからないほどだったことです。これは、当社側の光学フィルター設計プロセスの簡素化とセンサ性能の最大化を意味するのです。」と、FOVE社 Lochlainn Wilson氏は語っています。
アイトラッキングシステムはユーザーの眼を赤外光で照射し、赤外カメラセンサで反射光を記録し、特殊なアルゴリズムを採用してユーザーの視線方向と眼の動きを決定するものです。この機能をヘッドセット内部で実現するため、数個の赤外LEDが2つのレンズの周囲に実装されています。FOVE社が採用したオスラム オプトセミコンダクターズのCHIPLED SFH 4053のパッケージサイズはわずか 0.5 mm x 1.0 mm x 0.45 mm です。850 nm の波長はカメラセンサの分光感度にマッチし、± 70° の半値角は眼への均一な照射を確実にします。「FOVE社との協業によって、当社はVR ヘッドセットにアイトラッキング機能を提供する、初のメーカーになります。」と、オスラム オプトセミコンダクターズ ELS(エミッタ、レーザ、センサ)担当マーケティングマネージャー 大熊 宏は述べています。「高効率とコンパクトなパッケージで、このSFH 4053は同アプリケーションに最適です。」
位置検出用赤外LED
FOVE社はユーザーの位置と動きを追跡し、VRアクションに組み込むためにも赤外技術を採用しています。ヘッドセットの周囲にはオスラムのTOPLED SFH 4253が数個搭載されています。それらが赤外光のドットパターンを作成し、カメラが記録し追跡することで、ユーザーの動きを判断します。SFH 4253 の850 nmの波長は、フォトセンサの分光感度にマッチします。このエミッタの放射特性とパッケージ形状もこのアプリケーション要件に適合します。
ディスプレイ用可視光LEDとレーザからフォトディテクタ、検知システム向けの赤外LEDとレーザまで、 幅広い製品ラインナップを持つオスラム オプトセミコンダクターズは、VR/AR(仮想現実と拡張現実)分野で独自の位置を占めています。当社は長年にわたり、VR およびARシステム開発をサポートし、このアプリケーション分野に対する製品ラインナップを拡大し続けています。
