エッジでの深層学習用人工知能プロセッサファミリー「NeuPro™」を発表
2018/04/14
日本シーバ(株)
■当プロセッサファミリーはIoT、スマートフォン、監視、自動運転、ロボティクス、医療分野、工業分野など幅広いエンドマーケットに対応できるよう4つの専用自立型人工知能(AI)プロセッサで構成され、性能のスケールアップが可能
■顔認識、拡張現実(AR)顔フィルター、インテリジェントなオブジェクト分類、自然言語処理、リアルタイム翻訳、ワークフロー管理、認証、リアルタイムでのマルウェア検出等、デバイス上であらゆる多層ニューラルネットワークのワークロードを処理できるよう設計
スマート・コネクテッド・デバイス向け信号処理プラットフォームおよび人工知能(AI)プロセッサの大手CEVA, Inc.[(NASDAQ:CEVA)以下CEVA]は、エッジでの深層学習推論用に特化した強力な人工知能(AI)プロセッサファミリー「NeuPro™」を発表しました。このNeuProプロセッサファミリーは、多層ニューラルネットワーク技術を利用するための効率的な方法を模索しているデバイス・ベンダー向けに設計されたものです。
CEVAはコンピュータビジョンアプリケーション用の多層ニューラルネットワークにおいて業界トップであり、NeuProは同社の豊富な知識と経験に基づいて構築されています。すでに多くのお客様がCDNNニューラルネットワークソフトウェアのフレームワークと併せてCEVA-XM4 およびCEVA-XM6のビジョンプラットフォームを消費者向け製品、監視製品、先進運転支援システム(ADAS)製品へと展開しています。この新しい専用AIプロセッサファミリーは、低価格製品向けの1秒あたり2テラオペレーション(TOPS)から、ハイエンド向けの12.5TOPSと幅広い製品群を提供します。
NeuProプロセッサラインによって、最終製品におけるAIの活用はマシンビジョンの枠を超え、自然言語処理(NLP)、リアルタイム翻訳、認証、ワークフロー管理のほか、デバイスをよりスマートにし人間の関与を減らす多くの学習ベースのアプリケーション等、新たなエッジベースのアプリケーションへと広がります。
CEVAの副社長兼ビジョン事業部ジェネラルマネージャー、Ilan Yonaは次のように述べています。「AIアプリケーションはクラウド・サービスに依存する形態からエッジでの処理に傾きつつあります。消費電力を低く抑えながらエッジ処理を行う計算能力にはCPU、GPU、DSPよりもそれに特化した専用プロセッサが必要です。弊社はアーキテクチャとソフトウェアの両面においてAI市場の前に立ちはだかる参入障壁を取り除くためにNeuProプロセッサを設計しました。今や弊社のお客様は多くのAIベースのワークロードとアプリケーションに使用できる、最適化されたコスト効果の高いAI標準プラットフォームを手に入れたことになります。」
NeuProアーキテクチャは、スケーラブルなAIソリューションを実現すべく、ハードウェア・エンジンとソフトウェアとの組み合わせで構成されています。アプリケーションごとにハードウェア、ソフトウェア、設定可能な性能オプションを正確に組み合わせることで、PPA、すなわち消費電力(Power)、性能(Performance)、面積(Area)の最適化を実現しています。
NeuProファミリーには4つのAIプロセッサがあり、それぞれ違うレベルの並列処理を行います。
■NP500は512MACユニットを含む最小プロセッサで、IoT、ウェアラブル、カメラが対象です。
■NP1000は1024MACユニットを含み、ミッドレンジスマートフォン、ADAS、工業向けアプリケーション、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)のヘッドセットが対象です。
■NP2000は2048MACユニットを含み、ハイエンドのスマートフォン、監視、ロボット、ドローンが対象です。
■NP4000はエンタープライズ分野での監視カメラや自動運転における高性能なエッジ処理向けの4096MACユニットを含んでいます。
各プロセッサはNeuProエンジンおよびNeuPro ビジュアルプロセッシングユニット(VPU)で構成されています。NeuProエンジンには、ニューラルネットワークのレイヤーとして畳み込み層、全結合層、プーリング層、アクティベーション層がハードワイヤード実装されています。NeuPro VPUはコスト効果の高いプログラマブルなベクトルDSPであり、CEVAが開発した畳み込みネットワークライブラリであるCDNNを実行し、AIワークロードをソフトウェアベースでサポートします。NeuProは8ビットと16ビットのニューラルネットワークのどちらにも対応しており、精度と性能のベストなバランスを実現するためリアルタイムで最適な判断が行われます。MACユニットは稼働時の稼働率90%以上を実現し、ニューラルネットワークの性能を確実に最適化します。またプロセッサ全体がDDR帯域幅を大幅に削減させる設計となっているため、どのAIアプリケーションに対しても消費電力が改善されます。
開発者らが独自のニューラルネットワークを容易かつ効率的に生み出し、プロセッサにポートするための究極の深層学習ソリューションを手に入れるには、このNeuProファミリーをCEVAが受賞歴を誇るニューラルネットワークソフトウェアフレームワーク「CDNN」と組み合わせればよいのです。CDNNはありとあらゆるレイヤータイプおよびネットワークトポロジーに対応しており、商品化への一番の近道を提供します。
同社はNeuProプロセッサラインと併せて、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)アクセラレータとしてNeuProハードウェアエンジンも提供します。当エンジンとビジョンプラットフォームであるCEVA-XM4またはCEVA-XM6との組み合わせは、イメージング、コンピュータビジョン、ニューラルネットワークワークロード用の単一の統合プラットフォームを必要とするお客様にとって柔軟性のあるオプションとなります。
発売時期
NeuProはライセンスによるご提供となります。
2018年第2四半期は特別なお客様に限定されますが、2018年第3四半期より一般も対象となります。
NeuProプロセッサファミリーの詳細情報はhttps://www.ceva-dsp.com/product/ceva-neupro/をご覧ください。
■顔認識、拡張現実(AR)顔フィルター、インテリジェントなオブジェクト分類、自然言語処理、リアルタイム翻訳、ワークフロー管理、認証、リアルタイムでのマルウェア検出等、デバイス上であらゆる多層ニューラルネットワークのワークロードを処理できるよう設計
スマート・コネクテッド・デバイス向け信号処理プラットフォームおよび人工知能(AI)プロセッサの大手CEVA, Inc.[(NASDAQ:CEVA)以下CEVA]は、エッジでの深層学習推論用に特化した強力な人工知能(AI)プロセッサファミリー「NeuPro™」を発表しました。このNeuProプロセッサファミリーは、多層ニューラルネットワーク技術を利用するための効率的な方法を模索しているデバイス・ベンダー向けに設計されたものです。
CEVAはコンピュータビジョンアプリケーション用の多層ニューラルネットワークにおいて業界トップであり、NeuProは同社の豊富な知識と経験に基づいて構築されています。すでに多くのお客様がCDNNニューラルネットワークソフトウェアのフレームワークと併せてCEVA-XM4 およびCEVA-XM6のビジョンプラットフォームを消費者向け製品、監視製品、先進運転支援システム(ADAS)製品へと展開しています。この新しい専用AIプロセッサファミリーは、低価格製品向けの1秒あたり2テラオペレーション(TOPS)から、ハイエンド向けの12.5TOPSと幅広い製品群を提供します。
NeuProプロセッサラインによって、最終製品におけるAIの活用はマシンビジョンの枠を超え、自然言語処理(NLP)、リアルタイム翻訳、認証、ワークフロー管理のほか、デバイスをよりスマートにし人間の関与を減らす多くの学習ベースのアプリケーション等、新たなエッジベースのアプリケーションへと広がります。
CEVAの副社長兼ビジョン事業部ジェネラルマネージャー、Ilan Yonaは次のように述べています。「AIアプリケーションはクラウド・サービスに依存する形態からエッジでの処理に傾きつつあります。消費電力を低く抑えながらエッジ処理を行う計算能力にはCPU、GPU、DSPよりもそれに特化した専用プロセッサが必要です。弊社はアーキテクチャとソフトウェアの両面においてAI市場の前に立ちはだかる参入障壁を取り除くためにNeuProプロセッサを設計しました。今や弊社のお客様は多くのAIベースのワークロードとアプリケーションに使用できる、最適化されたコスト効果の高いAI標準プラットフォームを手に入れたことになります。」
NeuProアーキテクチャは、スケーラブルなAIソリューションを実現すべく、ハードウェア・エンジンとソフトウェアとの組み合わせで構成されています。アプリケーションごとにハードウェア、ソフトウェア、設定可能な性能オプションを正確に組み合わせることで、PPA、すなわち消費電力(Power)、性能(Performance)、面積(Area)の最適化を実現しています。
NeuProファミリーには4つのAIプロセッサがあり、それぞれ違うレベルの並列処理を行います。
■NP500は512MACユニットを含む最小プロセッサで、IoT、ウェアラブル、カメラが対象です。
■NP1000は1024MACユニットを含み、ミッドレンジスマートフォン、ADAS、工業向けアプリケーション、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)のヘッドセットが対象です。
■NP2000は2048MACユニットを含み、ハイエンドのスマートフォン、監視、ロボット、ドローンが対象です。
■NP4000はエンタープライズ分野での監視カメラや自動運転における高性能なエッジ処理向けの4096MACユニットを含んでいます。
各プロセッサはNeuProエンジンおよびNeuPro ビジュアルプロセッシングユニット(VPU)で構成されています。NeuProエンジンには、ニューラルネットワークのレイヤーとして畳み込み層、全結合層、プーリング層、アクティベーション層がハードワイヤード実装されています。NeuPro VPUはコスト効果の高いプログラマブルなベクトルDSPであり、CEVAが開発した畳み込みネットワークライブラリであるCDNNを実行し、AIワークロードをソフトウェアベースでサポートします。NeuProは8ビットと16ビットのニューラルネットワークのどちらにも対応しており、精度と性能のベストなバランスを実現するためリアルタイムで最適な判断が行われます。MACユニットは稼働時の稼働率90%以上を実現し、ニューラルネットワークの性能を確実に最適化します。またプロセッサ全体がDDR帯域幅を大幅に削減させる設計となっているため、どのAIアプリケーションに対しても消費電力が改善されます。
開発者らが独自のニューラルネットワークを容易かつ効率的に生み出し、プロセッサにポートするための究極の深層学習ソリューションを手に入れるには、このNeuProファミリーをCEVAが受賞歴を誇るニューラルネットワークソフトウェアフレームワーク「CDNN」と組み合わせればよいのです。CDNNはありとあらゆるレイヤータイプおよびネットワークトポロジーに対応しており、商品化への一番の近道を提供します。
同社はNeuProプロセッサラインと併せて、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)アクセラレータとしてNeuProハードウェアエンジンも提供します。当エンジンとビジョンプラットフォームであるCEVA-XM4またはCEVA-XM6との組み合わせは、イメージング、コンピュータビジョン、ニューラルネットワークワークロード用の単一の統合プラットフォームを必要とするお客様にとって柔軟性のあるオプションとなります。
発売時期
NeuProはライセンスによるご提供となります。
2018年第2四半期は特別なお客様に限定されますが、2018年第3四半期より一般も対象となります。
NeuProプロセッサファミリーの詳細情報はhttps://www.ceva-dsp.com/product/ceva-neupro/をご覧ください。
