世界初のeNB-IoT リリース14対応ソリューション 「CEVA-Dragonfly NB2」を発売、NB-IoT IPにおけるトップとしての力を拡大
2018/07/26
日本シーバ(株)
■さらなる低コストと低消費電力を重視したeNB-IoTモジュール向に第二世代多機能ソリューションによるDSP、RF、ソフトウェアを統合
■アセット追跡およびジオ・フェンシングといった新たに登場したeNB-IoTアプリにも対応できる電力効率の優れたGNSSハードウェア
■音声対応IoTサービス用ソフトウェアの処理負荷に対応
2018年6月25日、米国カリフォルニア州マウンテンビュー スマート・コネクテッド・デバイス向け信号処理プラットフォームおよびAI(人工知能)プロセッサの大手CEVA, Inc. [(NASDAQ:CEVA)以下CEVA]は、急成長をみせるNB-IoT市場を対象とした人気製品「CEVA-Dragonfly NB1」ソリューションの後継モデルを発表しました。CEVA-Dragonfly NB2はCat-NB2(3GPPリリース14 eNB-IoT)に特化した高集積かつモジュラー式のソリューションであり、急成長をみせる大規模なセルラーIoT市場に対応したいと考えている多くの企業が容易にチップやモジュールへ組み込むことができます。
エリクソン・モビリティ・レポートの最新版では、2023年までに予想されるセルラーIoT接続数は前回の予測から倍の35億件となり、大幅に上昇しました。レポートでは2017年から2023年までのCAGR(年平均成長率)を30%とする主な要因として、中国における大規模な展開のほか、eNB-IoTおよびCat-M1セルラーIoT規格への関心の高まりを挙げています。
CEVA-Dragonfly NB1はスマート・シティ、輸送・物流、消費者向け電気製品などあらゆるユースケースや新興エンド・マーケットに幅広くライセンスされてきましたが、CEVA-Dragonfly NB2は世界初のリリース14に対応したライセンス型eNB-IoTソリューションであり、先行のCEVA-Dragonfly NB1の成功を踏まえつくられたものです。強化ISA(命令セット・アーキテクチャ)を特長とするCEVA-X1 DSP/コントロールプロセッサを中心とし、単一のプロセッサで物理層とプロトコル・スタックの両方の処理負荷に対応します。当ソリューションには、ワールドワイド対応の高集積RFトランシーバ、PA(パワーアンプ)のほか、eNB-IoT製品全体の開発に必要なあらゆる関連ハードウェアおよびソフトウェアモジュールが含まれており、開発プロセスのBOM(構成部品)をできるかぎり最低限に抑えられるようになっています。
CEVA-Dragonfly NB2では、データレートの高速化ならびにレイテンシー改善など、リリース14による性能向上のほかにも様々な改善がほどこされたことで、先行モデルに比べNB-IoTアプリケーション向けの性能、機能、セキュリティが一層強化されています。インテリジェント・スリープ機能を装備した新たな省電力ソリューションは、数マイクロアンペアという超低スリープ消費電力を実現し、すべてのNB-IoTデバイスにとって重要であるバッテリー寿命をさらに延ばしています。また、55nmおよび40nmプロセスにてすでに実証済みであるRF設計を使うことでこの成長著しい市場への参入障壁がさらに低くなり、これまでセルラーに関する専門知識がないお客様であっても参入しやすくなりました。CEVA-Dragonfly NB2には、リリース14Cat-NB2向けに設計された物理層およびプロトコル・スタック・ファームウェアも含まれています。オンチップ埋め込みフラッシュ・メモリーとコントローラを追加したことで、単一ダイにて完全なNB-IoT設計が可能となり、構成部品(BOM)点数の一層の削減と低消費電力化を実現しました。
GNSS(衛生測位システム)機能も必要なNB-IoT製品を開発するお客様向けには、GNSS RFレシーバおよびマルチ・コンステレーション・デジタル・フロント・エンドを備えた、電力効率の優れた新たなGNSSハードウェア・パッケージがCEVA-Dragonfly NB2に含まれます。このGNSSパッケージは、これまでのCEVA-Dragonfly NB1に比べて同期捕捉(アクイジション)タスクおよび同期追跡(トラッキング)タスクのスピードを最大8倍まで改善し、人、家畜、資産の追跡やジオ・フェンシングなど、NB-IoTのあらゆるユースケースに対応します。
CEVA-Dragonfly NB2は、認識トリガー不要の常時音声認識機能や音声コマンド、サウンド感知を必要とするユースケースにも対応します。CEVA-X1 IoTプロセッサは柔軟性があり、こうした感知機能をソフトウェア内に実装させることができます。例えば、CEVA ClearVox™の音声フロント・エンド・ソフトウェア・パッケージを使用すれば、緊急コールや音声パニックボタン等のユースケースにて明瞭な音声ピックアップを実現することができます。セキュリティについては、CEVA-Dragonfly NB2ではUSIMまたはeSIMをつなげるスマート・インターフェイスまで含めて全面的に再設計されたセキュアなプラットフォームを提供しています。CEVAはお客様が自社の製品設計時に活用できるよう、短距離接続向けのBluetooth 5デュアル・モード、省電力、Wi-Fi802.11n/ac/axといった大量IoTに対応する技術も提供します。
CEVAの副社長兼無線通信事業部ジェネラルマネージャー、Michael Boukayaは次のように述べています。「世界中でNB-IoTの商業展開が本格的に行われている中、長距離大量IoTの技術革新において弊社がその最前線にいることを誇りに思います。今回CEVA-Dragonfly NB2を世に送り出したことで、第一世代のソリューションで築きあげた成功をさらに積み上げ、そしてかつてないほどのシステムの完全性、性能、電力効率を誇る独特かつシリコン実証済みのeNB-IoTリリース14ソリューションをお客様に提供できるようになりました。さらに、電力効率のすぐれたGNSS、音声認識機能、感知機能は、このライセンス型ソリューションを活用してお客様が対応できるユースケースを飛躍的に広げます。eNB-IoT向けにこのような包括的ソリューションに近いものを提供できるIP企業は、弊社以外世界のどこを見渡しても存在しません。お客様と密に協力しながら無限のIoTに向けアプリケーションとデバイスの全く新しい波を起こせることを非常に嬉しく思います。」
現在、CEVA-Dragonfly NB2はライセンスによるご提供となります。開発キットおよびリファレンスICは本年第三四半期よりご提供いたします。
詳細情報はhttps://www.ceva-dsp.com/product/dragonfly-nb/ をご覧ください。
CEVAについて
CEVAは、スマートな接続機器向け信号処理IPのリーディング・ライセンサーです。世界中の半導体およびOEM企業と提携し、携帯電話、コンシューマ製品、自動車産業、工業、IoT を中心とした幅広いエンド・マーケット向けにインテリジェントな省電力接続機器を提供しています。当社のビジョン/オーディオ/会話/コネクティビティ向けの超低消費電力のIP製品には、ハンドセット、インフラ、マシーンツーマシーン機器におけるLTE/LTE-A/5Gベースバンド処理のための包括的なDSPベースのプラットフォーム、カメラ機能搭載製品向けのコンピュータ・ビジョンおよびコンピュータによる画像処理技術、オーディオ/音声/会話、並びに、マルチIoTマーケット向けの超低消費電力によるオールウェイズON/センサー・アプリケーションが含まれます。コネクティビティ向けには、Bluetooth(省電力とデュアル・モード)、Wi-Fi(最大 4x4の802.11 a/b/g/n/ac)およびシリアル・ストレージ(SATA & SAS)向けに業界で最も幅広く採用されているIPを提供します。
詳細はwww.ceva-dsp.com <http://www.ceva-dsp.com/> をご参照ください。
また、Twitter <http://www.twitter.com/cevadsp> 、
YouTube <https://www.youtube.com/user/cevadsp> 、
LinkedIn <https://www.linkedin.com/company/ceva> でCEVAをフォローしてください。
■アセット追跡およびジオ・フェンシングといった新たに登場したeNB-IoTアプリにも対応できる電力効率の優れたGNSSハードウェア
■音声対応IoTサービス用ソフトウェアの処理負荷に対応
2018年6月25日、米国カリフォルニア州マウンテンビュー スマート・コネクテッド・デバイス向け信号処理プラットフォームおよびAI(人工知能)プロセッサの大手CEVA, Inc. [(NASDAQ:CEVA)以下CEVA]は、急成長をみせるNB-IoT市場を対象とした人気製品「CEVA-Dragonfly NB1」ソリューションの後継モデルを発表しました。CEVA-Dragonfly NB2はCat-NB2(3GPPリリース14 eNB-IoT)に特化した高集積かつモジュラー式のソリューションであり、急成長をみせる大規模なセルラーIoT市場に対応したいと考えている多くの企業が容易にチップやモジュールへ組み込むことができます。
エリクソン・モビリティ・レポートの最新版では、2023年までに予想されるセルラーIoT接続数は前回の予測から倍の35億件となり、大幅に上昇しました。レポートでは2017年から2023年までのCAGR(年平均成長率)を30%とする主な要因として、中国における大規模な展開のほか、eNB-IoTおよびCat-M1セルラーIoT規格への関心の高まりを挙げています。
CEVA-Dragonfly NB1はスマート・シティ、輸送・物流、消費者向け電気製品などあらゆるユースケースや新興エンド・マーケットに幅広くライセンスされてきましたが、CEVA-Dragonfly NB2は世界初のリリース14に対応したライセンス型eNB-IoTソリューションであり、先行のCEVA-Dragonfly NB1の成功を踏まえつくられたものです。強化ISA(命令セット・アーキテクチャ)を特長とするCEVA-X1 DSP/コントロールプロセッサを中心とし、単一のプロセッサで物理層とプロトコル・スタックの両方の処理負荷に対応します。当ソリューションには、ワールドワイド対応の高集積RFトランシーバ、PA(パワーアンプ)のほか、eNB-IoT製品全体の開発に必要なあらゆる関連ハードウェアおよびソフトウェアモジュールが含まれており、開発プロセスのBOM(構成部品)をできるかぎり最低限に抑えられるようになっています。
CEVA-Dragonfly NB2では、データレートの高速化ならびにレイテンシー改善など、リリース14による性能向上のほかにも様々な改善がほどこされたことで、先行モデルに比べNB-IoTアプリケーション向けの性能、機能、セキュリティが一層強化されています。インテリジェント・スリープ機能を装備した新たな省電力ソリューションは、数マイクロアンペアという超低スリープ消費電力を実現し、すべてのNB-IoTデバイスにとって重要であるバッテリー寿命をさらに延ばしています。また、55nmおよび40nmプロセスにてすでに実証済みであるRF設計を使うことでこの成長著しい市場への参入障壁がさらに低くなり、これまでセルラーに関する専門知識がないお客様であっても参入しやすくなりました。CEVA-Dragonfly NB2には、リリース14Cat-NB2向けに設計された物理層およびプロトコル・スタック・ファームウェアも含まれています。オンチップ埋め込みフラッシュ・メモリーとコントローラを追加したことで、単一ダイにて完全なNB-IoT設計が可能となり、構成部品(BOM)点数の一層の削減と低消費電力化を実現しました。
GNSS(衛生測位システム)機能も必要なNB-IoT製品を開発するお客様向けには、GNSS RFレシーバおよびマルチ・コンステレーション・デジタル・フロント・エンドを備えた、電力効率の優れた新たなGNSSハードウェア・パッケージがCEVA-Dragonfly NB2に含まれます。このGNSSパッケージは、これまでのCEVA-Dragonfly NB1に比べて同期捕捉(アクイジション)タスクおよび同期追跡(トラッキング)タスクのスピードを最大8倍まで改善し、人、家畜、資産の追跡やジオ・フェンシングなど、NB-IoTのあらゆるユースケースに対応します。
CEVA-Dragonfly NB2は、認識トリガー不要の常時音声認識機能や音声コマンド、サウンド感知を必要とするユースケースにも対応します。CEVA-X1 IoTプロセッサは柔軟性があり、こうした感知機能をソフトウェア内に実装させることができます。例えば、CEVA ClearVox™の音声フロント・エンド・ソフトウェア・パッケージを使用すれば、緊急コールや音声パニックボタン等のユースケースにて明瞭な音声ピックアップを実現することができます。セキュリティについては、CEVA-Dragonfly NB2ではUSIMまたはeSIMをつなげるスマート・インターフェイスまで含めて全面的に再設計されたセキュアなプラットフォームを提供しています。CEVAはお客様が自社の製品設計時に活用できるよう、短距離接続向けのBluetooth 5デュアル・モード、省電力、Wi-Fi802.11n/ac/axといった大量IoTに対応する技術も提供します。
CEVAの副社長兼無線通信事業部ジェネラルマネージャー、Michael Boukayaは次のように述べています。「世界中でNB-IoTの商業展開が本格的に行われている中、長距離大量IoTの技術革新において弊社がその最前線にいることを誇りに思います。今回CEVA-Dragonfly NB2を世に送り出したことで、第一世代のソリューションで築きあげた成功をさらに積み上げ、そしてかつてないほどのシステムの完全性、性能、電力効率を誇る独特かつシリコン実証済みのeNB-IoTリリース14ソリューションをお客様に提供できるようになりました。さらに、電力効率のすぐれたGNSS、音声認識機能、感知機能は、このライセンス型ソリューションを活用してお客様が対応できるユースケースを飛躍的に広げます。eNB-IoT向けにこのような包括的ソリューションに近いものを提供できるIP企業は、弊社以外世界のどこを見渡しても存在しません。お客様と密に協力しながら無限のIoTに向けアプリケーションとデバイスの全く新しい波を起こせることを非常に嬉しく思います。」
現在、CEVA-Dragonfly NB2はライセンスによるご提供となります。開発キットおよびリファレンスICは本年第三四半期よりご提供いたします。
詳細情報はhttps://www.ceva-dsp.com/product/dragonfly-nb/ をご覧ください。
CEVAについて
CEVAは、スマートな接続機器向け信号処理IPのリーディング・ライセンサーです。世界中の半導体およびOEM企業と提携し、携帯電話、コンシューマ製品、自動車産業、工業、IoT を中心とした幅広いエンド・マーケット向けにインテリジェントな省電力接続機器を提供しています。当社のビジョン/オーディオ/会話/コネクティビティ向けの超低消費電力のIP製品には、ハンドセット、インフラ、マシーンツーマシーン機器におけるLTE/LTE-A/5Gベースバンド処理のための包括的なDSPベースのプラットフォーム、カメラ機能搭載製品向けのコンピュータ・ビジョンおよびコンピュータによる画像処理技術、オーディオ/音声/会話、並びに、マルチIoTマーケット向けの超低消費電力によるオールウェイズON/センサー・アプリケーションが含まれます。コネクティビティ向けには、Bluetooth(省電力とデュアル・モード)、Wi-Fi(最大 4x4の802.11 a/b/g/n/ac)およびシリアル・ストレージ(SATA & SAS)向けに業界で最も幅広く採用されているIPを提供します。
詳細はwww.ceva-dsp.com <http://www.ceva-dsp.com/> をご参照ください。
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