AQ2200用波長可変光源「Grid TLSモジュール」を発売
2012/11/13
横河計測(株)
横河メータ&インスツルメンツ株式会社(本社:東京都立川市、社長:金子 洋)は、当社のマルチアプリケーションテストシステムAQ2200用に、Cバンド、Lバンドの 波長帯※において自由に波長を選択できる(波長可変)光源としてGrid TLS モジュール「AQ2200-131」(1チャネルモデル)、同「AQ2200-132」(2チャネルモデル)を開発、本日発売しますのでお知らせします。
※光通信で使われる波長は、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)により波長帯が分類されている。Cバンド:1,530〜1,565nm、L バンド:1,565〜1,625nm。
■開発の背景
インターネット、スマートフォン、地上波デジタル放送などの大容量・高速通信サービスの急速な普及により、通信網を支える光伝送装置や装置に組み込まれる光増幅器の需要が年々増加しています。特に、DWDM※1 技術を用いた光伝送装置(DWDMシステム)は、大容量・高速・大規模な光通信ネットワークの中核を担う重要なシステムとして開発・生産が盛んに行われています。DWDMシステムに使用される光増幅器を評価するには、波長の異なる光源が16〜40種類必要です。評価用光源として一般的に用いられているDFB-LD※2 光源は波長が固定されるので、波長の数だけ光源が必要となります。広い設置スペースが必要で、導入時コストが高くなりがちです。また、システムや光増幅器の仕様に合わせて光源を変更するためエンジニアリングに手間がかかるなどの課題がありました。
このたび当社は、モジュールを自由に組み合わせて必要な光測定アプリケーションを1台で構築できるマルチアプリケーションテストシステムAQ2200用に、C バンド、L バンドのうち一般に利用されている波長帯で自由に波長を選択できるTLS(Tunable Laser Source、波長可変)光源のGrid TLSモジュールを開発しました。
※1 DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing):高密度波長多重
1本の光ファイバに波長の異なる複数の光信号を多重させて大容量化する光伝送技術
※2 DFB-LD(Distributed Feedback Laser Diode):分布帰還型レーザーダイオード
長距離伝送に適した半導体レーザー
■新製品の特長
1.波長可変光源
Cバンド、Lバンドのうち一般に利用されている波長帯において、ITU-Tによって規格化されているグリッド間隔で波長を選択できるので、光伝送装置や光増幅器の仕様に合わせて光源を購入する必要がありません。
2.省スペース化
AQ2200 はモジュールを自由に組み合わせて必要な測定アプリケーションを構築するのでDWDM システムなど多くの光源が必要な特性評価でも複数の光源モジュールを1台に組み込むことが可能です。また、今回開発した2チャネルモデル「AQ2200-132」で、省スペースが実現します。
3.デジタルコヒーレント※システム対応
標準モデルと高機能モデルの2種類をラインアップしました。スペクトル線幅(スペクトル線の波長または周波数の広がり幅)が0.1MHzと狭い光源を発信する高機能モデルでは、デジタルコヒーレントシステムの評価が可能になります。
※デジタルコヒーレント:光の位相変調を利用し信号劣化に強くノイズの影響を受けにくくする技術で、100Gbit/秒以上の次世代高速光伝送網を担う中核技術といわれている。
【主な市場】
光伝送装置、光デバイス(光増幅器、位相変復調器など)メーカの開発・生産部門、大学・研究機関。
【用途】
光伝送装置、光デバイス、デジタルコヒーレントシステムの特性評価。
【マルチアプリケーションシステム「AQ2200」について】
光伝送装置や光デバイスの開発・生産時に光の特性を評価するためには、光源、光信号の経路を変更する光スイッチ、光の強さを減衰させる光可変減衰器、光レベルを測定する光パワーメータなどが必要です。当社のマルチアプリケーションシステム「AQ2200」は、これらの機能をプラグインモジュールにして各種ラインアップしています。お客様は、これらのモジュールを自由に組み合わせて必要な測定アプリケーションを1台で構築でき、プラグインモジュールを交換することで新しい測定システムを簡単に構築することができます。
※光通信で使われる波長は、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)により波長帯が分類されている。Cバンド:1,530〜1,565nm、L バンド:1,565〜1,625nm。
■開発の背景
インターネット、スマートフォン、地上波デジタル放送などの大容量・高速通信サービスの急速な普及により、通信網を支える光伝送装置や装置に組み込まれる光増幅器の需要が年々増加しています。特に、DWDM※1 技術を用いた光伝送装置(DWDMシステム)は、大容量・高速・大規模な光通信ネットワークの中核を担う重要なシステムとして開発・生産が盛んに行われています。DWDMシステムに使用される光増幅器を評価するには、波長の異なる光源が16〜40種類必要です。評価用光源として一般的に用いられているDFB-LD※2 光源は波長が固定されるので、波長の数だけ光源が必要となります。広い設置スペースが必要で、導入時コストが高くなりがちです。また、システムや光増幅器の仕様に合わせて光源を変更するためエンジニアリングに手間がかかるなどの課題がありました。
このたび当社は、モジュールを自由に組み合わせて必要な光測定アプリケーションを1台で構築できるマルチアプリケーションテストシステムAQ2200用に、C バンド、L バンドのうち一般に利用されている波長帯で自由に波長を選択できるTLS(Tunable Laser Source、波長可変)光源のGrid TLSモジュールを開発しました。
※1 DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing):高密度波長多重
1本の光ファイバに波長の異なる複数の光信号を多重させて大容量化する光伝送技術
※2 DFB-LD(Distributed Feedback Laser Diode):分布帰還型レーザーダイオード
長距離伝送に適した半導体レーザー
■新製品の特長
1.波長可変光源
Cバンド、Lバンドのうち一般に利用されている波長帯において、ITU-Tによって規格化されているグリッド間隔で波長を選択できるので、光伝送装置や光増幅器の仕様に合わせて光源を購入する必要がありません。
2.省スペース化
AQ2200 はモジュールを自由に組み合わせて必要な測定アプリケーションを構築するのでDWDM システムなど多くの光源が必要な特性評価でも複数の光源モジュールを1台に組み込むことが可能です。また、今回開発した2チャネルモデル「AQ2200-132」で、省スペースが実現します。
3.デジタルコヒーレント※システム対応
標準モデルと高機能モデルの2種類をラインアップしました。スペクトル線幅(スペクトル線の波長または周波数の広がり幅)が0.1MHzと狭い光源を発信する高機能モデルでは、デジタルコヒーレントシステムの評価が可能になります。
※デジタルコヒーレント:光の位相変調を利用し信号劣化に強くノイズの影響を受けにくくする技術で、100Gbit/秒以上の次世代高速光伝送網を担う中核技術といわれている。
【主な市場】
光伝送装置、光デバイス(光増幅器、位相変復調器など)メーカの開発・生産部門、大学・研究機関。
【用途】
光伝送装置、光デバイス、デジタルコヒーレントシステムの特性評価。
【マルチアプリケーションシステム「AQ2200」について】
光伝送装置や光デバイスの開発・生産時に光の特性を評価するためには、光源、光信号の経路を変更する光スイッチ、光の強さを減衰させる光可変減衰器、光レベルを測定する光パワーメータなどが必要です。当社のマルチアプリケーションシステム「AQ2200」は、これらの機能をプラグインモジュールにして各種ラインアップしています。お客様は、これらのモジュールを自由に組み合わせて必要な測定アプリケーションを1台で構築でき、プラグインモジュールを交換することで新しい測定システムを簡単に構築することができます。
