アナログ・デバイセズの加速度センサー「ADXL1002」が、IMV株式会社の振動ピックアップ新製品「VP-8021A」に採用
2019/08/05
アナログ・デバイセズ株式会社
アナログ・デバイセズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:馬渡 修、以下アナログ・デバイセズ)は、IMV株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:小嶋 淳平氏、ジャスダック:7760、以下:IMV)が本日発表した、自動車や産業機械、建物などの振動を測定する振動ピックアップの新製品「VP-8021A」に、MEMS加速度センサーADXL1002が採用されたことを発表しました。
アナログ・デバイセズの、産業用状態監視アプリケーション向けに設計された高周波/低ノイズMEMS加速度センサーと、IMVの業界トップクラスの高周波振動計測技術と雑振動の抑制技術の組み合わせにより、高性能で価格性能比に優れ、状態監視システム(CMS)に対応可能な振動ピックアップ「VP-8021A」の製品化が実現しました。IMVでは、今回の振動ピックアップを工場設備、発電所、動力源、回転機構といった機械振動領域や、建物、乗り物、人体、地震といった環境振動領域で、IoTやAIを活用した多点振動観測や監視を活用したい企業への導入を目指しています。
今回採用された高周波/低ノイズMEMS加速度センサーADXL1002は、加速度の測定範囲(フルスケール・レンジ)が±50g、ノイズ密度は25μg/ルートHz、感度は40mV/gで、ベアリング不良など機械故障の原因の早期検出に必要な高分解能の振動計測を可能にします。振動ピックアップを使った機械設備診断は、対象に寄って測定する振動周波数が異なり、軸受けの異常測定等の場合は高い振動周波数を測定しなければなりません。高い周波数まで測定でき、かつ超低ノイズという性能がADXL1002採用の大きな要因です。また、従来使用していたピエゾ素子と比べると価格が低いため、低コスト化を実現できたことも、導入要因の一つとなりました。
アナログ・デバイセズ株式会社で代表取締役社長を務める馬渡 修は次のように述べています。「橋梁や建造物、ライフラインなどの社会インフラの老朽化や、製造現場での装置類の事前故障検知の必要性などから、正確な振動計測をIoTで、という要求が高まっていました。そのような環境の中、弊社の加速度センサーADXL1002が、IMV社の業界トップクラスの振動計測ピックアップVP-8021Aに採用され、市場に提供されるようになったことは、意義深いことであり、大変光栄に思います。アナログ・デバイセズは、今後もこのような社会の課題解決に貢献できる技術・製品の提供に尽力していきたいと考えています」
IMV株式会社で執行役員MES事業本部長を務める西原 弘之氏は、次のように述べています。「弊社が独自開発した、振動検知による予知保全の用途を狙った新製品「VP-8021A」は、製品価格を抑えながら本格的な高パフォーマンスを実現した、業界初の振動ピックアップです。製品開発において、高周波振動の計測という最大の課題がありましたが、アナログ・デバイセズ社の高周波加速度センサーADXL1002と、弊社の業界トップクラスの高周波振動計測技術を統合することにより、この課題を解決することができました。ADXL1002は、高周波振動計測が可能なMEMS加速度センサーデバイスとして、唯一の選択肢となりました」
MEMS加速度センサーADXL1002の主な特長
●超低ノイズ密度
●25μg/ルートHz、±50 gレンジ
●リニア周波数応答範囲:DC~11 kHz (3 dB ポイント)
・共振周波数:21 kHz
・感度性能
・全温度範囲の感度安定性:5%
・フルスケールレンジの直線性:±0.1%
・直交軸感度: ±1% (ZX)、±1% (YX)
最適なアプリケーション
●状態監視
●予知保全
●アセット・トラッキング
●試験/計測
●HUMS(Health usage monitoring systems )
アナログ・デバイセズの、産業用状態監視アプリケーション向けに設計された高周波/低ノイズMEMS加速度センサーと、IMVの業界トップクラスの高周波振動計測技術と雑振動の抑制技術の組み合わせにより、高性能で価格性能比に優れ、状態監視システム(CMS)に対応可能な振動ピックアップ「VP-8021A」の製品化が実現しました。IMVでは、今回の振動ピックアップを工場設備、発電所、動力源、回転機構といった機械振動領域や、建物、乗り物、人体、地震といった環境振動領域で、IoTやAIを活用した多点振動観測や監視を活用したい企業への導入を目指しています。
今回採用された高周波/低ノイズMEMS加速度センサーADXL1002は、加速度の測定範囲(フルスケール・レンジ)が±50g、ノイズ密度は25μg/ルートHz、感度は40mV/gで、ベアリング不良など機械故障の原因の早期検出に必要な高分解能の振動計測を可能にします。振動ピックアップを使った機械設備診断は、対象に寄って測定する振動周波数が異なり、軸受けの異常測定等の場合は高い振動周波数を測定しなければなりません。高い周波数まで測定でき、かつ超低ノイズという性能がADXL1002採用の大きな要因です。また、従来使用していたピエゾ素子と比べると価格が低いため、低コスト化を実現できたことも、導入要因の一つとなりました。
アナログ・デバイセズ株式会社で代表取締役社長を務める馬渡 修は次のように述べています。「橋梁や建造物、ライフラインなどの社会インフラの老朽化や、製造現場での装置類の事前故障検知の必要性などから、正確な振動計測をIoTで、という要求が高まっていました。そのような環境の中、弊社の加速度センサーADXL1002が、IMV社の業界トップクラスの振動計測ピックアップVP-8021Aに採用され、市場に提供されるようになったことは、意義深いことであり、大変光栄に思います。アナログ・デバイセズは、今後もこのような社会の課題解決に貢献できる技術・製品の提供に尽力していきたいと考えています」
IMV株式会社で執行役員MES事業本部長を務める西原 弘之氏は、次のように述べています。「弊社が独自開発した、振動検知による予知保全の用途を狙った新製品「VP-8021A」は、製品価格を抑えながら本格的な高パフォーマンスを実現した、業界初の振動ピックアップです。製品開発において、高周波振動の計測という最大の課題がありましたが、アナログ・デバイセズ社の高周波加速度センサーADXL1002と、弊社の業界トップクラスの高周波振動計測技術を統合することにより、この課題を解決することができました。ADXL1002は、高周波振動計測が可能なMEMS加速度センサーデバイスとして、唯一の選択肢となりました」
MEMS加速度センサーADXL1002の主な特長
●超低ノイズ密度
●25μg/ルートHz、±50 gレンジ
●リニア周波数応答範囲:DC~11 kHz (3 dB ポイント)
・共振周波数:21 kHz
・感度性能
・全温度範囲の感度安定性:5%
・フルスケールレンジの直線性:±0.1%
・直交軸感度: ±1% (ZX)、±1% (YX)
最適なアプリケーション
●状態監視
●予知保全
●アセット・トラッキング
●試験/計測
●HUMS(Health usage monitoring systems )
