硫化スズ粉末
最終更新日:2024/07/22
このページを印刷トップクラスの体積あたり容量、二次電池向け高容量負極材料
本硫化スズ粉末は、同社が開発した分散性に優れた硫化スズ分散液に対して導電助剤であるアセチレンブラックを添加し、均一混合させた粉末。95wt%硫化スズに対して5wt%アセチレンブラックを添加した硫化スズ粉末を例にあげると、本硫化スズ粉末の粒子径は流体力学的直径394.0nmとナノスケールの粒子になる。粒子径・添加剤の種類・添加量などの変更も検討が可能。一般的に、硫化スズの結晶構造はグラファイトのような層状構造であることから、2次元材料として、さまざまな電子デバイスへの応用が期待されている。とりわけ、リチウムイオン電池の負極材に硫化スズを使用した場合、硫化スズ負極は黒鉛負極に対して体積あたりで4.7倍、質量あたりで約2.1倍の理論容量を有しており、体積あたりの実放電容量においては、同社の硫化スズはシリコン系負極材に並ぶ高容量負極材となる。かつ、高速充放電性能に優れていることも報告されている。また、硫化スズを構成する元素は硫黄と錫であることから自然界に豊富に存在し、量産時のコストダウンが図れる。使用用途は、リチウムイオン電池に加え、全固体電池などの次世代二次電池、リチウムイオンキャパシタ、各種センサ、固体潤滑剤など。
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製品カタログ・資料
- 硫化スズ粉末
ファイル形式:pdf ファイルサイズ:1.51MB 一般的に、硫化スズの結晶構造はグラファイトのような層状構造であることから、2次元材料として、さまざまな電子デバイスへの応用が期待されています。とりわけ、リチウムイオン電池の負極材に硫化スズを使用した場合、硫化スズ負極は黒鉛負極に対して硫化スズの理論容量は体積あたりで黒鉛の4.7倍、質量あたりで黒鉛の2.1倍となり、体積あたりの実放電容量においては、当社の硫化スズはシリコン系負極材に並ぶ高容量負極材です。かつ、高速充放電性能に優れていることも報告されています。また、硫化スズを構成する元素は硫黄と錫であることから自然界に豊富に存在し、量産時のコストダウンが期待されます。 本硫化スズ粉末の使用用途はリチウムイオン電池に加え、全固体電池等の次世代二次電池、リチウムイオンキャパシタ、各種センサー、固体潤滑剤等への活用が想定されます。 本硫化スズ粉末は当社が開発した分散性に優れた硫化スズ分散液に対して導電助剤であるアセチレンブラックを添加し、均一混合させた粉末になります。95wt%硫化スズに対して5wt%アセチレンブラックを添加した硫化スズ粉末を例にあげると、本硫化スズ粉末の粒子径は流体力学的直径394.0nmとナノスケールの粒子になります。また、本硫化スズ粉末は粒子径・添加剤の種類・添加量等の変更も検討が可能です。 お気軽にお問合せ下さい。