表面処理技術 MWP(Micro Wet Peening)処理
最終更新日:2018/09/21
このページを印刷金属部品表面の摩擦・摩耗特性向上に最適
【MWP(Micro Wet Peening)処理】とは、球形の微細粒子を使用した湿式のショットピーニング工法。水と研磨材の混合液(スラリー)を圧縮エアを使って噴射し加工する「ウェットブラスト」(湿式ブラスト、液体ホーニング)技術のひとつで、微細粒子を圧縮エアで加速衝突させ、表面を改質させる工法である。精度の高いカバレッジのコントロールが可能で、水を媒体としているため研磨材の飛散がないうえ加工面の冷却効果が高く、表面の応力抜け(硬度低下)や、粒子の残差が発生しにくい。改質された表面は、硬化するとともにディンプル(くぼみ)が形成され、摩擦・摩耗特性が向上する。