高速データ収集をもっとシンプルに。ADQ3-USBデジタイザ・シリーズを発売
2025/10/24
テレダイン・ジャパン株式会社レクロイ
Teledyne SP Devicesは、高性能な新製品ADQ3-USBにより、12ビット・デジタイザADQ3シリーズのラインアップを拡充しました。
このADQ3-USBは、スペースの限られた環境においても高性能なデータ収集が行えるようにコンパクトな設計したうえ、ADQ3プラットフォームが備える全機能をスタンドアロンのUSB 3.2フォームファクタに集約しました、最大10 GSPS(Gigasamples-per-second)というサンプリングレートに加えて、ホストPCへも2 Gbyte/sで継続的なデータ転送が行えます。
■用途と市場のニーズに応えて
高速なデジタイザは、質量分析器や掃引式光干渉断層計、LiDAR、自動試験装置、分散型光ファイバセンシング・プラットフォームといった分析およびセンシングシステムの極めて重要な要素となっています。このような分野での高速データ収集に対する需要は、高解像度化や撮像の高速化、よりいっそう精細なリアルタイム解析を追求する大きなトレンドによって高まりを見せています。毎秒ギガバイトものデータが生成されるそうした用途には、効率的なリアルタイム処理と高速データ転送が求められるからです。とりわけノイズの影響を受けやすい環境でシグナル・インテグリティを保つために、検出器に近いシステム筐体内にコンパクトなデジタイザを配置する必要に迫られることが多くあります。
■コンパクトな設計と高い性能を両立
ファンレスの堅牢な筐体を備えたADQ3-USBは、標準的な19インチラックの1Uに2台を並列に設置可能です。このようにコンパクトな設計であるため、検出器の近くにデジタイザを配置でき、ケーブル長を最小限に抑えて信号の反射も低減できます。これは高速アプリケーションにおいて最適なアナログ性能を実現するうえで欠かせないポイントです。
さらに、リアルタイム信号処理のためのオンボードFPGA機能も備えており、USB 3.2を介して最大2 Gbyte/sの連続データストリーミングをサポートしています。そのため、最大20 Gbyte/sにも及ぶ大容量の生データであっても、効率的な圧縮・転送が可能であり、ボトルネックは生じません。またADQ3-USBならPCIeスロットが不要なため、ミニPCやノートPCへも素早く簡単に統合でき、モバイル環境や組込みシステム、OEMアプリケーションにも対応可能です。
■選べるファームウェアとFPGA
ADQ3-USBの際立った特長の一つは、特定の用途のニーズに合わせてカスタマイズしたファームウェアパッケージを複数サポートしていることです。たとえば以下のパッケージをご用意しています。
・WDAQ-標準的なデータ収集に
・FWATD-波形平均化に
・FWPD-パルス検出に
・DEVDAQ-カスタム仕様のFPGA開発に
オープンなFPGAアーキテクチャを採用していますので、ユーザーの皆様はそれぞれのアプリケーションに固有のアルゴリズムを同デジタイザに直接実装できます。そのため後処理の必要性が減り、リアルタイムな意思決定も可能になります。
■OEM向けの統合機能と多彩なモデル
Teledyne SP Devicesは、ADQ3-USBをOEMの統合用と位置付けており、ISO認証取得済みの生産工程とグローバルなサポート体制のもと、お客様に合わせてハードウェアとファームウェアを改良するエンジニアリング・サービスを提供しています。
このADQ3-USBには、ADQ30・ADQ32・ADQ33・ADQ35を含めたADQ3シリーズの幅広いデジタイザに対応したモデルがあります。その各モデルを通じてさまざまサンプリングレートと帯域幅、チャンネル構成をご提供します。たとえば、ADQ32-USBが2.5 GSPSのサンプリングレートと2.5 GHzの帯域幅を備える一方、ADQ35-USBは超高速アプリケーション向けに最大10 GSPSをサポートしています。
■最後に
ADQ3-USBデジタイザ・シリーズによって、高速データ収集技術はまた一歩大きく前進しました。そのコンパクトな設計やFPGA機能、柔軟な統合オプションは、研究室から生産現場、そしてフィールドまでどこにあるシステムでも、より高速で効率的なものとする開発をしっかりサポートします。
詳しくは当社Webサイトをご覧ください。
https://go.teledynelecroy.com/adq3-usb_mepax
このADQ3-USBは、スペースの限られた環境においても高性能なデータ収集が行えるようにコンパクトな設計したうえ、ADQ3プラットフォームが備える全機能をスタンドアロンのUSB 3.2フォームファクタに集約しました、最大10 GSPS(Gigasamples-per-second)というサンプリングレートに加えて、ホストPCへも2 Gbyte/sで継続的なデータ転送が行えます。
■用途と市場のニーズに応えて
高速なデジタイザは、質量分析器や掃引式光干渉断層計、LiDAR、自動試験装置、分散型光ファイバセンシング・プラットフォームといった分析およびセンシングシステムの極めて重要な要素となっています。このような分野での高速データ収集に対する需要は、高解像度化や撮像の高速化、よりいっそう精細なリアルタイム解析を追求する大きなトレンドによって高まりを見せています。毎秒ギガバイトものデータが生成されるそうした用途には、効率的なリアルタイム処理と高速データ転送が求められるからです。とりわけノイズの影響を受けやすい環境でシグナル・インテグリティを保つために、検出器に近いシステム筐体内にコンパクトなデジタイザを配置する必要に迫られることが多くあります。
■コンパクトな設計と高い性能を両立
ファンレスの堅牢な筐体を備えたADQ3-USBは、標準的な19インチラックの1Uに2台を並列に設置可能です。このようにコンパクトな設計であるため、検出器の近くにデジタイザを配置でき、ケーブル長を最小限に抑えて信号の反射も低減できます。これは高速アプリケーションにおいて最適なアナログ性能を実現するうえで欠かせないポイントです。
さらに、リアルタイム信号処理のためのオンボードFPGA機能も備えており、USB 3.2を介して最大2 Gbyte/sの連続データストリーミングをサポートしています。そのため、最大20 Gbyte/sにも及ぶ大容量の生データであっても、効率的な圧縮・転送が可能であり、ボトルネックは生じません。またADQ3-USBならPCIeスロットが不要なため、ミニPCやノートPCへも素早く簡単に統合でき、モバイル環境や組込みシステム、OEMアプリケーションにも対応可能です。
■選べるファームウェアとFPGA
ADQ3-USBの際立った特長の一つは、特定の用途のニーズに合わせてカスタマイズしたファームウェアパッケージを複数サポートしていることです。たとえば以下のパッケージをご用意しています。
・WDAQ-標準的なデータ収集に
・FWATD-波形平均化に
・FWPD-パルス検出に
・DEVDAQ-カスタム仕様のFPGA開発に
オープンなFPGAアーキテクチャを採用していますので、ユーザーの皆様はそれぞれのアプリケーションに固有のアルゴリズムを同デジタイザに直接実装できます。そのため後処理の必要性が減り、リアルタイムな意思決定も可能になります。
■OEM向けの統合機能と多彩なモデル
Teledyne SP Devicesは、ADQ3-USBをOEMの統合用と位置付けており、ISO認証取得済みの生産工程とグローバルなサポート体制のもと、お客様に合わせてハードウェアとファームウェアを改良するエンジニアリング・サービスを提供しています。
このADQ3-USBには、ADQ30・ADQ32・ADQ33・ADQ35を含めたADQ3シリーズの幅広いデジタイザに対応したモデルがあります。その各モデルを通じてさまざまサンプリングレートと帯域幅、チャンネル構成をご提供します。たとえば、ADQ32-USBが2.5 GSPSのサンプリングレートと2.5 GHzの帯域幅を備える一方、ADQ35-USBは超高速アプリケーション向けに最大10 GSPSをサポートしています。
■最後に
ADQ3-USBデジタイザ・シリーズによって、高速データ収集技術はまた一歩大きく前進しました。そのコンパクトな設計やFPGA機能、柔軟な統合オプションは、研究室から生産現場、そしてフィールドまでどこにあるシステムでも、より高速で効率的なものとする開発をしっかりサポートします。
詳しくは当社Webサイトをご覧ください。
https://go.teledynelecroy.com/adq3-usb_mepax

















