高い精細度を実現した2.7型カラー液晶ディスプレイモジュールを発売〜放送用ハイビジョンカメラのビューファインダに最適〜
2008/04/15
NLTテクノロジー(株)
NEC液晶テクノロジー(代表取締役社長:上野 敏彦、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、放送用および業務用ハイビジョンカメラのビューファインダ(注1)向けに、直視型カラー液晶ディスプレイモジュールの量産品としては世界最高(注2)となる413ppi(ピクセル/インチ)を実現する、低温ポリシリコンTFT(薄膜トランジスタ)カラー液晶ディスプレイモジュール「NL9654HL06-01J」を製品化し、本日より販売活動を開始します。
新製品は、対角6.8cm(2.7型)のコンパクトサイズながら、フルハイビジョン解像度(1920×1080ピクセル)と親和性の高いQHD(960×540ピクセル)の表示解像度に対応し、さらにNTSC比70%の広色度域と300cd/?の高輝度を両立しています。本製品を放送用・業務用ハイビジョンカメラのビューファインダに用いることで、放送用・業務用カメラの必須条件である「高精度なピントの調整・確認」を、より高精細な映像で行えるとともに、外部モニタを用意することなく、「被写体の色の確認」をビューファインダのみで行えるようになります。
新製品のサンプル価格は100,000円で、2008年7月下旬よりサンプル出荷を開始、今後1年間で1万台の出荷を見込んでいます。
新製品の主な特長は以下の通りです。
(1)世界最高精細度の実現
当社独自の高付加価値技術であるVIT技術を適用して、画面表示部と同一のガラス基板上に駆動回路などの周辺回路を形成することにより、ガラス基板周辺部の配線数、および外部回路との接続線数を大幅に削減。これにより、ガラス基板周辺部を肥大化することなく狭ピッチ化を可能にし、直視型カラー液晶ディスプレイの量産品としては世界最高となる413ppiの超高精細化を実現。
(2)ハイビジョンと親和性の高い画素構成
2.7型のコンパクトサイズでありながら、フルハイビジョン解像度(1,920×1,080ピクセル)と縦横比が同一で親和性の高いQHD(960×540ピクセル)の表示解像度に対応。高精度なピントの調整・確認ができることを求められるフルハイビジョン対応ビデオカメラのビューファインダ用途にも十分な解像度を実現。
(3)広い色再現領域
放送分野における標準規格のひとつ、EBU(European Broadcasting Union)規格の色再現領域にほぼ匹敵するNTSC比70%の広い色再現領域を確保。被写体が放送に適した色で撮影できているかどうかの確認にも対応。
放送用や業務用のビデオカメラでは、マニュアル操作による高精度なピント調整のために、高い画像分解能(解像度)を持つビューファインダが必要です。従来、これらのビューファインダは、高精細表示が可能な外付けの小型モノクロCRTが主流でしたが、近年はCRTの入手難などにより液晶ディスプレイへの移行が進みつつあります。しかしながら、これまでの小型液晶ディスプレイは解像度が不十分で、微細なピント合わせも困難であったため、より高解像度・高精細な液晶ディスプレイへのニーズが高まっていました。
また、同時に、被写体の色の確認のために、高い色再現性も求められています。
このたびの新製品は、超高精細と高い分解能、広い色再現性により、これらのニーズに応えるものです。
NEC液晶ディスプレイは今後も、放送・映像製作をはじめとするプロフェッショナル分野のニーズを満たす、高度な画像再現性を追求した製品の開発に取り組んでいきます。
なお、当社は本製品と同時に、小型・可搬型機器の表示デバイスに最適なTFTカラー液晶ディスプレイモジュール3機種の販売を開始します。新製品は、?クラス最高水準となる600cd/?の高輝度と鮮やかなカラー表示を両立する対角11cm(4.3型)、WQVGA(480×272ピクセル)表示対応の「NL4827HC19-05A」、?当社独自のVIT技術とSR−NLT技術の融合により228ppiの高精細表示に対応しながら高輝度と高反射率を両立する対角8.9cm(3.5型)、VGA(480×640ピクセル)表示対応の「NL4864HL11-02A」、および、?タッチパネルを標準装備しながら500cd/?の高輝度を実現する対角6.8cm(2.7型)、QVGA(320×240ピクセル)表示対応の「NL2432HC17-07B」です。
当社はこのたびの新製品4機種を、4月16日〜18日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Display 2008」、および5月18日〜23日にロサンゼルスコンベンションセンター(米国カリフォルニア州ロサンゼルス)で開催される「SID 2008」の「Exhibition(20日〜22日)」に出展します。
新製品は、対角6.8cm(2.7型)のコンパクトサイズながら、フルハイビジョン解像度(1920×1080ピクセル)と親和性の高いQHD(960×540ピクセル)の表示解像度に対応し、さらにNTSC比70%の広色度域と300cd/?の高輝度を両立しています。本製品を放送用・業務用ハイビジョンカメラのビューファインダに用いることで、放送用・業務用カメラの必須条件である「高精度なピントの調整・確認」を、より高精細な映像で行えるとともに、外部モニタを用意することなく、「被写体の色の確認」をビューファインダのみで行えるようになります。
新製品のサンプル価格は100,000円で、2008年7月下旬よりサンプル出荷を開始、今後1年間で1万台の出荷を見込んでいます。
新製品の主な特長は以下の通りです。
(1)世界最高精細度の実現
当社独自の高付加価値技術であるVIT技術を適用して、画面表示部と同一のガラス基板上に駆動回路などの周辺回路を形成することにより、ガラス基板周辺部の配線数、および外部回路との接続線数を大幅に削減。これにより、ガラス基板周辺部を肥大化することなく狭ピッチ化を可能にし、直視型カラー液晶ディスプレイの量産品としては世界最高となる413ppiの超高精細化を実現。
(2)ハイビジョンと親和性の高い画素構成
2.7型のコンパクトサイズでありながら、フルハイビジョン解像度(1,920×1,080ピクセル)と縦横比が同一で親和性の高いQHD(960×540ピクセル)の表示解像度に対応。高精度なピントの調整・確認ができることを求められるフルハイビジョン対応ビデオカメラのビューファインダ用途にも十分な解像度を実現。
(3)広い色再現領域
放送分野における標準規格のひとつ、EBU(European Broadcasting Union)規格の色再現領域にほぼ匹敵するNTSC比70%の広い色再現領域を確保。被写体が放送に適した色で撮影できているかどうかの確認にも対応。
放送用や業務用のビデオカメラでは、マニュアル操作による高精度なピント調整のために、高い画像分解能(解像度)を持つビューファインダが必要です。従来、これらのビューファインダは、高精細表示が可能な外付けの小型モノクロCRTが主流でしたが、近年はCRTの入手難などにより液晶ディスプレイへの移行が進みつつあります。しかしながら、これまでの小型液晶ディスプレイは解像度が不十分で、微細なピント合わせも困難であったため、より高解像度・高精細な液晶ディスプレイへのニーズが高まっていました。
また、同時に、被写体の色の確認のために、高い色再現性も求められています。
このたびの新製品は、超高精細と高い分解能、広い色再現性により、これらのニーズに応えるものです。
NEC液晶ディスプレイは今後も、放送・映像製作をはじめとするプロフェッショナル分野のニーズを満たす、高度な画像再現性を追求した製品の開発に取り組んでいきます。
なお、当社は本製品と同時に、小型・可搬型機器の表示デバイスに最適なTFTカラー液晶ディスプレイモジュール3機種の販売を開始します。新製品は、?クラス最高水準となる600cd/?の高輝度と鮮やかなカラー表示を両立する対角11cm(4.3型)、WQVGA(480×272ピクセル)表示対応の「NL4827HC19-05A」、?当社独自のVIT技術とSR−NLT技術の融合により228ppiの高精細表示に対応しながら高輝度と高反射率を両立する対角8.9cm(3.5型)、VGA(480×640ピクセル)表示対応の「NL4864HL11-02A」、および、?タッチパネルを標準装備しながら500cd/?の高輝度を実現する対角6.8cm(2.7型)、QVGA(320×240ピクセル)表示対応の「NL2432HC17-07B」です。
当社はこのたびの新製品4機種を、4月16日〜18日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Display 2008」、および5月18日〜23日にロサンゼルスコンベンションセンター(米国カリフォルニア州ロサンゼルス)で開催される「SID 2008」の「Exhibition(20日〜22日)」に出展します。
