世界的なパンデミックが終息を迎える中でも、医療電子化の分野では益々リモート・サービスの需要が高まっています。医療分野では、AIoT [AI(Artificial Intelligence)とIoT(Internet of Things)]による革新に力を注いでおり、Wincommでも「メディカル・カート・コンピュータ」等を通じて、患者のカルテ、動画やバイタルサイン情報等(体温、血圧、心拍数、呼吸数など)を迅速かつ正確に集中管理できることで専門的な診断にも貢献しております。
そのような中でWincommではこの度、医療向けタッチパネルPCシリーズでIntel® 第12世代Core-i5 CPU搭載で共に8bit Ture ColorのフルHD解像度の液晶パネルを搭載した21.5型「WMP-22P」と24型「WMP-24P」を同時リリース致しました。

本シリーズでは、高性能・低消費電力(15W)のAlder Lake Uシリーズ(Core-i5-1235U)のCPUを搭載しており、ファンレス機構も実現しました。更に電源、放熱、CPUをインテリジェント制御により最適な状態に保つ機能を有しているため、24時間、365日の安定した運用を実現できます。また、高解像度のWEBカメラも内蔵可能なため、リアルタイムな遠隔医療にも高い品質で対応可能となります。

最大25Wまで供給可能なPCI Express x4スロットも搭載可能なため、フルHD解像度のキャプチャー・カードやRFIDリーダー、スマートカード・リーダーなど、多彩なデバイスも追加可能となります。

プラスチック筐体は抗菌プラスチックを採用しており、前面のタッチパネル部はIP65対応の防塵・防滴性能を有し、背面は直下の水滴から保護するIPX1に適合した構造となっております。ストレージはM.2 PCIe Gen III SSDとドッキング・ドアから抜き差しも可能な2.5インチSATAHDD(SSD)の2種類を搭載可能な構造となっており、無線LANとBluetoothのモジュールも内蔵(含む内蔵アンテナ)可能です。
最新のHDMI映像入力ポートも標準装備されているため、別のパソコンや映像装置からHDMI映像入力を表示するモニターとしても利用可能であり、加えて色や明るさの調整も可能なOSD(On-Screen Display)機能も有しています。
21.5型「WMP-22P」と24型「WMP-24P」共に底部にLEDライトが2本搭載されておりますので、暗い場所での書類参照などで便利な機能となります。特殊なオプションとして、照度センサも追加可能なため、画面の輝度を自動で調整することが可能となりますし、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine) Part 14に適合したモジュールも追加可能です。(DICOMは定期的なキャリブレーションが必要となりますので、個別ご相談とはなります。)医用電気機器の国際規格「60601-1-2 第4版」や欧州規格のMDR最新版等の認証を受けておりますので、医療機器の一部として応用可能となります。