オートモーティブ対応、ヘッドライト・DRLライト用スイッチングLEDドライバIC
Integrated Silicon Solution、Inc.(ISSI)の一部門であるLumissil Microsystemsは本日、オートモーティブ向けエクステリアライト用LEDドライバICを発表し製品ポートフォリオをさらに拡大しました。IS32LT3959は、GNDを基準とする高電圧LEDストリングを駆動するためのシングルインダクタ、Constant-On Timeのマルチトポロジコントローラです。
このシングルチャンネルスイッチングLEDドライバICは、PWMエンジンと外部コントロールを統合し、リアコンビネーションランプ(RCL)、デイタイムランニングランプ(DRL)、およびヘッドライトのデュアルブライトネス機能を実現します。
IS32LT3959スイッチングLEDドライバICは、バッテリ消費抑えるため非常に少ない1.5uAのシャットダウン電流、最適なLED輝度制御のための精度3%の出力電流、独立したLED調光機能およびEMIを低減するためスペクトラム拡散をサポートするプログラム可能なPWMエンジンなど高度な機能をサポートします。その他の重要な機能として、プログラム可能なLEDショート検出(ストリング中の1個のLEDに対して)、調光がアナログまたはデジタルどちらでも可能、LED電流監視ピン、デバイスとLEDの温度監視、すべてのスイッチングトポロジに対するシングルインダクタ、熱的にゆとりのあるeTSSOP-28パッケージといったものがあげられます。電源電圧は4.5~55V、動作温度範囲は-40~+150°Cです。
「IS32LT3959は、次世代のオートモーティブ用エクステリアライト設計の要求を満たすよう開発設計されたAEC-Q100に準拠する最新のLEDドライバICです。」マーケティング担当副社長のVen Shanは述べています。「このドライバICは、最新の機能をコンパクトな28ピンパッケージに組み込んで、電力とスペースを節約します。同時に多くの統合機能により、システム全体のコストを削減します。」
統合PWMエンジンは、5~95%のデューティサイクル、最大2kHzで動作するように設定が可能です。このPWMエンジンは設定ピンにより制御でき、Enable状態ではLEDに流れる電流はPWMデューティサイクルにより制御され、Disableでは常に最大電流がLEDストリングに出力されます。これらの2つのLED電流の設定により、テールライトとブレーキライトのLEDを共有することができるため、費用効果の高いライティングシステムを実現することが出来ます。このデュアルブライトネス機能は、DRLにも適用が可能で、日中の輝度を高く、夜間の輝度レベルを低くすることにも使用することができます。
・製品ステータス、価格
IS32LT3959:$0.95/10K個購入時、量産中
AEC-Q100、PPAP 対応
