金型の寿命と製造効率を向上
【KD11MAX】は、金型の寿命と製造効率を向上させる冷間ダイス鋼。従来鋼のSKD11より硬い62HRCの高硬度を実現し、表面処理被膜との密着性を向上。被膜の剥離開始荷重は約1.8倍以上を達成。さらに炭化物の制御技術を駆使して、SKD11と同等の高い耐摩耗性を実現したうえ、粗大な炭化物を低減することで、高硬度を実現しながら靭性を約1.3倍に向上。疲労限も約1.4倍、高応力時の寿命も約5倍にそれぞれ向上。また、熱処理変寸量と方向性のバラツキを約50%低下させたことで、仕上げ工数の低減が図れる。