軟磁性材料用磁気特性測定装置「B-Hアナライザ SY-8219」を発売開始、生産用途に最適な1MHzモデルをラインアップ
2012/01/17
岩崎通信機(株)T&Mカンパニー
岩通計測株式会社(本社: 東京都杉並区、社長:齋藤 操、以下「岩通計測」)は、フェライト、アモルファスなどの、軟磁性材料の磁気特性を高確度に測定する、B-Hアナライザ SY-8219の販売を開始しますので、お知らせ申し上げます。
発売開始は1月18日から、出荷開始は2月1日を予定しています。価格は4,300,000円(税込み4,515,000円)で、向こう1年間に50台の販売を見込んでいます。
●発売の背景
弊社は2010年7月に上位機種の測定周波数10MHzモデル「B-Hアナライザ SY-8218」を発売しました。 しかし、近年の省エネルギー指向を背景に、ハイブリッド自動車や電気自動車のモータ、並びにトランスなどに使用する軟磁性材料の鉄損の低減が大きなテーマとなっており、より低価格のB-Hアナライザの登場が望まれていました。
SY-8219は、実用領域である測定周波数1MHzを確保しながら、SY-8218の高確度コアロス測定機能を継承し、生産ラインで導入しやすいリーズナブルな価格を実現しました。
※注:コアロス(鉄損)
コアロスは磁性材料そのもので失われる電気エネルギ−で、大きく分けると次の3つに分類されます。?ヒステリシス損 ?渦電流損 ?残留損 ?は周波数に比例し増加しますが、?は周波数の2乗に比例して増加します。近年、使用される周波数が高くなり?、?の低減が課題となっています。
●B-Hアナライザの概要
磁気特性は、磁束密度B([T]テスラという単位で表されます)をY軸に、磁界の強さH(A/mという単位で表されます)をX軸としたX-Y表示(これをB-H曲線と呼びます)による評価方法が一般的です。
B-H曲線を取得する方法として、直流的なものと、実際の動作状態に近い交流的な方法があります。
弊社は一貫して交流的な測定方法である、交流B-H カーブトレーサを指向して参りました。
これにより多くのユーザのご支持をいただいてきました。その結果、現在では、交流B-H カーブトレーサは「B-Hアナライザ」の名称として定着しています。
●B-Hアナライザ SY-8219の特長
(1)生産ラインに最適な1MHzモデルをラインアップ
生産ラインで、もっとも実用領域である測定周波数1MHzモデルを、導入しやすいリーズナブルな価格で実現しました。
(2)高確度コアロス測定を実現
値(あたい)付けした抵抗を校正基準に採用したことにより、ダストコアなどの、コアロスが極めて小さい材料も、高確度な測定が可能になりました。
(3)取得波形データ数を、当社比16倍にして確度を向上させました
取得波形データ数を、当社従来比の16倍の8192ポイント/周期にすることにより、保磁力、残留磁束密度等を、より高確度に測定することができるようになりました。
(4)実動作に近いパルス励磁を標準装備
正弦波励磁に加え、パルス励磁(最大1MHz、Duty 50%、対称)を標準装備しました。従来はオプションでした。
発売開始は1月18日から、出荷開始は2月1日を予定しています。価格は4,300,000円(税込み4,515,000円)で、向こう1年間に50台の販売を見込んでいます。
●発売の背景
弊社は2010年7月に上位機種の測定周波数10MHzモデル「B-Hアナライザ SY-8218」を発売しました。 しかし、近年の省エネルギー指向を背景に、ハイブリッド自動車や電気自動車のモータ、並びにトランスなどに使用する軟磁性材料の鉄損の低減が大きなテーマとなっており、より低価格のB-Hアナライザの登場が望まれていました。
SY-8219は、実用領域である測定周波数1MHzを確保しながら、SY-8218の高確度コアロス測定機能を継承し、生産ラインで導入しやすいリーズナブルな価格を実現しました。
※注:コアロス(鉄損)
コアロスは磁性材料そのもので失われる電気エネルギ−で、大きく分けると次の3つに分類されます。?ヒステリシス損 ?渦電流損 ?残留損 ?は周波数に比例し増加しますが、?は周波数の2乗に比例して増加します。近年、使用される周波数が高くなり?、?の低減が課題となっています。
●B-Hアナライザの概要
磁気特性は、磁束密度B([T]テスラという単位で表されます)をY軸に、磁界の強さH(A/mという単位で表されます)をX軸としたX-Y表示(これをB-H曲線と呼びます)による評価方法が一般的です。
B-H曲線を取得する方法として、直流的なものと、実際の動作状態に近い交流的な方法があります。
弊社は一貫して交流的な測定方法である、交流B-H カーブトレーサを指向して参りました。
これにより多くのユーザのご支持をいただいてきました。その結果、現在では、交流B-H カーブトレーサは「B-Hアナライザ」の名称として定着しています。
●B-Hアナライザ SY-8219の特長
(1)生産ラインに最適な1MHzモデルをラインアップ
生産ラインで、もっとも実用領域である測定周波数1MHzモデルを、導入しやすいリーズナブルな価格で実現しました。
(2)高確度コアロス測定を実現
値(あたい)付けした抵抗を校正基準に採用したことにより、ダストコアなどの、コアロスが極めて小さい材料も、高確度な測定が可能になりました。
(3)取得波形データ数を、当社比16倍にして確度を向上させました
取得波形データ数を、当社従来比の16倍の8192ポイント/周期にすることにより、保磁力、残留磁束密度等を、より高確度に測定することができるようになりました。
(4)実動作に近いパルス励磁を標準装備
正弦波励磁に加え、パルス励磁(最大1MHz、Duty 50%、対称)を標準装備しました。従来はオプションでした。
