恒温槽内の測定に対応したオシロスコープ用電圧プローブ「PHT312-RO」を発売
2016/01/16
岩崎通信機(株)T&Mカンパニー
■世界最高クラスの使用温度範囲 -55℃~+155℃、-55℃~+205℃の製品も近日発売
岩通計測株式会社(本社: 東京都杉並区、社長:近藤 雄司 以下"岩通計測")は、幅広い使用温度範囲を実現したオシロスコープ用 電圧プローブ、PHT312-RO(ドイツPMK社製)*1を発売いたしますので、お知らせ申し上げます。 PHT312-ROは従来、非常に困難だった高低温に設定された恒温槽内の電子回路へのプローブ接続を可能にしました。
高低温下で使用可能なプローブにより、環境試験における測定評価が大幅に改善されます。 また、自動車用電子デバイスなど、高低温下の環境で使用される機器の環境試験を、より正確に、かつ効率的に行うことが可能になりました。
【開発の背景と概要】
オシロスコープを使用した電子回路の波形観測は、プローブと呼ぶアクセサリを使用して行われます。プローブは高い入力インピーダンスを持つことにより、測定回路への影響を最小限にして測定信号を取り出すことができる、非常に重要な役割を担っているアクセサリです。
従来は使用範囲外の温度でプローブを使用する場面も多く、プローブ特性の温度変化などにより正確な測定を行うのが困難でした。また、耐熱性のリード線を用いて信号を恒温槽の外に引き出す方法や、設定温度に達した被測定回路を素早く恒温槽の外に出して測定しているのが現状でした。この方法では正確な温度特性の測定とはいえず、不安もありました。 しかし、性能を保ったまま低温から高温までカバーできるプローブは技術的に実現が困難で、市販されていませんでした。
今回発売されるPHT312-ROの高低温下での安定した性能によって被測定回路を直接かつ連続的に測定することが可能になり、測定の効率化とデータの信頼性向上に大きく寄与することが期待されます。
また、3月には耐熱特性を205ºCにアップしたPUHT312-ROも発売の予定です。本製品と併せて、さらなる測定環境の向上がはかられます。
自動車のエンジンルームやダッシュパネルなどは自己発熱と、太陽光による熱で炎天下では150ºCにもなります。 一方で、極寒地域はマイナス50ºCを下回ることもあります。これらの使用環境をテストする現場においては本製品を使用することによりすべての測定が一気通貫で行え、作業性が大幅に改善されます。
*1:岩通計測はPMK社の日本総代理店です。
【電圧プローブ PHT312-ROの特長】
(1)世界最高クラスの使用温度範囲
V高低温-55ºC~+155ºCの範囲で使用できます。
さらに、耐熱特性を205ºCにアップしたPUHT312-ROを近日発売予定で、いっそう用途の拡大が期待できます。
(2)自動車のエンジンルームやダッシュパネルの環境テストに無類の効果
自動車の信頼性向上のため、使用される、電子部品や電子デバイスなどを搭載したECU(Engine Control Unit)には高低温の環境テストが不可欠です。
本製品の使用温度範囲は想定される温度範囲を十分にクリアしています。
これらの性能を実現するために、高低温サイクルや膨張収縮の繰り返しによっても折れな いケーブルや特性が変化しない材料、電子部品など、多くの課題を解決しました。
(3)恒温槽内の測定に大きな貢献
恒温槽内の測定のように、高低温の温度サイクルが繰り返される測定に最適です。
本製品を使うことによる安定した性能の確保は測定の信頼性向上に大きく貢献します。
(4)幅広い用途
環境テスト、半導体、自動車、重工業など、過酷な試験を強いられるアプリケーションに対応します。
(5)恒温槽内で使用できるプリント回路基板プローブ実装支持台SKIDⓇ-PCBA Frame
恒温槽の中でプリント回路基板のデバッグやテストを行うとき便利なプローブ支持台です。
プローブと同等の温度範囲の使用が可能です。
通常の支持台では実現不可能な温度範囲をサポートします。
(6)特注対応可能なケーブル長
標準のケーブル長は2mですが、特注により長さが変更できます。 (特性、価格は別途になります)
離れた場所の測定に対応します。
【お問い合わせ先】
■ お客様
岩通計測株式会社 営業部
〒168-8511 東京都杉並区久我山1-7-41
電話: 03-5370-5474 FAX: 03-5370-5492
岩通計測株式会社 西日本営業所
〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-12-38
(ソリトンビル8F)
電話: 06-6330-5280 FAX: 06-6330-5287
■ メディア関連の方
岩通計測株式会社 営業推進部
〒168-8511 東京都杉並区久我山1-7-41
電話: 03-5370-5473 FAX: 03-5370-5492
岩通計測株式会社(本社: 東京都杉並区、社長:近藤 雄司 以下"岩通計測")は、幅広い使用温度範囲を実現したオシロスコープ用 電圧プローブ、PHT312-RO(ドイツPMK社製)*1を発売いたしますので、お知らせ申し上げます。 PHT312-ROは従来、非常に困難だった高低温に設定された恒温槽内の電子回路へのプローブ接続を可能にしました。
高低温下で使用可能なプローブにより、環境試験における測定評価が大幅に改善されます。 また、自動車用電子デバイスなど、高低温下の環境で使用される機器の環境試験を、より正確に、かつ効率的に行うことが可能になりました。
【開発の背景と概要】
オシロスコープを使用した電子回路の波形観測は、プローブと呼ぶアクセサリを使用して行われます。プローブは高い入力インピーダンスを持つことにより、測定回路への影響を最小限にして測定信号を取り出すことができる、非常に重要な役割を担っているアクセサリです。
従来は使用範囲外の温度でプローブを使用する場面も多く、プローブ特性の温度変化などにより正確な測定を行うのが困難でした。また、耐熱性のリード線を用いて信号を恒温槽の外に引き出す方法や、設定温度に達した被測定回路を素早く恒温槽の外に出して測定しているのが現状でした。この方法では正確な温度特性の測定とはいえず、不安もありました。 しかし、性能を保ったまま低温から高温までカバーできるプローブは技術的に実現が困難で、市販されていませんでした。
今回発売されるPHT312-ROの高低温下での安定した性能によって被測定回路を直接かつ連続的に測定することが可能になり、測定の効率化とデータの信頼性向上に大きく寄与することが期待されます。
また、3月には耐熱特性を205ºCにアップしたPUHT312-ROも発売の予定です。本製品と併せて、さらなる測定環境の向上がはかられます。
自動車のエンジンルームやダッシュパネルなどは自己発熱と、太陽光による熱で炎天下では150ºCにもなります。 一方で、極寒地域はマイナス50ºCを下回ることもあります。これらの使用環境をテストする現場においては本製品を使用することによりすべての測定が一気通貫で行え、作業性が大幅に改善されます。
*1:岩通計測はPMK社の日本総代理店です。
【電圧プローブ PHT312-ROの特長】
(1)世界最高クラスの使用温度範囲
V高低温-55ºC~+155ºCの範囲で使用できます。
さらに、耐熱特性を205ºCにアップしたPUHT312-ROを近日発売予定で、いっそう用途の拡大が期待できます。
(2)自動車のエンジンルームやダッシュパネルの環境テストに無類の効果
自動車の信頼性向上のため、使用される、電子部品や電子デバイスなどを搭載したECU(Engine Control Unit)には高低温の環境テストが不可欠です。
本製品の使用温度範囲は想定される温度範囲を十分にクリアしています。
これらの性能を実現するために、高低温サイクルや膨張収縮の繰り返しによっても折れな いケーブルや特性が変化しない材料、電子部品など、多くの課題を解決しました。
(3)恒温槽内の測定に大きな貢献
恒温槽内の測定のように、高低温の温度サイクルが繰り返される測定に最適です。
本製品を使うことによる安定した性能の確保は測定の信頼性向上に大きく貢献します。
(4)幅広い用途
環境テスト、半導体、自動車、重工業など、過酷な試験を強いられるアプリケーションに対応します。
(5)恒温槽内で使用できるプリント回路基板プローブ実装支持台SKIDⓇ-PCBA Frame
恒温槽の中でプリント回路基板のデバッグやテストを行うとき便利なプローブ支持台です。
プローブと同等の温度範囲の使用が可能です。
通常の支持台では実現不可能な温度範囲をサポートします。
(6)特注対応可能なケーブル長
標準のケーブル長は2mですが、特注により長さが変更できます。 (特性、価格は別途になります)
離れた場所の測定に対応します。
【お問い合わせ先】
■ お客様
岩通計測株式会社 営業部
〒168-8511 東京都杉並区久我山1-7-41
電話: 03-5370-5474 FAX: 03-5370-5492
岩通計測株式会社 西日本営業所
〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-12-38
(ソリトンビル8F)
電話: 06-6330-5280 FAX: 06-6330-5287
■ メディア関連の方
岩通計測株式会社 営業推進部
〒168-8511 東京都杉並区久我山1-7-41
電話: 03-5370-5473 FAX: 03-5370-5492
