システムオンモジュールのMP1ファミリに最新機種を追加し、医療、スマートエナジー、インダストリアル向けのIoTソリューションを拡大
Digi ConnectCore MP13は、STMicroelectronicsのSTM32MP133C MPUを搭載したコンパクト、ワイヤレスかつセキュアなシステムオンモジュールで、Wi-Fi 5およびBluetooth 5.2の認証取得済みの業界最小のSOMです。このソリューションは、医療、スマートエナジー、インダストリアル向けのアプリケーションのタイム・ツー・マーケットを短縮しつつ、製品開発のリスクと労力を削減したいメーカーに、費用対効果に優れた柔軟で信頼性の高いコネクティビティを提供します。
組込みセキュリティフレームワーク、Digi TrustFenceとDigi Embedded Yocto Linuxソフトウェアを備えた Digi ConnectCore MP13 SOM は、実装の障壁を排除し、独自のコンパクトな Digi SMTplus 表面実装フォームファクタ(29×29 mm)により、シンプルなアプリケーションと複雑なアプリケーションの両方に優れた設計柔軟性を提供します。医療機器、インダストリアル向けゲートウェイ、環境試験装置、再生可能エネルギーコントローラ、EV 充電ステーションに最適です。
「Digi ConnectCore MP1ファミリのSOMを拡張し、幅広いアプリケーションに適した既製品のワイヤレス対応ソリューションを提供するという当社の取り組みを継続できることを嬉しく思います。Digi ConnectCore MP13は、長寿命、拡張性、10年以上の製品ライフサイクルを想定して設計されており、メーカーがコネクテッド製品の開発と維持を成功させるためのハードウェア、ソフトウェア、サービスの完全なエコシステムに追加するのに最適です」と、Digiのシニアプロダクトマネージャであるアンドレアス・バーガントは述べています。
Digi ConnectCore MP1 SOMは、開発ツール、設計サポート、ワイヤレスコネクティビティオプション、ソフトウェア、セキュリティ機能など、包括的で統合されたソリューションを提供する点で他のSOMとは一線を画しています。これらのソリューションには、Digi ConnectCoreクラウドサービスやDigi ConnectCoreセキュリティサービスが含まれており、製品のライフサイクル全体における配備、デバイス管理、継続的なメンテナンスの効率化を支援します。
■Digi ConnectCore MP13の特長
・STM32MP13x、シングルCortex-A7 @ 650MHz
・電波法認証取得済みWi-Fi 5 802.11a/b/g/n/ac + Bluetooth 5.2 (DLE含む)オプション
・最大1GBのSLC NAND flash、最大1GBのDDR3
・独自の超低消費電力とウェイクアップ状態管理
・10/100/1000のデュアルイーサネットコネクティビティ
・検証済みの組込みLinuxソフトウェアプラットフォーム(Digi Embedded Yocto)
・Digi TrustFence組込みセキュリティ フレームワーク - すぐに使用できるセキュリティ機能
・既製の開発ボードと低価格のゲートウェイ用リファレンスデザイン
・業界をリードするハードウェア保証付きの工業用信頼性と動作温度
「Digi ConnectCore MP13の発売により、DigiはST Microelectronics STM32MP1マイクロプロセッサをサポートするピン互換性のあるSOMファミリができました。ConnectCore MP13は、スマートシティやエナジーアプリケーション向けの費用対効果の高いゲートウェイの迅速な開発に最適です。一方、ConnectCore MP15は、HMI要件のあるコネクテッドデバイスをサポートします。ConnectCore MP1 SOMファミリを使用することで、カスタマは両者の長所を活用できます」と、Digiのエンジニアリング担当シニアディレクタのダン・コビラーズは述べています。
詳細は、https://www.digi.com/products/embedded-systems/digi-connectcore/system-on-modules/digi-connectcore-mp1 をご覧ください。
