レニショーから独自の汎用ゲージシステムが登場
2011/03/04
レニショー株式会社
特許製品であるEquator計測システムは、仕入れコスト、メンテナンス費、治具コストを大幅に削減し、複数の部品に対し事前にプログラムが作成できるだけではなく、設計変更の際、プログラムを数分で修正することができます。Equatorは従来の専用計測装置に替わる画期的な新製品で、これまで一度も目を向けられなかったニッチ市場に取り組みます。これは単なる新しい計測システムというだけではなく、レニショーにとって初となるゲージ製品の登場を意味します。
特許となるユニークな構造・低コスト設計・独特のコンセプトにより、量産品の検査で高速な比較計測が可能となります。この製品は、さまざまな産業分野で業界をリードする多くの企業各社との協力により、現場環境における試験を元に開発が行われてきました。
Equatorは、自動車、航空宇宙、医療機器の各業界で計測装置を扱う方たちとの密接な協力により、彼らの生産機械を横に置きながら考案・開発されました。そして誕生したのが軽量・高速で繰返し精度の高い、オペレーターは「押しボタン」を使って簡単に操作するだけ、といったゲージシステムです。Equatorは数秒で部品を交換でき、フレキシブルな製造プロセスや複数の機械からの部品の受け取りに最適です。
速度と繰返し精度がさらに向上
拡張性と適応性に優れた「パラレル・キネマティック」方式をベースとする特許であるEquatorのユニークな構造は、高い剛性による優れた繰返し精度を実現するとともに、高速スキャニングと各要素間の高速移動を可能にします。
Equatorの据え付けはわずか数分、オペレーターは異なる部品の交換を数秒で行うことができます。業界標準となっているDMISプログラムを用いた部品の設計変更や新規部品の計測は、従来のカスタム計測装置で費やす時間の何分の一かで変更が可能です。
簡単な操作と容易なプログラミング
Equatorシステムには2つのレベルのソフトウェアがあります。プログラムができるバージョンは、DMISプログラムの作成が可能な生産エンジニア向けとなっています。これより低価格なバージョンは、そうしたプログラムの実行は可能でも、オペレーターが変更を加えることはできない現場用システムです。
両方のレベルのソフトウェアに、直感的に操作ができるMODUSオーガナイザが搭載されており、操作トレーニングはほとんど不要なほど簡易となっています。また、プログラム可能なシステムでは、エンジニアは包括的なMODUS Equatorプログラミングソフトウェアを使って、単純形状でも複雑形状でも、角柱形状でも自由曲面でも、どのような部品に関しても計測ルーチンを素早く作成することができます。 MODUS Equatorは、業界標準となっているコンパクトなレニショーのSP25スキャニングプローブを搭載しており、倣い測定・ポイント測定どちらでも簡単にプログラムできるのが特長です。 スキャニング測定により、多数の点数を取得することにより、どのようなワークでも形状分析をすることができます。
プログラム可能なシステムに付属するドングルを外して現場用システムに取り付ければ、その現場用システムでプログラミングが可能となるため、現場でプログラムを修正することもできます。
熱安定性
Equatorの革新的で高い繰返し精度を備えた計測技術は、基準となるマスター部品と生産部品を比較する従来の方法がベースになっています。マスターの再測定は生産部品の計測と同じくらいに迅速で、現場において環境温度が変化しても直ちに補正することができます。 Equatorは温度の変動が大きい工場内での使用が可能で、マスターを再度、測定するだけでシステムが「再リセット」され、マスター部品を基準とした繰返し精度の高い比較計測の準備が整います。
キャリブレーション済み三次元測定機に対するトレーサビリティ
マスター部品は、従来の計測装置のように高価なカスタム品である必要はありません。製造した部品を1ヶどれでも良いので抜き取り、三次元測定機(CMM)で計測し、CADや図面の設計値からのエラー量を測定します。三次元測定機のソフトウェアで測定した結果は、Equatorソフトウェアで直接使用できるように設定することができます。
事実上、三次元測定機(高精度を実現するために離れた場所にある温度制御された部屋に置かれることが多い)の絶対精度を現場に反映し、Equator計測に対するトレーサビリティを提供することができます。 キャリブレーションファイルをEquatorソフトウェアにロードすれば、Equatorシステムで行う計測が、CADまたは図面の設計値へ照合できるようになります。これは、SPCパッケージを使った正確なプロセスコントロールを可能にします。
Equatorコントローラ
Equatorコントローラは各Equatorシステムの価格に含まれており、Equator計測システムソフトウェアを実行する際に確実で堅牢な環境を提供するパワフルな専用制御装置です。工作機械の制御装置に相当する部分で、Equator固有のWindowsアプリケーションを実行する機能が含まれています。 Equator専用に設計されており、必要な電子基板とソフトウェアがすべて一つのパッケージに組み込まれています。ユーザーはDMIS計測プログラムを作成して実行し、計測設定を変更し、データやプログラムを転送できます。
Equatorを操作する際にPCを別に用意する必要はなく、お客様のコスト削減につながるほか、様々なタイプのPCアーキテクチャから生じる互換性の問題や予測できない性能上の問題が起こる可能性を取り除きます。
低コストの治具
専用計測装置と比べて、Equatorは治具コストを大幅に削減します。マスターとなる部品の計測位置から1ミリ以内に部品を置き、システムの繰返し精度に大きな影響を及ぼすことのない治具を使うことによって、また、部品の向きと部品自体の基準点を決めることによって、高価な精密治具は不要になります。
特許となるユニークな構造・低コスト設計・独特のコンセプトにより、量産品の検査で高速な比較計測が可能となります。この製品は、さまざまな産業分野で業界をリードする多くの企業各社との協力により、現場環境における試験を元に開発が行われてきました。
Equatorは、自動車、航空宇宙、医療機器の各業界で計測装置を扱う方たちとの密接な協力により、彼らの生産機械を横に置きながら考案・開発されました。そして誕生したのが軽量・高速で繰返し精度の高い、オペレーターは「押しボタン」を使って簡単に操作するだけ、といったゲージシステムです。Equatorは数秒で部品を交換でき、フレキシブルな製造プロセスや複数の機械からの部品の受け取りに最適です。
速度と繰返し精度がさらに向上
拡張性と適応性に優れた「パラレル・キネマティック」方式をベースとする特許であるEquatorのユニークな構造は、高い剛性による優れた繰返し精度を実現するとともに、高速スキャニングと各要素間の高速移動を可能にします。
Equatorの据え付けはわずか数分、オペレーターは異なる部品の交換を数秒で行うことができます。業界標準となっているDMISプログラムを用いた部品の設計変更や新規部品の計測は、従来のカスタム計測装置で費やす時間の何分の一かで変更が可能です。
簡単な操作と容易なプログラミング
Equatorシステムには2つのレベルのソフトウェアがあります。プログラムができるバージョンは、DMISプログラムの作成が可能な生産エンジニア向けとなっています。これより低価格なバージョンは、そうしたプログラムの実行は可能でも、オペレーターが変更を加えることはできない現場用システムです。
両方のレベルのソフトウェアに、直感的に操作ができるMODUSオーガナイザが搭載されており、操作トレーニングはほとんど不要なほど簡易となっています。また、プログラム可能なシステムでは、エンジニアは包括的なMODUS Equatorプログラミングソフトウェアを使って、単純形状でも複雑形状でも、角柱形状でも自由曲面でも、どのような部品に関しても計測ルーチンを素早く作成することができます。 MODUS Equatorは、業界標準となっているコンパクトなレニショーのSP25スキャニングプローブを搭載しており、倣い測定・ポイント測定どちらでも簡単にプログラムできるのが特長です。 スキャニング測定により、多数の点数を取得することにより、どのようなワークでも形状分析をすることができます。
プログラム可能なシステムに付属するドングルを外して現場用システムに取り付ければ、その現場用システムでプログラミングが可能となるため、現場でプログラムを修正することもできます。
熱安定性
Equatorの革新的で高い繰返し精度を備えた計測技術は、基準となるマスター部品と生産部品を比較する従来の方法がベースになっています。マスターの再測定は生産部品の計測と同じくらいに迅速で、現場において環境温度が変化しても直ちに補正することができます。 Equatorは温度の変動が大きい工場内での使用が可能で、マスターを再度、測定するだけでシステムが「再リセット」され、マスター部品を基準とした繰返し精度の高い比較計測の準備が整います。
キャリブレーション済み三次元測定機に対するトレーサビリティ
マスター部品は、従来の計測装置のように高価なカスタム品である必要はありません。製造した部品を1ヶどれでも良いので抜き取り、三次元測定機(CMM)で計測し、CADや図面の設計値からのエラー量を測定します。三次元測定機のソフトウェアで測定した結果は、Equatorソフトウェアで直接使用できるように設定することができます。
事実上、三次元測定機(高精度を実現するために離れた場所にある温度制御された部屋に置かれることが多い)の絶対精度を現場に反映し、Equator計測に対するトレーサビリティを提供することができます。 キャリブレーションファイルをEquatorソフトウェアにロードすれば、Equatorシステムで行う計測が、CADまたは図面の設計値へ照合できるようになります。これは、SPCパッケージを使った正確なプロセスコントロールを可能にします。
Equatorコントローラ
Equatorコントローラは各Equatorシステムの価格に含まれており、Equator計測システムソフトウェアを実行する際に確実で堅牢な環境を提供するパワフルな専用制御装置です。工作機械の制御装置に相当する部分で、Equator固有のWindowsアプリケーションを実行する機能が含まれています。 Equator専用に設計されており、必要な電子基板とソフトウェアがすべて一つのパッケージに組み込まれています。ユーザーはDMIS計測プログラムを作成して実行し、計測設定を変更し、データやプログラムを転送できます。
Equatorを操作する際にPCを別に用意する必要はなく、お客様のコスト削減につながるほか、様々なタイプのPCアーキテクチャから生じる互換性の問題や予測できない性能上の問題が起こる可能性を取り除きます。
低コストの治具
専用計測装置と比べて、Equatorは治具コストを大幅に削減します。マスターとなる部品の計測位置から1ミリ以内に部品を置き、システムの繰返し精度に大きな影響を及ぼすことのない治具を使うことによって、また、部品の向きと部品自体の基準点を決めることによって、高価な精密治具は不要になります。
