Mini-ITXシリーズに新しいAMD G-Seriesマザーボードを追加
組み込み向けコンピューターモジュール、SBC(シングルボードコンピューター)、EDM(組み込み設計・製造)サービスで業界をリードするテクノロジー企業であるcongatec AGは、工業グレードのMini-ITXマザーボードシリーズに2つの効率性に優れた低出力のconga-IGXを追加することを発表しました。この新しいバージョンは Gen 2 AMD組込み型G-Series SoCプロセッサーを基盤とし、高性能なSoC統合型AMD Radeonグラフィックスを備えています。
この新しい低出力マザーボードでは、TDPを5Wから最大15Wまで幅広く調整できます。パワフルなAMD Radeonグラフィックスには、最大2つの独立ディスプレイや最大4K(3840×2160画素)の解像度に対応するなどの長所があります。特に効率的な機能は設定可能なTDPであり、特定のアプリケーションに合わせて冷却、電源、総合システムコストを最適化できます。
congatecの他のMini-ITX マザーボードと同様に、柔軟なバッチサイズと長期間の耐用年数(conga-IGX Mini-ITX ボードの場合は7年)対応で産業用として設計されております。新しい Gen 2 AMD組み込みG-Series SoCプロセッサーボードは、高い信頼性確保のためにコンポーネントの選択からPCBレイアウト、I/O、IoT、ドライバーなどを自社でサポート対応し実現してます。
新しいMini-ITXマザーボードは主に、対費用効果が高く、低出力のデバイスでパワフルなグラフィックスを必要とするアプリケーションで主に利用されます。congatecは、小売、デジタルサイネージ、ゲーム、医用画像、視覚システム、工業オートメーションなどの幅広いコンピューティングセクターでのアプリケーションに新しいボードが対応すると考えています。
機能詳細
新しいGen 2 AMD組み込みG-Series SoCプロセッサーボードには、強力な2.2GHzデュアルコアバージョン(10/15W最大、設定可能TDP)と、多重処理に最適な4つの1.2GHzクアッドコアプラットフォーム(5/7W最大、設定可能TDP)が用意されています。統合型の次世代AMD Radeon R5E/R3E グラフィックスコアを備えたこの新しいボードは、DirectX11.1や OpenGL 4.2など、高性能な4Kグラフィックスにも対応します。DisplayPort 1.2、DVI、LVDSのいずれかを通して、最大2つのディスプレイを独立して操作できます。OpenCL™ 1.2にも対応しており、GPUはCPUよりも速く、効率的に計算処理の多い並列作業を処理できます。
ボードの拡張オプションには、PCIe Gen 2.0×4、Mini PCIe×1、USB 3.0×2、USB 2.0×6があります。ネットワーク接続はGigabit Ethernetを2ポート、USBスティック経由で容易にWLAN接続可能でコストをかけずに簡単に利用できます。マウスやキーボードのために2つのシリアルポートと PS/2ポート、ステレオ入出力も備えておりconga-IGXボードはIoT向けの産業用グレードのボードであります。
