フォグコンピューティング市場向けソリューションプラットフォームを拡張・フォグのエッジにおける組込みを強化
エッジ機器や基幹ネットワークアプリケーション向けのフォグでは、標準的なリアルタイム処理、通信および制御に加え、人工知能(AI)や仮想現実(VR)、拡張現実(AR)用ソリューションが実行されることがあります。製薬会社や医療機関では、COVID-19のパンデミックに効果的に対処するため研究開発を可及的速やかに強化して最適化する必要があり、需要が急速に拡大しています。VR/ARは、遠隔支援ができる価値の高いソリューションとして、不要な移動を回避したり、eラーニングを容易にしたりすることから、学校や大学の閉鎖に伴い需要が急増することも考えられます。コンガテックはこうしたニーズにいちはやく対応できるよう、COM Express Type 7のソリューションと最新の標準規格であるCOM-HPCを用いたプラットフォーム製品を提供します。これらは、リアルタイムハイパーバイザ技術による完璧なパフォーマンスバランスを実現し、プロセッサモジュールを変更するだけでフォグ新世代のパフォーマンスを拡張し、総所有コストを大幅に削減できます。
コンガテックの最高経営責任者(CEO)であるジェイソン・カールソン(Jason Carlson)は次のように述べています。「リアルタイムのエッジコンピューティングにおける課題は、フォグサービスとエッジデバイスの両方に最適な設定を見つけ、TSN(time sensitive networking)を通じて双方を接続できるようにすることの難しさです。エッジでは大量のタスク管理を必要とし、OEMメーカーやエンドユーザはそれぞれに異なる組み合わせでコンピューティング能力を必要としています。コンガテックは、モジュールによってこうしたニーズにハードウェアとソフトウェアの両面から応え、単一のソースで様々な用途に最適化された各種アプリケーションに対応するプラットフォームを提供します」
コンピュータ・オン・モジュールにおける世界的なリーダーであるコンガテックは長年、ハードウェアレベルのモジュール方式によって圧倒的な性能と機能を提供してきました。リアルタイム仮想マシン用の独自のハイパーバイザーソフトウェアは、ソフトウェアレベルでフォグサーバ プラットフォームをまとめ上げ、これを利用する開発者が、顧客に最適で頑強なフォグをすばやく構築する基盤を構築します。コンガテックは今後、製品やサービスをさらに拡張し、ビジョンやAI、VR、AR、ビッグデータ分析をはじめとするソリューションパートナーとの連携を進めていきます。こうした連携にはさらに、フォグサーバの仮想マシン構成に搭載するエッジコンピューティング専用のサービスも含まれ、IoTゲートウェイや脆弱性や攻撃、異常検知のためのIoTゲートウェイやセキュリティ機能、あるいは高度なセキュリティを要するアプリケーションに用いられるFIPS 140-2レベル3やBSIコモンクライテリアEAL5規格などの高度な認定暗号機能を提供します。
