congatecはETXモジュールおよび XTXモジュールのライフサイクルを延ばします
Tokyo,Japan,14 April 2016 * * * 組み込みコンピュータモジュール、シングルボードコンピュータ(SBC)、および、組み込み設計と製造(EDM)サービスの大手テクノロジー企業 congatec AGは AMDプロセッサーベースのETXコンピュータモジュールおよびXTXコンピュータモジュールのライフサイクルを延長しました。conga-ELX、conga-ELXeco、および、conga-XLXモジュールは2005年ならびに2007年に AMD Geode™ LX 800 500MHzプロセッサーを搭載して発売されていますが、これらのモジュールに少なくとも2019年末まで対応いたします。モジュールの入手時期を通常の7年から12~14年に延ばすことで、組み込み x86プロセッサー技術の入手期間は実質的に2倍となりました。
モジュールを入手できる期間がさらに 4年間延びたことで、OEMは、およそ10年前に開発されて市場に導入されたPCIおよびISAバスベースの個別の設計への投資からのリターンを享受することができます。ETX規格が標準化されたため、生産が中止されたモジュール向けのレトロ設計も可能となり、その他の製造元のプロセッサーモジュールを使用できます。このような場合、congatecはパーソナル統合サポートを提供し、OEM向けのデザイン・インを可能な限り簡略化します。典型的なレトロ設計は、主に産業用制御用途、ならびに、シリアルポートおよび/またはISAバスなどのレガシーインターフェース経由で接続されていたフィールドバスを使用するHMIおよびシンクライアントに見られます。
「OEMはその設計をできるだけ長期に渡って使用したいと考えています。しかしながら、コンポーネントとプロセッサーの生産が中止されると、再設計を余儀なくされます。私たちはこのサイクルを修正したいと考えました。そして、AMD Geode LX 800プロセッサーベースのETXモジュールおよびXTXモジュールを大変長期的に入手できるようにすることは、このプロセスにとって大変重要なマイルストーンだったのです」。congatec AG.の製品管理担当ダイレクターであるマルティン・ダンツァー(Martin Danzer)はこう語ります。「また、これは、AMDおよびcongatec、さらには、産業グレードの省電力0.9ワット x86プロセッサーが搭載された制御システムを開発したお客様など、当社のお客様にとっては、成功が約束された製品政策の証でもあるのです。」
「2005年にAMDがAMDGeode LX 800プロセッサーを発売したときには、x86ベースの32-bit アプリケーション向けのワット当たり最高の性能を提供するプロセッサーとして設計されました。さらに、当時、多くのアプリケーションは鉛フリー設計に変わりました。これによって、多くのデザイン・ウィンが生まれ、このプラットフォームを長期的に入手できるようになったのです。」と話すのはAMD Enterprise Solutionsの製品管理およびマーケティング担当ダイレクターであるコリン・クレトン(Colin Cureton)です。
AMD Geode LX 800プロセッサーベースのETXおよびXTXコンピュータモジュールに2019年まで長期的に対応することは、オープン標準コンピュータ・オン・モジュール向けのx86プロセッサーの歴史における空前の記録と言えるでしょう。そして、モジュールの互換性は維持されます。congatecは毎年 20000台を超えるAMD Geode LX 800プロセッサーが搭載されたコンピュータモジュールを組み込み市場向けに出荷しています。
congatecのAMD Geode LX 800プロセッサーベースのETXコンピュータモジュールに関する詳細情報については、次のウェブサイトをご覧ください。 http://www.congatec.com/en/products/etx.html
